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金森修 (カナモリ・オサム)

1954年生まれ。哲学。東京大学大学院教育学研究科教授。

(最終更新:2010年11月26日)

> 10+1 DATABASE内「金森修」検索結果 (8件)

[都市表象分析 30]

波打ち際の知──『都市の詩学』への追記 | 田中純

Knowledge on the Water's Edge: Postscript for Urban Poetics | Tanaka Jun

...グラ・マグラ』の著者夢野久作をここに加えて、金森修は彼らの議論と実証主義的な真理性との関係を... ...記一九二四年のドイツ語版に拠る。 ★一一──金森修『自然主義の臨界』(勁草書房、二〇〇四)一四 ...

『10+1』 No.48 (アルゴリズム的思考と建築) | pp.2-10

[都市環境の文化政治学4]

都会性の夢 | 金森修

Cultural Politics of Urban Environment 4 Dream of Citizenhood | Kanamori Osamu

1 ぶらつき 都市論にジェンダー的視点を導入して独自の切り込みをしようとしたエリザベス・ウィルソンは『The Sphinx in the City』という本のなかで、「ぶらつきまわる人」(flâneur)に着目している★一。ウィルソン自身は、そのぶらつきが多くの場合、男性に代表されていることに不満をもらし、「女性の彷徨...

『10+1』 No.29 (新・東京の地誌学 都市を発見するために) | pp.21-22

[都市環境の文化政治学 2]

「場所」のナラトロジー | 金森修

Narratology of "Place" | Kanamori Osamu

1 時間の封入 もう少し「場所」にこだわってみよう。ただし今度は、場所という空間的概念のなかに文脈や履歴、記憶や言い伝えなどという時間的暈囲を封入し、そこからでてくる新たな場所感覚に刮目してみたいと思う。 まずは、いくぶん特殊な例を挙げる。その名も『場所の感覚』という★一、今の主題に関係が深い論集を編纂した文化人類学者...

『10+1』 No.27 (建築的/アート的) | pp.19-21

[都市環境の文化政治学 1]

「場所」の変幻 | 金森修

Metamorphosis of "place" | Kanamori Osamu

1 空間から「場所」へ 非常に多くのエコロジー的思想が、グローバルな単一文化の蔓延を嫌った。どこに行っても同じような味付けのものを食べ、同じような衣服を身に纏い、同じようなアクセントで話し、同じような話題に興じる人々。もちろんそれをただ否定的にだけ捉えるのは適当ではない。いままで見たこともないような果物を味わい、どれを...

『10+1』 No.26 (都市集住スタディ) | pp.22-24

[都市環境の文化政治学 5]

工学的世界のなかの都市 | 金森修

City in the Engineering World | Kanamori Osamu

1「母なる大地」 豊かな土と光と水、それがあれば見事なまでの実をたわわに実らせる植物。その生命力は、光合成のような直接的には把握しにくいメカニズムを知らなければ、まるで何もないところから「存在」が生成してくるとでもいうかのような驚きをわれわれに与えてくれる。季節ごとの循環のなかで、何度も不思議な存在生成を現前させる力強...

『10+1』 No.30 (都市プロジェクト・スタディ) | pp.22-23

[論考]

肉の壁、大地の皮膚 クルツィオ・マラパルテの表面への眼差し | 嵯峨紘美

Il muro di carne, la pelle di terra: Curzio Malaparte's Gaze on the Surface | Hiromi Saga

1 ナポリにおける断絶 早くも灰色がかったくすんだ髪が額にかかり、鼻は細く尖って、唇は薄く蒼ざめ、目は異様に澄んでいた。灰色の、あるいは蒼いとも白いともつかぬ...ダゴニェ『面・界面・表面 ──一般表層論 』(金森修+今野喜和人訳、法政大学出版会、一九九〇)二...

『10+1』 No.40 (神経系都市論 身体・都市・クライシス) | pp.242-251

[論考]

50 Years After 1960──グローバル・シティ・スタディーズ序説 | 八束はじめ

50 Years After 1960: Introduction to the Global City Studies | Yatsuka Hajime

0 前口上 既存の環境に学ぶことは革命的である ロバート・ヴェンチューリ 『10+1』のように「シリアス」な雑誌の読者からすれば下らない設問に見えるかもし...学する』(岩波書店、二〇〇七)。   ★三──金森修『サイエンス・ウォーズ』(東京大学出版会、二...

『10+1』 No.50 (Tokyo Metabolism 2010/50 Years After 1960) | pp.62-76

[都市環境の文化政治学 3]

「風景画」としての都市 | 金森修

City as "Landscape" | Kanamori Osamu

1 絵のような町──遠隔性 高名な地理学者、ジョン・ブリンカーホフ・ジャクソンの『ヴァナキュラーな風景を発見する』★一をひもといてみると、最初に興味深い指摘がなされているのに突き当たる。英語のlandscapeという言葉は、もともと風景を題材にした絵画のことを意味していたというのである。もちろん、いまでもその言葉には風...

『10+1』 No.28 (現代住宅の条件) | pp.23-25