1963年生まれ。カルチュラル・スタディーズ/メディア&コミュニケーション論。。
(最終更新:2010年3月19日)
[論考]
...にされたい。 千住45分 SENJU 45min. 企画・構成:毛利嘉孝+東京藝術大学音楽環境創造科毛利研究室 藤本... ...──千住に新しく拠点を移した東京藝術大学の毛利嘉孝研究室では、この日常的な移動性を保証してい...
『10+1』 No.47 (東京をどのように記述するか?) | pp.85-92
[論考]
リゾームは、………地図であって複写ではない。複写ではなく、地図を作ること。………地図が複写に対立するのは、それがすべて、現実とじかにつながった実験の方へ向いてい...一、北九州在住のアーティスト森秀信、そして毛利嘉孝の三人である。 もっとも企画の中心といっても...
『10+1』 No.26 (都市集住スタディ) | pp.173-180
[情報空間の地理学 8]
つい先日、「明治初期の知識人の言説における人種の問題」に関する論文を書き英国の大学で博士号を取得した友人が、ニュージーランドの大学に就職することが決まった。彼女...へ」『インターコミュニケーション』二〇号(毛利嘉孝訳、NTT出版、一九九七)一五九─一六五頁。 Donn...
『10+1』 No.12 (東京新論) | pp.39-41
[1990年代以降の建築・都市 7]
...ルに署名を連ねることで満足すべきではない。毛利嘉孝が指摘するように、自然な行為と感じられるメ... ...』一九七六年四月号(鹿島出版会)。 ★七──毛利嘉孝「新たに想像されつつある「地球」という共同...
『10+1』 No.31 (コンパクトシティ・スタディ) | pp.198-208
[政治の空間学 1]
...観」(『環』no.17、藤原書店、二〇〇四)。 ・毛利嘉孝『文化=政治』(月曜社、二〇〇三)。 ・森村... ...城直樹訳、二〇〇三、青土社)。 ・上野俊哉+毛利嘉孝『カルチュラル・スタディーズ入門』(ちくま...
『10+1』 No.36 (万博の遠近法) | pp.205-213
[情報空間の地理学 2]
サイバースペースが不可避に都市の内部に二極化を、すなわち情報にアクセスできる人とアクセスできない人の二つの階層を生み出しているという事実は、特に東京という都市の中では自覚されることが少ない。「ロサンゼルスならともかく、みんながそこそこ豊かな東京では、コンピュータもモデムも買えず通信費も払えないほど貧しい人がいるとは思え...
『10+1』 No.06 (サイバーアーキテクチャー) | pp.38-40
[情報空間の地理学 1]
サイバースペースと都市。この二つの領域は、ここにきてますます交錯しつつある。しかし、このことは、コンピュータ・ネットワークの中に都市的な環境ができつつあるということを意味しているわけではない。むしろ事態は逆で、サイバースペースと都市の関係が論じられれば論じられるほど、サイバースペースの内部に都市的なものが現状のところ存...
『10+1』 No.05 (住居の現在形) | pp.36-38
[論考]
監視カメラの氾濫 二○○三年二月、ロンドンに渋滞税(コンジェスチョン・チャージ)が導入された。これは、ロンドンの一定区域内を自動車で通行する際に、一日五ポンドの税金を払うというものである。その最大の目的は、慢性的な都心部の渋滞を緩和することにあるらしい。指定区域内のすべての入り口の街路には、渋滞税ゾーンを示す「C」の文...
『10+1』 No.34 (街路) | pp.106-112
[批評]
1 七〇年代から八〇年代にかけて「東京論」と呼ばれるものが数多く発表された。その中には前田愛の『都市空間のなかの文学』や陣内秀信の『東京の空間人類学』、あるいは松山厳の『乱歩と東京』や初田亨の『東京 都市の明治』など魅力的な書物がたくさん見られた。こうした書物の意義、特に前田の『都市空間のなかの文学』などは流行と関係な...
『10+1』 No.12 (東京新論) | pp.144-155
[情報空間の地理学 3]
以前フランスの核実験の際に、インターネットを通じて反核キャンペーンを行なうという企画があり、かなりの反響を呼び多くの賛同者が集まった、らしい。東京大学の学生が企画したというこのキャンペーンのことを筆者も電子メールを通じて知らされ、署名するように勧められ、ホームページを覗き、何も書きこまずに閉じた。何ら文面に問題があった...
『10+1』 No.07 (アーバン・スタディーズ──都市論の臨界点) | pp.39-41
[情報空間の地理学 6]
サイバースペースの考察は「空間」の概念の再定義を要求する。一度でも実際にインターネットに触れた人ならすぐに気がつくことだが、コンピュータの画面に現われる世界は紙芝居にも似た平面的な世界で、「空間」の本来持つべき特性、深み、距離感、物質感をことごとく欠いている。にもかかわらず、それはサイバースペース(=サイバーな空間)と...
『10+1』 No.10 (ル・コルビュジエを発見する) | pp.41-42
[情報空間の地理学 5]
サイバーパンクという八〇年代の中期に現われた近未来イメージが、八二年のリドリー・スコットの映画『ブレードランナー』と八四年のウイリアム・ギブスンの小説『ニューロマンサー』によって決定づけられたことに異論のある人はいないだろう。そして、この二つの作品が新しい美学を提出したとしたら、それはまさに都市の描写においてであった★...
『10+1』 No.09 (風景/ランドスケープ) | pp.35-38
[情報空間の地理学 4]
昨年の総選挙が示したことは、国民が政治に対してますます無関心になったことだ、と言われる。本当だろうか? 確かに投票率を見る限り、国民の政治に対する関心はかつてないほど低下しているように感じられる。しかし、よく考えてみると、現在ほど日本の歴史上国民が政治に関心を持っている時代がかつてあっただろうか。このことは、テレビ番組...
『10+1』 No.08 (トラヴェローグ、トライブ、トランスレーション──渚にて ) | pp.38-40
[批評]
ここで取りあげるのは、シャルロット・ペリアンがル・コルビュジエとピエール・ジャンヌレと共にデザインをした家具と、二人のインテリア全般のアプローチに与えた彼女の影響である。彼女は第二次世界大戦の初めにコルビュジエのアトリエを離れたが、そのままアトリエと緊密な関係を続けていた。その家具は今日再び生産されているが、現代の工業...
『10+1』 No.10 (ル・コルビュジエを発見する) | pp.227-234
[情報空間の地理学 7]
携帯電話の急激な普及。通信衛星の発達。電子手帳の一般化と通信機能の整備。ラップトップ・コンピュータの軽量化。こうした変化によってサイバースペースは新しいフェーズを迎えている。個室でコンピュータ・スクリーンに向かって自閉的にキーボードを叩き続ける「オタク」のイメージは過去のものになりつつある。サイバースペースの端末は軽や...
『10+1』 No.11 (新しい地理学) | pp.36-38
[「悪い場所」にて 13]
前回、この欄で書いたPSE法については、その後、さまざまな意見提出や署名運動がなされ活発な議論も起こり、事実上の現状維持となったので、その経緯については読者の皆...いだったが、音楽をめぐる友人たちのなかには毛利嘉孝もいたし、先のツアーには伊藤ガビンも参加し...
『10+1』 No.43 (都市景観スタディ──いまなにが問題なのか?) | pp.49-50
[論考]
町のなかを移動する者、つまり町の使用者(われわれすべてがこの者である)は一種の読者なのであって、おのれに課されたさまざまの義務や必要な移動に従って、言表のいくつ....12、INAX出版、一九九八、一六八—一七七頁)。毛利嘉孝「東京はいまいかに記述されるべきなのか?—...
『10+1』 No.29 (新・東京の地誌学 都市を発見するために) | pp.117-126
[批評]
本稿は、M・クリスティーヌ・ボイヤーのCybercities最終章にあたる“Electronic Disruptions and Black Holes of ...のである。なお、この本の第一章については、毛利嘉孝氏による全訳が『10+1』No.7に掲載されている。 ...
『10+1』 No.13 (メディア都市の地政学) | pp.123-136
[都市/テクスト]
しばしば語られるように、八〇年代は記号論やテクスト論、消費社会論的な都市論隆盛の時代であった。それは、八〇年代の日本の経済的好況=バブルの下での都市の消費社会化...に収められた諸論考や、『10+1』に発表された毛利嘉孝、桂英史らの論考に、そうした都市論の地平を...
『10+1』 No.19 (都市/建築クロニクル 1990-2000) | pp.110-111
[非都市の存在論 4]
1 サイバースペースと建築──流体的アナモルフォーズの罠 ヴァーチュアル・リアリティ、サイバースペース、サイバーアーキテクチャーと、どのように呼ばれるのであれ、...。 ★二八──M・クリスティーヌ・ボイヤー(毛利嘉孝訳)「サイバーシティという想像的な現実の世界...
『10+1』 No.08 (トラヴェローグ、トライブ、トランスレーション──渚にて ) | pp.16-27
[映像のトポス 3]
〈都市の言説〉としてのコニーアイランド(承前) こうして、『あれ』と『スピーディ』におけるコニーアイランド(ルナ・パーク)は、「俗」のマンハッタンに対する「遊」...ミュニケーション時代の都市」、『10+1』No.7(毛利嘉孝訳、INAX出版、一九九六)九四頁。 ★一六──...
『10+1』 No.15 (交通空間としての都市──線/ストリート/フィルム・ノワール) | pp.27-39
[批評]
ウィリアム・ギブスンが、そのディストピア(反ユートピア)的なSF小説『ニューロマンサー』(一九八四)の中で、サイバースペースと呼ばれる新しい情報ネットワーク、あるいはコンピュータ・マトリクスが上空五◯◯◯フィートから見たロサンゼルスのように見える、と言った時以来★一、コンピュータ・ネットワークのヴァーチュアル・スペース...
『10+1』 No.07 (アーバン・スタディーズ──都市論の臨界点) | pp.92-108
[都市ノ民族誌 4]
演奏会じゃねぇんだよ! フェスなんだよ! うたえよ、お前ら自身うたったらどうだよ、ただ聞いてるだけじゃよぉ、犬か猫と同じじゃねぇかよ 「’71 日本幻野...た、東琢磨、平井玄、ぺぺ長谷川 、水嶋一憲、毛利嘉孝らによるシンポジウムが行なわれた。 ★六──...
『10+1』 No.34 (街路) | pp.39-42
[Urban Tribal Studies 16]
足かけ四年にわたって連載してきた、この「アーバン・トライバル・スタディーズ」にも前回と次回で一応の区切りをつけておこうと思う。今回はトライブ概念をめぐる反省、再...とめ、おおかた読み終わった数日後、たまたま毛利嘉孝や本橋哲也と一緒にギルロイの自宅を訪ねたお...
『10+1』 No.29 (新・東京の地誌学 都市を発見するために) | pp.225-234
[批評]
一九七六年夏、ノッティングヒル・カーニバル。その翌日の新聞は、この年のカーニバルを「この夏一番暑い日」と報じた──。 八月の最終週のバンク・ホリデイを含む二日間、ロンドン市内の北西部のノッティングヒル・エリアではヨーロッパ最大のカリビアンのカーニバルが開催される。ハイドパークの半分にも満たない面積のこの地域に最近では二...
『10+1』 No.07 (アーバン・スタディーズ──都市論の臨界点) | pp.141-153