社会的、文化的、商業的、経済的活動の世界化または世界規模化。経済的観点から、地球規模で市場経済化が進んでいく現象。20世紀後半、社会主義計画経済に勝利を収めた資本主義自由経済、特にその中核であったアメリカが、世界経済の一極化、単一化を計って推し進めている政策であるため「アメリカにゼーション」とも呼ばれる。
[翻訳]
...のが「グローバリゼーション」とひとくくりにされる複合的な現象である。グローバリゼーションの過... ...terdam※本論文はSupermodernism: Architecture in the Age of Globalization, NAi Publishers, 1997. 所収の章”Supermodernism” を縮...
『10+1』 No.19 (都市/建築クロニクル 1990-2000) | pp.181-191
[インタヴュー]
...えないか、目下妄想しているのです。 グローバリゼーションにおける“島”と身体性 柄沢──『10+1... ...7で磯崎さんは今のハイパーシティ状況やグローバリゼーションの状況はまだ従来の都市論が描ききれて...
『10+1』 No.48 (アルゴリズム的思考と建築) | pp.72-81
[批評]
...」★六。けれどもラトワックの熱狂も、グローバリゼーションの宣伝屋、たとえば大前研一のように、... ...76; Stephen Gill, "Globalization, Democratization, and the Politics of Indifference," in J. Mittelman, ed., Globalization: Critical Reflecti...
『10+1』 No.13 (メディア都市の地政学) | pp.200-212
[インタヴュー]
...させたとは言えるんじゃないですか。 グローバリゼーションとリージョナリズム 日埜──もうひとつ... ...『建築における「日本的なもの」』で「グローバリゼーション状態のなかに沈殿物が発生し、これが〈...
『10+1』 No.42 (グラウンディング──地図を描く身体) | pp.147-157
[建築を拓くメディア]
...、〈世界と経済〉の系。ここからは、「グローバリゼーション」と「マルチチュード」という言葉が見... ...ーロマンサー』〈世界と経済〉の系──グローバリゼーション、マルチチュード メディア・テクノロジ...
『10+1』 No.38 (建築と書物──読むこと、書くこと、つくること) | pp.106-110
[批評]
...徴していくことが、現代の経済と文化のグローバリゼーション進行の過程で消滅していく「リアルな」... ...ン『新たな中心性──テレマティックとグローバリゼーションの帰結』★七)には、ローカルで地方的...
『10+1』 No.17 (バウハウス 1919-1999) | pp.81-89
[対談]
...グローバリゼーションと呼ばれる状況です。これはひとつのアメリカ化ですが、グローバリゼーション... ...以上の力をもたない。ジェイムソンが「グローバリゼーションと建築」(『The Domestic and the Foreign in Archit...
『10+1』 No.50 (Tokyo Metabolism 2010/50 Years After 1960) | pp.217-227
[Urban Tribal Studies 1]
...は比較的一般的なものであり、それは「グローバリゼーションの時代と社会は同時に部族化(tribalization... ...に述べたトライブの第二の用法、つまりグローバリゼーションの単なる裏面ではない次元を見ているこ...
『10+1』 No.13 (メディア都市の地政学) | pp.225-234
[座談会]
...ます。もっと大きな社会状況としては、グローバリゼーション/ローカリゼーションという問題がある... ...れば、グローバリゼーションを時間と空間の縮減として捉えていく視座は、グローバリゼーションに対...
『10+1』 No.11 (新しい地理学) | pp.64-84
[インタヴュー]
...要因となっているのはお金の流動化──グローバリゼーション、脱領域化──が徹底して、それと表参... ...界全体にとっても表参道は非常に面白いグローバリゼーションのテキストブックとして出現したのでは...
『10+1』 No.43 (都市景観スタディ──いまなにが問題なのか?) | pp.82-93
[プロジェクト・スタディ]
...国への敵意、もしくはそこを中心としたグローバリゼーションに対するカウンターであると説明されて... ...現代社会においては、経済市場の拡張(グローバリゼーション)と行政機構の自己肥大が誘発されるこ...
『10+1』 No.25 (都市の境界/建築の境界) | pp.73-89
[批評]
...すことはできない。このような今日の「グローバリゼーション」のもっとも明確なシンボルは、都市や... ...uction' in Mike Featherstone(ed.), Global Culture. Nationalism, Globalization and Modernity, London, Newbury Park & New Dehli, Sage, 1990. ...
『10+1』 No.11 (新しい地理学) | pp.105-120
[現代建築思潮]
...よるグローバリゼーション化した背景を受けて、西洋中心という単に一様なグローバリゼーションでは... ...なく、漢字というモデルを通じて別のグローバリゼーションの可能性を志向している。 [佐々木一晋]...
『10+1』 No.36 (万博の遠近法) | pp.47-54
[Urban Tribal Studies 11]
...とを単なる感想や印象としてではなく、グローバリゼーションやポスト植民地的状況を勘案しつつ、理... ...提起は、だからこそポスト植民地状況とグローバリゼーションの「現在」の批判と、そうした現状への...
『10+1』 No.24 (フィールドワーク/歩行と視線) | pp.214-224
[集中連載 2]
...士翁「総力戦からグローバリゼーションへ」(伊予谷登士翁編『グローバリゼーション』[作品社、二... ...制からグローバリゼーションへ」(山之内+酒井直樹編『総力戦体制からグローバリゼーションへ グ...
『10+1』 No.39 (生きられる東京 都市の経験、都市の時間) | pp.194-207
[批評]
...中させてきたのである。 ● 技術革命、グローバリゼーション、情報の経済、という三つのプロセス★... ...いは五つの基本的なプロセス★三。 ● グローバリゼーションとグローバル/ローカルの二重性★四。 ...
『10+1』 No.13 (メディア都市の地政学) | pp.185-199
[都市表象分析 6]
...─アンドレ・ブルトン『ナジャ』より3 グローバリゼーションというブラック・ボックス ベンヤミンに... ...、その基調は土星の星のもとにある。 「グローバリゼーション」はこの寓意家が造った観念の箱に与え...
『10+1』 No.24 (フィールドワーク/歩行と視線) | pp.2-10
[資料]
...スの出現を説く彼の言説からは、現在のグローバリゼーション化した世界に対する鋭い先見性を感じる... ...S] MVRDV, META CITY/DATA TOWN, 010 Publishers, 1999 グローバリゼーション&アーバニゼーション 都市化や居住の...
『10+1』 No.31 (コンパクトシティ・スタディ) | pp.165-168
[Urban Tribal Studies 16]
...者は、むしろザグレブでも主流である。グローバリゼーションは独立と内戦まもないこの国でも強力に... ...てきた概念を使っている。グローバリゼーションは反グローバリゼーションに出会わざるをえないし、...
『10+1』 No.29 (新・東京の地誌学 都市を発見するために) | pp.225-234
[グローバリズム 1]
...二郎が、グローバリゼーションは一様ではなく、西洋中心ではない別のグローバリゼーションもありう... ...六、所収)。 ★四──伊予谷登士翁編『グローバリゼーション』(作品社、二〇〇二)など。 ★五──...
『10+1』 No.31 (コンパクトシティ・スタディ) | pp.209-216
[都市環境の文化政治学 1]
...むというのも、なかなか楽しい経験だ。グローバリゼーションの世界のなかで、人はこれまでにないく... ...隣環境を通して自己を磨き上げていく。グローバリゼーションの世界のなかでも、それは根元的な事実...
『10+1』 No.26 (都市集住スタディ) | pp.22-24
[現代建築思潮]
...るといった現象があります。このようなグローバリゼーション/スターアーキテクト・ネットワーク/... ...ンドが建築に目を向けていますから、「グローバリゼーションとブランディング」、「建築と表象」と...
『10+1』 No.40 (神経系都市論 身体・都市・クライシス) | pp.27-44
[論考]
...を検討することは、加速度的に進行するグローバリゼーションのもとでの国家の枠組みを凌駕する市場... ...である。結果的にそ のモデルの変化は、グローバリゼーションの進展と同時にローカリゼーションの促...
『10+1』 No.26 (都市集住スタディ) | pp.153-157
[論考]
...ても、それは一般に「グロ─バリゼ─ション(globalization)」の問題として設定されている。グロ─バリ... ...九三年、福武書店)。 ★九──Roland Robertson, "Globalization, Social Theory and Global Culture", SAGE, 1994. ★一○─...
『10+1』 No.04 (ダブルバインド・シティ──コミュニティを超えて ) | pp.33-51
[1990年代以降の建築・都市 3]
...よれば、情報技術の爆発的な進化を伴うグローバリゼーションは、「歴史の終焉」よりも「空間の終焉... ...意図せざる共犯関係を指摘する。まず、グローバリゼーションの時代において資本は顔の見えない存在...
『10+1』 No.27 (建築的/アート的) | pp.142-153
[グローバリズム 3]
...士翁「総力戦からグローバリゼーションへ」(伊予谷登士翁編『グローバリゼーション』作品社、二〇...
『10+1』 No.33 (建築と情報の新しいかたち コミュニティウェア) | pp.225-236
[インタヴュー]
ル・コルビュジエとミース・ファン・デル・ローエ受容をめぐって 磯崎新──いわゆるモダニズムの受容過程が日本の現代建築の始まりとしていま注目されているように見えま...ていったそれぞれの国のモダニズムを、グローバリゼーションがいきわたって全世界が均質化された今...
『10+1』 No.46 (特集=宇宙建築、あるいはArchitectural Limits──極地建築を考える) | pp.172-181
[インタヴュー]
...、いまはそのすべてが同時性──それがグローバリゼーションと言うのかもしれませんが──として存... ...を通した建築と哲学・思想との対話や、グローバリゼーションのゆくえ、あるいは今後注目すべき建築...
『10+1』 No.19 (都市/建築クロニクル 1990-2000) | pp.54-67
[論考]
...ア・サッセンは、九〇年代の社会の核はグローバリゼーションだと主張する★一〇。九〇年代OMA/コー... ...D 7,1996. ★一〇──サスキア・サッセン『グローバリゼーションの時代──国家主権のゆくえ』(伊豫谷...
『10+1』 No.19 (都市/建築クロニクル 1990-2000) | pp.165-172
[ブック・レヴュー]
「コーラ」とは、プラトンの宇宙創世論『ティマイオス』の用語で、場所のこと、それもたんなる空虚な場ではなく、そのなかに何かがあったり、誰かが割り当てられて住んでい...技術やバイオテクノロジーに支えられたグローバリゼーションの結果として外在的に語ることもできな...
『10+1』 No.35 (建築の技法──19の建築的冒険) | pp.44-46
[ポピュラー文化としての都市空間 4]
(六本木ヒルズは)スケボーのためにあるようなもんだよ。 祖師谷パークの地元スケーター(ローカル) スケボーをもって外にでれば、そこから広がっていくのは今まで気...ケートボーディング・建築そして街』 グローバリゼーションが進むなか、サービス業とりわけFIRe(Finan...
『10+1』 No.35 (建築の技法──19の建築的冒険) | pp.32-34
[インタヴュー]
「アーキラボ」について 今村創平──マリ=アンジュさんは「アーキラボ」展に関連して多くのインタヴューを受けられ、すでに質問されることにはうんざりされていることと...はありましたが、都市をテーマとして「グローバリゼーション」その他のことを話し合いました。 今村...
『10+1』 No.38 (建築と書物──読むこと、書くこと、つくること) | pp.150-158
[スキマ学会通信 1]
私の家の窓から右隣の家の窓が見える。窓は微妙に半分くらいずれて、右に開けたときは壁が見え、左に開けたときは窓が見える。窓と窓の距離は手をさしのべて隣の窓を開け挨...ている要因として、近代化という思考のグローバリゼーションが介在していることも指摘したい点です...
『10+1』 No.22 (建築2001──40のナビゲーション) | pp.52-53
[脱芸術/脱資本主義をめぐるノート 7]
今年の一月、初めてキューバに行った。なぜ、キューバなどに行ったのか。 四年前、フランスのグルノーブルで、文化省主催の、フランスの文化政策を学ぶ(学ばせられる?)...ます深めている。しかも、経済と情報のグローバリゼーションの猛威に、キューバと言えど抗しきれず...
『10+1』 No.24 (フィールドワーク/歩行と視線) | pp.31-32
[Urban Tribal Studies 12]
前回、ザグレブの二つのトライブの諍いに巻き込まれた逸話をあげた。同じサイケデリック・トランスのトライブでも、アナキストやパンクスに近いトライブ(Zito Tri...助を受けていた。DiYや社会運動は資本やグローバリゼーションの余白にあるのではなく、むしろその核...
『10+1』 No.25 (都市の境界/建築の境界) | pp.205-214
[ラディカリズム以降の建築1960s-1990s 8]
白と灰の融合 一九八九年は東西の冷戦構造が崩壊し、日本では昭和が終わり、時代の変革を象徴づけた年になった。二〇世紀のシステムが終わった年とみることもできよう。こ...諸国を含む全世界で一万四千店を数え、グローバリゼーションの代名詞となった。一九九二年には北京...
『10+1』 No.20 (言説としての日本近代建築) | pp.200-212
[情報空間の地理学 8]
つい先日、「明治初期の知識人の言説における人種の問題」に関する論文を書き英国の大学で博士号を取得した友人が、ニュージーランドの大学に就職することが決まった。彼女はインターネットを通じて公募を知り、メールで願書と既発表の論文を送付し、電話でインタビューを受け(大学側の電話は複数の人間が同時に参加できるような仕組みだったら...
『10+1』 No.12 (東京新論) | pp.39-41
[連載 7]
16 一致することと相違すること 前回では「アテネ憲章」がCIAMの内部での総決算などではなく、ル・コルビュジエ個人のヴィジョンとしての側面が強かったことを見、...であり、「ジェネリックなものとしてのグローバリゼーションの時代に世界が描写された都市計画のシ...
『10+1』 No.44 (藤森照信 方法としての歩く、見る、語る。) | pp.177-190
[オルタナティヴ・スペース 1]
空間論や都市論の専門家でもない自分にとっての「alternative space」なるものは、〈理論的〉な思考対象というよりはむしろ「居場所」ないし「遊び場」あ...氏が本誌で現在展開中であるところの「グローバリゼーションとトライバリゼーションの往還」の先に...
『10+1』 No.14 (現代建築批評の方法──身体/ジェンダー/建築) | pp.33-34
[ラディカリズム以降の建築1960s-1990s 6]
野蛮ギャルドの住宅 それは大地に「映える」のではなく、大地から「生える」建築だった。数年前、建築史家の藤森照信氏が設計した《神長官守矢史料館》を見に行ったとき、...ら地域主義が可能となるのか? 経済のグローバリゼーションによる「国家領土の脱国家化」(サスキ...
『10+1』 No.18 (住宅建築スタディ──住むことと建てることの現在) | pp.205-216
[レヴュー]
磯崎新の実現されなかったプロジェクトばかりを集めた「アンビルト/反建築史」展が開かれ★一、それに合わせて『UNBUILT/反建築史』(TOTO出版)という二分冊...九九七年のドクメンタXで発表されたが、グローバリゼーションの理論的分析に重点を置いたこのドクメ...
『10+1』 No.23 (建築写真) | pp.32-35
[新・都市の下層民 7]
0 日本とアジアの都市との最大の違いは、働く人間が都市の内部にどう組み込まれているかということにかかっているような気がする。例えば、台湾の都市を歩いてみる。公園...。さらにヴェールホフによれば、経済のグローバリゼーションは、今まで賃労働者であったものを「主...
『10+1』 No.20 (言説としての日本近代建築) | pp.34-35
[東アジア建築世界の二〇〇年 1]
〈一 アジア近代建築をネットワークする〉 一─一 二〇世紀末、アジアを巡る 二〇世紀最後の年の二〇〇〇年、ぼくはあいかわらず、アジアを中心にあちこちをとびまわっ...展は急激な勢いで進んでいる。独自性とグローバリゼーションとの葛藤とをいかに捌くかが、いまの課...
『10+1』 No.22 (建築2001──40のナビゲーション) | pp.189-200
[都市表象分析 14]
1 都市の雛型 アントニオ・ネグリ/マイケル・ハートは、二〇世紀末に現われたグローバルな主権形態を〈帝国〉と定義している(『〈帝国〉』)。〈帝国〉は空間的にも時...な〈しま〉が世界中に無数に発生する。グローバリゼーション状態のなかに沈殿物が発生し、これが〈...
『10+1』 No.32 (80年代建築/可能性としてのポストモダン) | pp.2-11
[現代建築思潮]
山の手/下町/サード・ドメイン | 日埜直彦 クーベルタン男爵のコスモポリタニズムに始まったオリンピックが、反転してベルリン・オリンピックに象徴されるネーション...を競う「民族の祭典」となり、しだいにグローバリゼーションのなかで競い合う都市の再開発プロジェ...
『10+1』 No.46 (特集=宇宙建築、あるいはArchitectural Limits──極地建築を考える) | pp.48-56
[音響場試論 3]
録音技術の普及 都市を音の響く場として捉え、さまざまな界隈で響く音の空間的な分布を、社会学的、経済学的、あるいはメディア論的な視点から分析し、パリを定点観測の軸として、都市や文化生産(消費)への理解の新たなとっかかりを見出そうというのがこのコラムの狙いであった。初回では音を囲い込み、より精度よく聴き手に向けて送り出す技...
『10+1』 No.46 (特集=宇宙建築、あるいはArchitectural Limits──極地建築を考える) | pp.38-39
[図版構成4]
二〇世紀は発展と膨張の時代でした。一九世紀末に産業革命の技術的成果が出そろい、その果実が一般大衆にも分かち与えられ、人口が増え、生活水準も向上し、市民社会の理念...としています。情報革命も、政治経済のグローバリゼーションも、環境問題も、超高齢化と少子化のい...
『10+1』 No.46 (特集=宇宙建築、あるいはArchitectural Limits──極地建築を考える) | pp.168-171
[フィールドワーク]
「LINK TOKYO MADRID」(以下LINK)は都市公共空間とそこに展開される生活様式に関する共同研究を目的として、東京とマドリッド(スペイン)の複数の...と観察の「LINK」 久野紀光 国際標準化(グローバリゼーション)の加速にともない、都市空間に国内外...
『10+1』 No.44 (藤森照信 方法としての歩く、見る、語る。) | pp.161-168
[翻訳]
MVRDVの仕事はどんな建築家や理論家よりも、民主主義的であると同時に「製作可能(makeable)」であるという西ヨーロッパの社会の伝統に深く根づいている★一...に思われる。実際、個人主義化の傾向はグローバリゼーションの裏面だと言える。それは、伝統的な国...
『10+1』 No.48 (アルゴリズム的思考と建築) | pp.136-148
[『日本の民家』再訪 4]
「郊外町の生成の模型図」 『日本の民家』の前半の、いわば理論編のなかに、「郊外町の生成」と題された、都市化のプロセスが民家に及ぼす影響を論じた章がある。ここに、...うである。「アーバニゼーション」と「グローバリゼーション」というわけだ。 商業地区に変化した街...
『10+1』 No.46 (特集=宇宙建築、あるいはArchitectural Limits──極地建築を考える) | pp.13-26
[明治期「近代交通業発達」余話 2]
明治期初頭における電信線路網整備が凄まじい速度をもって進められたことはよく知られるところである★一。例えば東京と長崎とを結ぶ通信は、電信線路整備が郵便線路の整備...かしながら一五世紀に端を発した第一のグローバリゼーションの波が一九世紀においてひとつの臨界に...
『10+1』 No.37 (先行デザイン宣言──都市のかたち/生成の手法) | pp.40-41
[政治の空間学 1]
1 リベラリズムの空間政治学 ミシェル・フーコーはあるインタヴューのなかで次のように発言している。 あなた方には、空間的な用語を活用することは、歴史を、進化、...るプロジェクトであると言えるだろう。グローバリゼーションの進展、資本主義の高度化、世界のシス...
『10+1』 No.36 (万博の遠近法) | pp.205-213
[1990年代以降の建築・都市 10]
排除系のオブジェ ある朝のNHKのニュースだった。半年前程だろうか。広島の地下商店街において、通路のベンチにアーティストがオブジェをつけたことを街の話題として報...こう批判している★四。「アメリカへのグローバリゼーションにはいささかの修正も加えられず、とい...
『10+1』 No.34 (街路) | pp.199-207
[音 3]
ポピュラー・ミュージックのハイブリディティ ポピュラー音楽におけるハイブリディティについて語られている音楽ジャーナリズムの言説は、ハイブリディティという音のかた...。それがロック以降のポピュラー音楽のグローバリゼーションを体現するひとつのかたちでもあるのだ...
『10+1』 No.16 (ディテールの思考──テクトニクス/ミニマリズム/装飾主義) | pp.36-38
[論考]
0 非生産都市=香港 香港という都市は、如何にして成立しているのか。例えば、香港における農業・漁業のGDP(国内総生産)に占める割合はわずか〇・一パーセントにす...れに伴う国家の境界の希薄化といった、グローバリゼーションという括りが一般的に与えられるかもし...
『10+1』 No.21 (トーキョー・リサイクル計画──作る都市から使う都市へ) | pp.177-186
[「悪い場所」にて 7]
わたしも会員のひとりである「美術評論家連盟」という組織があって、今年で五〇周年を迎えるという。それにあわせて先頃「日本の美術評論のあり方」と題する記念シンポジウ...う過激に推し進められたのが、冷戦からグローバリゼーションへと至る時代であった。すでに廃墟化し...
『10+1』 No.37 (先行デザイン宣言──都市のかたち/生成の手法) | pp.25-26
[グローバリズム 2]
...ま学芸文庫、一九九三)。 ★三──Rem Koolhaas, "Globalization", S. M. L. XL, 010 Publishers, 1995. ★四──Karatani Koji...
『10+1』 No.32 (80年代建築/可能性としてのポストモダン) | pp.230-238
[論考]
1 なぜ八〇年代なのか リヴィジョニズム リヴィジョニズム=re-vision-ism、という言葉を聞いたことがあるだろうか。ちょっと耳慣れない言葉かもし...ア上に現われた。八〇年代とは、日本がグローバリゼーションのメジャー・プレーヤーとして浮上する...
『10+1』 No.32 (80年代建築/可能性としてのポストモダン) | pp.78-92
[批評]
...二五日号。 ★二〇──R. Koolhaas, "Architecture and globalization", Reflections on architectural practices in the nineties, prince...
『10+1』 No.12 (東京新論) | pp.80-90
[批評]
ネット・メディア時代の首都の夢 ドイツの新首都ベルリンは、奇しくも意義深い一千年紀転換の直前にヨーロッパ最大の建築現場となった。単にドイツという国の首都の(再)...、それに伴っていや増しに加速してゆくグローバリゼーションならびに脱中心化の動きが、論争のテー...
『10+1』 No.13 (メディア都市の地政学) | pp.105-114
[対談]
1 コンパクトシティ論の背景 南——最初に、なぜメガロポリスやメトロポリスという大都市ではなく、コンパクトシティやスモール・シティといった中小規模の都市を...ろと違いがあるように見えて、一方ではグローバリゼーション、ユニバーサリズムによる都市の均質化...
『10+1』 No.31 (コンパクトシティ・スタディ) | pp.58-72
[論考]
1 メガロポリスの外部 世界的な人口増加や交通手段の発達などにより、二〇世紀が都市化の世紀となるだろう、ということは、多くの識者によって早くから予測されて...能が絶えず再生産されて人々を吸収し、グローバリゼーションの後押しを受けて過剰にドライヴし続け...
『10+1』 No.31 (コンパクトシティ・スタディ) | pp.109-122
[対談]
1 『ポスト・モダニズムの建築言語』の時代背景 日埜──今回の特集のテーマは「八〇年代建築を読み直す」としています。ポストモダンの建築に対する評価、あるいは距離...世界の経済をほとんど一本化しながら、グローバリゼーションの名のもとに閉鎖して孤塁を守ろうとし...
『10+1』 No.32 (80年代建築/可能性としてのポストモダン) | pp.62-77
[翻訳論文]
バルセロナは数十年に及ぶ衰退から回復した産業都市であり、それは「アーバンスペース」という概念により市民を活気づけつつ、成し遂げられた。一九七九年、四〇年間、二世...類稀なポジションを手に入れた。それはグローバリゼーションと環境問題という事態が招いた都市間の...
『10+1』 No.31 (コンパクトシティ・スタディ) | pp.155-164
[鼎談]
均質空間の崩壊 鈴木了二──「美術」と「建築」というテーマが設定されているようですが、建築には実は、どこからどこまでが建築っていうような枠組みはないんじゃないか...っても全部同じになってしまう。均質なグローバリゼーションで北海道から九州まで全部同じ街並みを...
『10+1』 No.27 (建築的/アート的) | pp.54-72
[対談]
旅 — 観光と人類学のパラダイム・チェンジ 多木…今日は今福さんと吉見さんとの対談であって、私はオブザーバーなんですが、最初に今日話していただきたいことを、問題...かに現在の観光現象は、新しい現代的なグローバリゼーションの文脈の中で生まれてきたものです。そ...
『10+1』 No.02 (制度/プログラム/ビルディング・タイプ) | pp.170-186
[論考]
ヨーロッパにとって、二〇世紀最後の二〇年間は混迷の時代であった。東欧の共産政権の崩壊、東西ドイツの再統合、欧州連合(EU)内部での統一の加速、バルカン諸国の戦争...ほとんどは欧州統合ではなく、進行するグローバリゼーションの過程を示すものとして解釈するべきな...
『10+1』 No.22 (建築2001──40のナビゲーション) | pp.74-77
[論考]
ストリートをめぐって 小倉 「ストリート」という言葉から思い浮かぶのは、寺山修司の「書を捨てよ街へ出よう」というメッセージですね。60年代後半の街頭闘争の流れの...本主義暴動があったんですが、それは、グローバリゼーションが暴力的な開発に結びついていることを...
『10+1』 No.19 (都市/建築クロニクル 1990-2000) | pp.88-96
[対談]
素材/エンジニアリング 難波和彦──今日の対談のテーマは、素材がどう建築を変えるかという問題なんだけども、実を言えば素材が建築を変える時代はもう終わっているとい...いう感覚が起こるのではないですか。「グローバリゼーションに何となく身を委ねていると駄目になる...
『10+1』 No.28 (現代住宅の条件) | pp.58-73
[建築を拓くメディア]
「磯崎新を軸に日本建築史を読みなおす」。これがこの小論に課せられたテーマである。磯崎新の近年の日本を主題とした著作、『空間の行間』(福田和也との共著、筑摩書房、...りされている。固有性を商品化していくグローバリゼーションのなかで、日本の固有性もまた自立的で...
『10+1』 No.38 (建築と書物──読むこと、書くこと、つくること) | pp.118-121
[批評]
一九七六年夏、ノッティングヒル・カーニバル。その翌日の新聞は、この年のカーニバルを「この夏一番暑い日」と報じた──。 八月の最終週のバンク・ホリデイを含む二日間...の空間』(Morley & Robins, 1995)やホールがグローバリゼーションによる空間の変容について論じたエッセ...
『10+1』 No.07 (アーバン・スタディーズ──都市論の臨界点) | pp.141-153
[論考]
ギィ・ドゥボールは果たして街路(ストリート)を愛していただろうか? 彼は街路で考え、書く人間だったのか否か? 答えやすいようで、実は答えにくい問いである。 この...の都市や街路で繰り広げられた反戦や反グローバリゼーションのデモや、パーティやカーニヴァル(祝...
『10+1』 No.34 (街路) | pp.97-105
[論考]
監視カメラの氾濫 二○○三年二月、ロンドンに渋滞税(コンジェスチョン・チャージ)が導入された。これは、ロンドンの一定区域内を自動車で通行する際に、一日五ポンドの...とつの巨大なシステムに統合されさらにグローバリゼーションと結びつき始めている。ヴィルノの言う...
『10+1』 No.34 (街路) | pp.106-112
[論考]
質問への答を出す前に、なぜ「全球都市全史」というような大風呂敷を広げようと思ったかを述べておきたい。一言で言えば、「五十而知天命」(『論語』)。五〇歳にして天命...。人口増加はなぜ起こったのか。現在のグローバリゼーションが都市にどんな影響を及ぼしているか。...
『10+1』 No.49 (現代建築・都市問答集32) | pp.120-121
[翻訳]
移動はわれわれの社会の力学(ダイナミクス)の中心にある。社会的、経済的、都市計画的に言ってそうなのである。それほど大仰な言葉を用いなくても、ただ生活の中心に移動...方の質を変容させるのだと考えられる。グローバリゼーション、地方に対する新しい位置づけ、経済開...
『10+1』 No.45 (都市の危機/都市の再生──アーバニズムは可能か?) | pp.169-178
[論考]
離れ、散らばること 一九九七年五月発行の『10+1』No.9において、私の初めての論考「観測者のランドスケープ──離散性、あるいは不連続性と『形式』の問題」を寄...要がある。この信念がない限り、建築はグローバリゼーションと高度情報化の波に死滅されられるので...
『10+1』 No.49 (現代建築・都市問答集32) | pp.134-135
[論考]
なぜ建築を扱うのに言葉が必要なのかは、これまでにも繰り返し問われてきた。そして、このところ建築と言葉の仲は、うまくいっていないのではないかという問いは続けて発せ...要には軸となる方針が見えないことや、グローバリゼーションといった現実の急速な変貌への戸惑い、...
『10+1』 No.49 (現代建築・都市問答集32) | pp.152-153
[論考]
ふと見ると、折り重なるように建った小さな構造物が、現代中国の都市風景、つまり中国政府が「現代の田園都市」と命名した高層ビルが散逸する街並みを、無作法に遮っていた...で増殖する驚異的な断絶を目撃した時、グローバリゼーションの統一した成功などという白昼夢は打ち...
『10+1』 No.50 (Tokyo Metabolism 2010/50 Years After 1960) | pp.198-216
[翻訳]
...ワゾー 一九七八年以来のネオリベラルグローバリゼーションによる構築術の残忍さは、後期ヴィクトリ... ...、搾取の原始的な形態がポストモダンのグローバリゼーションにより新たなる生を与えられたのだと言...
『10+1』 No.45 (都市の危機/都市の再生──アーバニズムは可能か?) | pp.121-137
[論考]
天王寺公園 嘘のやうだ 十年の歳月が流れたとは 路端の風にあふられる新聞屑 ところきらわず吐きちらされた痰唾、吸殻、弁当殻 藤棚のある運動場 雨水の滲みこん...客都市論」へと結実するこの流れは、「グローバリゼーション」が「人の流れ」を活性化するという前...
『10+1』 No.45 (都市の危機/都市の再生──アーバニズムは可能か?) | pp.113-120
[シンポジウム]
アーキグラムとカウンターカルチャー 五十嵐──「アーキグラムの実験建築一九六一─一九七四」展は、展示の構成を巡回しながら少しずつ変えていくもので、アーキグラムの...いですけどね。今日、いくぶん批判的にグローバリゼーションと呼ばれているものは、六〇年代初めに...
『10+1』 No.39 (生きられる東京 都市の経験、都市の時間) | pp.174-184
[万博という問題系 3]
丹下研究室の浅田孝 五十嵐──磯崎さんと万博の関わりを整理しておくと、まず大阪万博の現場でテクノロジーの最前線におられたと同時に、反博のアーティストらとも交流を...ューを上げるわけですよ。これは一種のグローバリゼーションのメカニズムと似ているわけです。マー...
『10+1』 No.36 (万博の遠近法) | pp.96-111
[特別寄稿]
0 二〇〇五・夏──大久保・百人町界隈 梅雨明け後のある暑い日。久々に新宿区の大久保・百人町界隈を歩く。一年前に居を静岡に移した後も、週に一度、東京の大学での講...〇〇票の調査票自体が、八〇年代以降のグローバリゼーションの進展に伴い、日本社会、とりわけ東京...
『10+1』 No.40 (神経系都市論 身体・都市・クライシス) | pp.270-283
[翻訳]
今日、東京は経済発展を遂げた世界で最大の都市cittàである。ここで用いる「都市città」という用語はおそらく不適当で時代遅れの感さえあるのだが、より適当な言...まるでちがう。現代人がさらされているグローバリゼーション、その結果としての同質化の波が拡大し...
『10+1』 No.43 (都市景観スタディ──いまなにが問題なのか?) | pp.152-161
[対談]
都市再生運動の状況 太田浩史──今日は北沢先生とお話したい点が三つほどございます。第一に、現在、多くの建築家が都市再生にコミットメントを試みているという状況につ...業の分布はかなり変わってきています。グローバリゼーションのなかで、大企業はリストラしながら合...
『10+1』 No.45 (都市の危機/都市の再生──アーバニズムは可能か?) | pp.62-77
[インタヴュー]
セシル・バルモンドとのコラボレーション 柄沢祐輔──伊東さんはロンドンの《サーペンタイン・ギャラリー・パヴィリオン》などのセシル・バルモンドさんとのコラボレーシ...めてペシミスティックになっています。グローバリゼーションの波に押しつぶされないという点で、ヨ...
『10+1』 No.48 (アルゴリズム的思考と建築) | pp.82-93