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メタボリズム (Metabolism)

「新陳代謝(metabolism)」を理念として1960年代に展開された建築運動。創設メンバーは浅田孝、川添登、菊竹清訓、黒川紀章、栄久庵憲司、粟津潔らよって、1960年に東京で「世界デザイン会議」が開催されたのを機に、「来るべき社会の姿を、具体的に提案するグループ」として結成された。マニフェスト『METABOLISM/1960』には、「建築や都市は閉じた機械であってはならず、新陳代謝を通じて成長する有機体であらねばならない」という運動の理念が記されている。誕生の背景には丹下健三の強い影響があり、国際的な建築運動としても再評価されている。

> 10+1 DATABASE内「メタボリズム」検索結果 (69件)

[インタヴュー]

『空間へ』《お祭り広場》『日本の都市空間』 一九六〇年代における都市論の方法をめぐって | 磯崎新日埜直彦

“KUUKAN E", “OMATSURI HIROBA", “NIHON NO TOSHIKUUKAN": On Urban Theory Methods in the 1960s | Isozaki Arata, Hino Naohiko

...議論をする人は建築界にはいませんでした。メタボリズムはモダニズムの連続のなかで組み立てられた... ...ですか。 今日の話を整理すると、六〇年頃のメタボリズムのような建築の生成・変化の技術論に、僕は...

『10+1』 No.45 (都市の危機/都市の再生──アーバニズムは可能か?) | pp.187-197

[インタヴュー]

『建築の解体』へ──六〇年代のムーヴメントをマッピングする試み | 磯崎新日埜直彦

Towards Kenchiku-no-Kaitai: The Effort to Map the Movement of the '60s | Isozaki Arata, Hino Naohiko

『解体』の輪郭執筆──六〇年代アートシーンの坩堝から 日埜直彦──今回は『建築の解体』についてうかがいたいと思います。この本は建築における六〇年代の終わりを象徴...とです。後にピーター・クックは「俺たちはメタボリズム情報は、六二年か三年に知っていたよ」と言...

『10+1』 No.49 (現代建築・都市問答集32) | pp.190-205

[論考]

住宅の廃墟に──建築家と住居をめぐる七つの物語 | 五十嵐太郎

On the Domicile's Ruins: Seven Tales of Architects and Domestic Spaces | Igarashi Taro

序─低い声 四本の柱が立ち、そこに屋根を架けた小屋は住宅の原型なのだろうか? [〈それ〉溝は作動している]あるいは、一本の柱が太古の平野に立てられた瞬間に構築が...5階建地下1階の砦菊竹の場合は、子供すらメタボリズムの対象だったから、中心とはいえないかもし...

『10+1』 No.05 (住居の現在形) | pp.130-145

[インタヴュー]

五旗会、『現代建築愚作論』、 スターリニズムからの脱却 一九五〇年代における建築運動とその思想性 | 磯崎新日埜直彦

Goki-kai, GENDAI KENCHIKU GUSAKURON, Breaking Away from Stalinism: Architecture Movement and Ideology in the 1950s | Isozaki Arata, Hino Naohiko

戦後の日本建築界 日埜直彦──今回は一九五〇年代を視野としてお話を伺いたいと思っております。当時の建築の世界においてモダニズムに対する信頼は揺るぎないものだった...界デザイン会議」の準備を契機に結成されたメタボリズムに、浅田孝、川添登、菊竹清訓、黒川紀章、...

『10+1』 No.44 (藤森照信 方法としての歩く、見る、語る。) | pp.169-176

[論考]

メタボリズムとの関係を聞かれるので、 その頃を想い出してみた。──日本の建築アヴァンギャルド私註 | 磯崎新

I am often asked about my relation to the Metabolism Group, so I have tried to recall that period.: Personal Note on the Japanese Architectural Avant-Garde | Isozaki Arata

...らためて検討材料になっている。 あげくに『メタボリズム』(八束はじめ+吉松秀樹著、INAX出版刊)が... ...がすでに歴史的な記述の対象になっている。 メタボリズム・グループが旗揚げしたのは一九六〇年であ...

『10+1』 No.13 (メディア都市の地政学) | pp.25-32

[万博という問題系1]

都市、万博、メタボリズム 破壊と再生のプログラム | 黒川紀章五十嵐太郎小田マサノリ

Urban, EXPO, Metabolism: Destruction and Regeneration Program | Kurokawa Kisho, Igarashi Taro, ODAMASANORI

...したことなんです。当時、丹下さんにとってメタボリズムグループが海外でもちやほやされるのがけし... ...の前の喫茶店に呼び出されて「お前らだけでメタボリズムやってちゃ未来はない、俺も入れろ」と(笑...

『10+1』 No.36 (万博の遠近法) | pp.64-79

[万博という問題系2]

『戦争と万博──もうひとつの戦争美術』をめぐって | 椹木野衣五十嵐太郎小田マサノリ

Over "World War and World's Fair: Another War Art" | Sawaragi Noi, Igarashi Taro, ODAMASANORI

...。この「エンバイラメント」という概念は、メタボリズムのメンバーでグラフィック・デザイナーの粟... ...メントの会で大きな役割を果たす建築家は、メタボリズムのメンバーではなく、ネオダダとの交流が深...

『10+1』 No.36 (万博の遠近法) | pp.80-95

[一九九〇年代以降の建築・都市 13]

仏教とメタボリズム──黒川紀章論 | 五十嵐太郎

Buddhism and Metabolism: Kisho Kurokawa | Igarashi Taro

...時、黒川は、建築の成長可能性をおりこんだメタボリズムを唱え、社会の「動民」化と、カプセル建築... ...といえる」(『メタボリズムの発想』[白馬出版、一九七二])。黒川のメタボリズムは、いかに解体...

『10+1』 No.37 (先行デザイン宣言──都市のかたち/生成の手法) | pp.37-39

[セヴェラルネス:事物連鎖と人間 2]

建築職人ウィトルウィウス──弱い技術 | 中谷礼仁

Architecture Craftsman Vitruvius: Weak Technology | Nakatani Norihito

...であった。   ところで《アクアポリス》は、メタボリズムの旗手であった建築家菊竹清訓の構想を下敷... ...─菊竹清訓「搭状都市」「海上都市」 出典=『METABOLISM/1960』 5──黒川紀章《中銀カプセルタワー》 撮...

『10+1』 No.33 (建築と情報の新しいかたち コミュニティウェア) | pp.12-25

[シンポジウム]

カウンターカルチャーと建築──アーキグラムの一九六〇─七〇年代 | ピーター・クックデニス・クロンプトンデヴィッド・グリーンマイケル・ウェブ磯崎新五十嵐太郎

Counterculture and Architecture: Archigram's 1960-70s | Peter Cook, Dennis Crompton, David Green, Mike Webb, Isozaki Arata, Igarashi Taro

...ャー的な特徴も指摘された。日本でおこったメタボリズムの動きとアーキグラムは、両者とも同じ六〇... ...そこには決定的な違いがある、と。つまり、メタボリズムはマニフェストを出すけれど、カウンターカ...

『10+1』 No.39 (生きられる東京 都市の経験、都市の時間) | pp.174-184

[万博という問題系 3]

年代記的に──浅田孝、瀧口修造、六〇年代 | 磯崎新五十嵐太郎小田マサノリ

Arata Isozaki ×Taro Igarashi and Masanori Oda | Isozaki Arata, Igarashi Taro, ODAMASANORI

...田さんが川添登に「何かやれ」と仕掛けて〈メタボリズム〉が始まるわけです。彼のおもしろいところ... ...略を作り戦争に行かせるほうが好みだった。メタボリズムにしても、仕掛けは浅田さんですが、歴史の...

『10+1』 No.36 (万博の遠近法) | pp.96-111

[論考]

50 Years After 1960──グローバル・シティ・スタディーズ序説 | 八束はじめ

50 Years After 1960: Introduction to the Global City Studies | Yatsuka Hajime

...した。私自身に関していえば、それは自著『メタボリズム』(INAX出版、一九九七)に感じていた不満を... ...京の景観を変貌させたと私は考える。私の『メタボリズム』では、特殊解としてのヴィジョンだけに注...

『10+1』 No.50 (Tokyo Metabolism 2010/50 Years After 1960) | pp.62-76

[現代建築思潮]

[討議/ブックガイド] 建築情報の受容再考 「正統性」から「生産性」へ/文化の受容・翻訳・発信を考察するためのブックガイド20 | 今村創平今井公太郎日埜直彦吉村靖孝

From Orthodoxy to Efficiency/ 20 Book Guides for the Study of Reception, Translation and Transmission of Culture | Imamura Sohei, Imai Kotaro, Hino Naohiko, Yoshimura Yasutaka

...せて日本からも発信しなくてはということでメタボリズムの運動が用意されます。ここには二つ大事な... ...墨付きをもらったことです。もうひとつは、メタボリズムは偶発的に組織されるのですが、単に若い人...

『10+1』 No.36 (万博の遠近法) | pp.47-54

[column]

消されたリアリティ | ホフマン真帆子篠儀直子

Vanished Reality | Mahoko Hoffmann, Shinogi Naoko

...で建築学の学生をしており、一九六〇年代のメタボリズム運動について論文を書いたことがあって、こ... ...の思考に、深く刻印されていたものだった。メタボリズムは、日本の重要な建築運動として、西洋で認...

『10+1』 No.29 (新・東京の地誌学 都市を発見するために) | pp.130-134

[翻訳]

新加被歌的路(シンガポール・ソングラインズ)☆一──ポチョムキン・メトロポリスのポートレート あるいは 三〇年のタブラ・ラサ | レム・コールハース太田佳代子八束はじめ

Singapore Songlines: Portrait of a Potemkin Metropolis... or Thirty Years of Tabula Rasa | Rem Koolhaas, Kayoko Ota, Yatsuka Hajime

...てはならないという義務への新たな覚醒が、メタボリズム運動を後押しする。それは日本の思想的エリ... ...、いわばデカダンのモダニズムともプロト・メタボリズムとも読むことができる)。 『集合体を求めて...

『10+1』 No.50 (Tokyo Metabolism 2010/50 Years After 1960) | pp.173-197

[シンポジウム]

TEATRO SUPER STUDIO──ユートピアを超えて | クリスティアーノ・トラルド・ディ・フランシア伊東豊雄五十嵐太郎田丸久美子

TEATRO SUPER STUDIO: Beyond Utopia | Cristiano Toraldo Di Francia, Ito Toyo, Igarashi Taro, Tamaru Kumiko

...ちにとっての建築であり、黒川紀章らによるメタボリズムの影響を大きく受けたものでした。私たちは... ...入って二年目くらいのときに、当時もっともメタボリズム的なプロジェクトである、今でいうバスユニ...

『10+1』 No.50 (Tokyo Metabolism 2010/50 Years After 1960) | pp.228-239

[論考]

いまなぜ「ビヘイビオロロジー(ふるまい学)」なのですか? | 塚本由晴南後由和

Why "Behaviorology" Now? | Tsukamoto Yoshiharu, Yoshikazu Nango

...す。 ヴォイド・メタボリズム、ビヘイビオロロジー 南後──六〇年代のメタボリズムも、思想レヴェ... ...、それを制作に転じるパートが「ヴォイド・メタボリズム」です。なぜそんなことを言い始めたかとい...

『10+1』 No.49 (現代建築・都市問答集32) | pp.84-89

[現代建築思潮]

討議:部分的/離散的──ヨコミゾマコトと藤本壮介の建築 | 藤本壮介ヨコミゾマコト今村創平今井公太郎日埜直彦吉村靖孝

Divisional and Discrete: Yokomizo's Architecture and Fujimoto's One | Fujimoto Sosuke, Yokomizo Makoto, Imamura Sohei, Imai Kotaro, Hino Naohiko, Yoshimura Yasutaka

...でお話が伺えればと思うのですが。たとえばメタボリズムにおいて、菊竹清訓さんは幹から枝、葉と階... ...。 藤本──メタボリズムについて、それほど詳しく知らないのですが、実はメタボリズムはすごかった...

『10+1』 No.33 (建築と情報の新しいかたち コミュニティウェア) | pp.45-52

[図版構成]

TOKYO METABOLISM 1960-2010: ENCYCLOPEDIA Vol.1 | 八束はじめ大田暁雄金子祐介唯島友亮水谷晃啓福島北斗

TOKYO METABOLISM 1960-2010: ENCYCLOPEDIA Vol.1 | Yatsuka Hajime, Ota Akio, Yusuke Kaneko, Yusuke Tadashima, Mizutani Akihiro, Fukushima Hokuto

...TOKYOMETABOLISM 1960–2010 ENCYCLOPEDIA Vol.1 UPG.@S.I.T. 構成=八束はじめ+大田暁雄+金子祐介+唯島友亮+水谷...

『10+1』 No.50 (Tokyo Metabolism 2010/50 Years After 1960) | pp.121-160

[図版構成]

四畳半を通して都市に住む | 鈴木明

City Life from a Four-and-a-Half Mat Perspective | Suzuki Akira

...市住宅』1973年2月号)メタボリズムと都市住宅 1970 年代に結成されたメタボリズム・グループは新陳代謝... ...姿を変えて後に現われるのであるが。 一方、メタボリズム以降の日本の現代建築家は都市住宅派という...

『10+1』 No.05 (住居の現在形) | pp.74-77

[現代建築思潮]

討議:中間的/総括的──現代建築思潮研究会二〇〇三─二〇〇五 | 今井公太郎今村創平日埜直彦吉村靖孝

Medium-term Roundup: Contemporary Architectural Trend Studies, 2003-2005 | Imai Kotaro, Imamura Sohei, Hino Naohiko, Yoshimura Yasutaka

...じ架空のプロジェクトと言えども、その点、メタボリズムは圧倒的に堆積しましたね。 今村──おそら... ...けど(笑)、みなさん興味はあるでしょう。メタボリズムの話からとびましたが、五〇年代、六〇年代...

『10+1』 No.41 (実験住宅) | pp.24-28

[現代住宅研究 2-4]

〈エスプリ・ヌーヴォー型〉 | 塚本由晴

Pavillon de l' Esprit Nouveau | Tsukamoto Yoshiharu

...住宅の線引きを無化している。 黒川らによるメタボリズムは、基本的には建築の部分から都市までの理... ...単位を家族から個人に近づけ、一住居内でもメタボリズムの理論が成立することを可能にしたが、同時...

『10+1』 No.19 (都市/建築クロニクル 1990-2000) | pp.21-25

[論考]

ノン・カテゴリー・シティ 多摩 | 八束はじめ

Tama─Non Category City | Yatsuka Hajime

...ところはないように見えるが、その実かつてメタボリズム・グループの一員であった大高正人による第... ...である。 一九六○年代の建築界をリードしたメタボリズム・グループは六○年に東京で開かれた世界デ...

『10+1』 No.01 (ノン・カテゴリーシティ──都市的なるもの、あるいはペリフェリーの変容) | pp.34-51

[「悪い場所」にて 6]

核戦争が起こった場所で | 椹木野衣

Where a Nuclear War Occurred | Sawaragi Noi

...の世界デザイン会議を目前に控え、建築運動メタボリズムが立ち上がる黎明期に、丹下健三の右腕であ... ... 武谷と浅田両名がたどった軌跡を考えた時、メタボリズムの研究会で「核戦争後の地球」が語られたで...

『10+1』 No.36 (万博の遠近法) | pp.26-28

[現代建築思潮]

討議:建築家の有名性の生産、流通および消費 | 南後由和成実弘至日埜直彦今井公太郎今村創平吉村靖孝

Producing, Distributing and Consuming Architectural Fame | Yoshikazu Nango, Hiroshi Narumi, Hino Naohiko, Imai Kotaro, Imamura Sohei, Yoshimura Yasutaka

...さんが引き継いでマスタープランを設計し、メタボリズム、および国家/反国家を意識した磯崎新が台... ...が、それをよりストレートに表しているのがメタボリズムの登場であり、そのなかでも黒川さんと一般...

『10+1』 No.40 (神経系都市論 身体・都市・クライシス) | pp.27-44

[インタヴュー]

アルゴリズム的思考の軌跡をめぐって | 磯崎新柄沢祐輔

In the Footsteps of Algorithmic Thinking | Isozaki Arata, Yuusuke Karasawa

...たね。マクロにみた都市の生態なんかには、メタボリズムの頃の幼稚な理解では及ばなかったけど、こ... ...相互作用を行なうものとして捉えて、まさにメタボリズムの単なる新陳代謝とは位相の異なる世界観を...

『10+1』 No.48 (アルゴリズム的思考と建築) | pp.72-81

[密集市街地論3]

木造住宅に罪はない──本当に負の遺産か | 三宅理一

Timbered House is Not to Be Blamed: It Is Adverse Legacy, Really? | Miyake Riichi

...文化論でいえば、一九六〇年代に流行した「メタボリズム」的都市発展論、つまりは生物の新陳代謝の... ...出された当時の若手建築家グループによる「メタボリズム宣言」などは、積極的に古い市街地を新しい...

『10+1』 No.28 (現代住宅の条件) | pp.167-171

[連載 10]

思想史的連関におけるル・コルビュジエ──一九三〇年代を中心に 10 | 八束はじめ

Le Corbusier in Relation to the History of Inteligence: The 1930s 10 | Yatsuka Hajime

...の魅惑 一九六〇年の東京世界デザイン会議はメタボリズム・グループの旗揚げとなったことでも知られ... ...入れ策では、絶えざる修復や建て替えというメタボリズムが求められる。そこでは現物が保全されるの...

『10+1』 No.47 (東京をどのように記述するか?) | pp.176-192

[インタヴュー]

「アーキラボ」/あるいは建築のキュレーションについて | マリ=アンジュ・ブレイエ今村創平

"ARCHILAB"/Or Curate an Architecture | Marie-Ange Brayer, Imamura Sohei

...としないのです。今回メタボリズムを展示に入れていますが、私はメタボリズムを非常に大切だと考え...

『10+1』 No.38 (建築と書物──読むこと、書くこと、つくること) | pp.150-158

[インタヴュー]

丹下研究室から独立した頃およびル・コルビュジエ受容をめぐって──一九六〇年代の都市計画とプロセス・プランニングへの過程 | 磯崎新日埜直彦

After Independence from the Tange Kenzo Studio, and the Reception of Le Corbusier: Urban Planning in the 1960s and History of Process Planning | Isozaki Arata, Hino Naohiko

...のはメタボリズムで、黒川紀章の《中銀カプセルタワービル》もぼろぼろになって、メタボリズム理論...

『10+1』 No.46 (特集=宇宙建築、あるいはArchitectural Limits──極地建築を考える) | pp.172-181

[論考]

都市計画──潜在性について | 後藤武

Urban Planning: On the Virtual | Goto Takeshi

...することなどできはしない。 例えばかつてのメタボリズムと総称される運動は、そのことに十分自覚的... ...従えば依然として構造主義的なものだった。メタボリズムは新陳代謝する都市の変化に対応しようとし...

『10+1』 No.19 (都市/建築クロニクル 1990-2000) | pp.156-164

[対談]

グローバル・シティ・スタディーズの諸相 | 今村創平八束はじめ

Aspects of the Global City Studies | Imamura Sohei, Yatsuka Hajime

...って、シンガポール論にあるように丹下──メタボリズムを自分の先例と考えている節がある。彼らで... ...のエピソードとなりますが、僕は卒業論文でメタボリズムをやりました。そのときに、今でも印象に残...

『10+1』 No.50 (Tokyo Metabolism 2010/50 Years After 1960) | pp.217-227

[論考]

26:ユニット派あるいは非作家性の若手建築家をめぐって | 五十嵐太郎

The Unit Group: On the Non-Authorship of Young Architects | Igarashi Taro

...[図5]。一九六〇年代の高度経済成長期は、メタボリズムの黒川紀章や菊竹清訓など、多くの若手建築... ...現を消す」ことが主要な課題になっており、メタボリズムの華やかさと対比的に語られている★一五。...

『10+1』 No.22 (建築2001──40のナビゲーション) | pp.134-145

[インタヴュー]

篠原一男インタヴュー 一九五〇─六〇年代の建築とその言説空間 | 篠原一男石崎順一

An Interview with Kazuo Shinohara: The Space of Architectural Discourse in the 1950s and 60s | Shinohara Kazuo, Ishizaki Junichi

...國屋新書、一九六四)。六〇年代というのはメタボリズムの全盛期でした。その主力は都市デザインで... ...という立場を表明してきました。なお、私はメタボリズムを対象にして問題を提起したわけではなく、...

『10+1』 No.20 (言説としての日本近代建築) | pp.166-180

[建築を拓くメディア]

アートと建築の越境的動向 | 暮沢剛巳

Transboundary Movement of Art and Architecture | Kuresawa Takemi

...ある。確かに、「具体」、「実験工房」、「メタボリズム」等々の主要メンバーが一堂に会して多くの... ...ういえば愛知万博は、迷走の挙げ句に結局「メタボリズム」の大御所・菊竹清訓を総合プロデューサー...

『10+1』 No.38 (建築と書物──読むこと、書くこと、つくること) | pp.144-145

[論考]

東京のタイポ・モルフォロジー | 塚本由晴藤村龍至

Typology/ Morphology of Tokyo | Tsukamoto Yoshiharu, Ryuji Fujimura

...軸上で検討しようとするものである。 かつてメタボリズム・グループは、設備や構造の基幹となる部分... ...深層」において緩い方向性を与える「新たなメタボリズム」のコンセプトを導入する必要があると思わ...

『10+1』 No.47 (東京をどのように記述するか?) | pp.76-84

[論考]

八〇年代リヴィジョニズム | 日埜直彦

80's Revisionism | Hino Naohiko

...時多発的に胎動を始める。国内的な文脈ではメタボリズムの活動がこれに相当するだろう。結果論的な... ...五の世代という意識から命名された)を継ぐメタボリズム・グループ以降、それまでの建築家の組織が...

『10+1』 No.32 (80年代建築/可能性としてのポストモダン) | pp.78-92

[論考]

パラレル・ユ─トピア | 斉藤千尋

Parallel Utopia | Saito Chihiro

...と言えばその後者に属している。丹下健三やメタボリズム・グループのメンバーたちが幾つもの都市を... ...や都市という捉え方は、菊竹も一員であったメタボリズム・グループの他のメンバーの建築のイメージ...

『10+1』 No.01 (ノン・カテゴリーシティ──都市的なるもの、あるいはペリフェリーの変容) | pp.59-66

[論考]

ゴジラVS.メタボリスト | 八束はじめ

Godzilla Versus The Metabolists | Yatsuka Hajime

...化は、建築的ヴィジョンとしては丹下健三やメタボリズム・グループの六○年代の未来都市の諸提案と... ...て、新ペリフェリーである幕張には、これもメタボリズム・グループの一員であった槙文彦が全長五○...

『10+1』 No.01 (ノン・カテゴリーシティ──都市的なるもの、あるいはペリフェリーの変容) | pp.180-185

[レヴュー]

磯崎新の夢/レム・コールハースの現実 | 浅田彰

Review The Dream of Arata Isozaki/The Reality of Ren Koolhaas | Asada Asada

磯崎新の実現されなかったプロジェクトばかりを集めた「アンビルト/反建築史」展が開かれ★一、それに合わせて『UNBUILT/反建築史』(TOTO出版)という二分冊...ない。六〇年代の〈空中都市〉の、いかにもメタボリズム的な未来志向と、磯崎新独特の廃墟志向の重...

『10+1』 No.23 (建築写真) | pp.32-35

[ラディカリズム以降の建築 1960s-1990s 7]

ミレニアムの都市(前編)──一九九九年、ポストバブルの東京論 | 五十嵐太郎

The City in the Millenium Part 1: Tokyo Studies in the Postbubble Era, 1999 | Igarashi Taro

情報端末としての建築 電飾、看板、ファーストフード、カラオケ、ゲームセンター、カフェ、居酒屋、ドラッグストア、電化製品の量販店、百貨店、金融ビル、JR線の高架、...ば、倉庫は情報の海に漂う。アーキグラムやメタボリズムが考案した単位空間のダイナミックな組み換...

『10+1』 No.19 (都市/建築クロニクル 1990-2000) | pp.221-231

[作品構成]

アルゴリズム的思考とは何か | 松川昌平

What is Algorithmic Thinking? | Shohei Matsukawa

アルゴリズム的思考を用いると従来の建築とどう変わるのだろうか? 僕自身これまで、「関数空間/Algorithmic Space」と題していくつかプロジェクトを発...物の新陳代謝のアナロジーで建築を捉えた「メタボリズム」だと言えると思うが、半ば永久的に建築が...

『10+1』 No.48 (アルゴリズム的思考と建築) | pp.155-160

[論考]

建築と言葉とメディアの関係はいまどうなっていますか? | 今村創平

What is the Relationship of Buildings, Words, and Media Now? | Imamura Sohei

なぜ建築を扱うのに言葉が必要なのかは、これまでにも繰り返し問われてきた。そして、このところ建築と言葉の仲は、うまくいっていないのではないかという問いは続けて発せ...時期と期を一にしていることだ。丹下健三やメタボリズムの時代から、都市住宅、野武士の時代への移...

『10+1』 No.49 (現代建築・都市問答集32) | pp.152-153

[現代住宅研究 7-4]

装飾 | 西沢大良

Ornament | Nishizawa Taira

装飾とモダニズム やや意外な「装飾」の話から。およそ一〇メートル角のスラブを空中に浮かべた《スカイハウス》(菊竹清訓、一九五九)[図1]は、そのスラブにムーブネ...盤の出現が、《スカイハウス》以降、つまりメタボリズム以降、すなわち高度経済成長期以降、無視で...

『10+1』 No.24 (フィールドワーク/歩行と視線) | pp.24-29

[インタヴュー]

建築家の言説──建築、建築家、書くこと | マーク・ウィグリービアトリス・コロミーナ松畑強

Architects' Discourse: Architecture, Architect, Writing | Mark Wigley, Beatriz Colomina, Matsuhata Tsuyoshi

理論/歴史、実践 松畑強(以下MT)──コロミーナさん、『アッサンブラージュ』誌の三〇号を拝読いたしました。あなたはそこで、いくつか面白い問題を提起されていたと...バンハムについてだが、彼は日本、とりわけメタボリズムから大きな影響を受けていた。 MT──バンハ...

『10+1』 No.11 (新しい地理学) | pp.41-46

[1990年代以降の建築・都市 3]

反フラット建築論に抗して | 五十嵐太郎

Agaist Anti-Flat Architecture | Igarashi Taro

フラット派批判 昨年末、飯島洋一が「反フラット論──『崩壊』の後で 2」という文章を発表した★一。この論は世界貿易センタービルの破壊に触れて、スーパーフラットの...トする壮大な計画を提案した一九六〇年代のメタボリズムや一九八〇年代のポストモダンも、好景気に...

『10+1』 No.27 (建築的/アート的) | pp.142-153

[現代建築思潮]

討議:バルセロナ・オリンピック──都市の成長と発展 | 梅岡恒治岩元真明今浦友恵今井公太郎今村創平日埜直彦吉村靖孝

Barcelona Olympic, The Growth and Development of Barcelona City | Koji Umeoka, Masaaki Iwamoto, Tomoe Imaura, Imai Kotaro, Imamura Sohei, Hino Naohiko, Yoshimura Yasutaka

梅岡+岩元+今浦──今回、「現代思潮研究会」においてオリンピックによる都市改造をテーマに研究がなされることになりました。そのなかで、都市がどのように成長・発展を...らなくなりました。日本では高度経済成長、メタボリズムのあとに都市計画が放棄されたようなところ...

『10+1』 No.43 (都市景観スタディ──いまなにが問題なのか?) | pp.64-72

[現代建築思潮]

オリンピック/都心の郊外──まだ見ぬ郊外論に向けて | 日埜直彦今井公太郎吉村靖孝今村創平

Olympic Game/Suburbs in City Core: Toward Different Suburb Studies | Hino Naohiko, Imai Kotaro, Yoshimura Yasutaka, Imamura Sohei

山の手/下町/サード・ドメイン | 日埜直彦 クーベルタン男爵のコスモポリタニズムに始まったオリンピックが、反転してベルリン・オリンピックに象徴されるネーション...川紀章、一九七二)である。もちろん当時はメタボリズムも黒川も、いやそれどころか建築家という職...

『10+1』 No.46 (特集=宇宙建築、あるいはArchitectural Limits──極地建築を考える) | pp.48-56

[CONCEPTUAL 日本建築 7]

第七章──作庭編 | 黒沢隆

Garden Design: Gardening is important matter in architectural design always. However, garden and building have been continual one-body, specially in Japanese residencial architecture. Furthermore, it is not inner-garden (patio), but the tempered environment of fruitful nature it's own. It may be able to say 'No-wall civilization' in all means. | Takashi Kurosawa

37 犬走り──屋内外を媒介することの実相 INU-BASHIRI (Eaves’ dropper’s lane): To be interflowed be...る。 かつて、菊竹清訓たち数名の建築家が「メタボリズム」というチーム名を標傍したことがある。そ...

『10+1』 No.42 (グラウンディング──地図を描く身体) | pp.186-200

[現代住宅研究 4-2]

| 塚本由晴

sky | Tsukamoto Yoshiharu

東京の空は白っぽい。沖縄やアンダルシアで見た空は群青色だった。空も場所によって随分違う。空 の色は旅の印象をも決定する。でも、建築のデザインの相手として見るなら...供室が、カプセルとして着脱するというのがメタボリズムである。しかし完成当時の写真を見ると、そ...

『10+1』 No.21 (トーキョー・リサイクル計画──作る都市から使う都市へ) | pp.25-29

[「悪い場所」にて 9]

建築家のロマンティシズム | 椹木野衣

The Architect's Romanticism | Sawaragi Noi

以前、この連載でも少しふれた家も建ち、すでに一年半が経過した。 実際にはどうであったか。 いくつかの点で細部にツメのあまさが残るものの、基本的には気に入っている...ものである。したがってこの家は、かつてのメタボリズムのようなバイオモルフィックな意味ではない...

『10+1』 No.39 (生きられる東京 都市の経験、都市の時間) | pp.25-27

[論考]

二〇世紀日本建築の「悦ばしき知識」──丹下研究室の国土・都市・建築 | 豊川斎赫

Japanese Architecture of The 20th Century: "La gaya scienza": The Research of Regional, Urban, and Architecture in Tange Laboratory | Saikaku Toyokawa

建築にいながら何をやっているんだと或は人から思はれる位、一寸見ると建築とは縁がなさそうに見えるかもしれないような基礎理論を各方面から切り開いて行かなければならな...玲子氏所蔵) III 一九六〇──一九六一──メタボリズム前史 敗戦によって大陸の植民地を失った日本...

『10+1』 No.50 (Tokyo Metabolism 2010/50 Years After 1960) | pp.80-95

[グローバリズム 2]

ナショナリズムとその美学化 | 八束はじめ

Nationalism and Its Idealization | Yatsuka Hajime

1 福岡  一九九〇(ポストモダン) vs 日本  戦後(モダン) PART1 前回「ペキン 二〇〇三」の冒頭で引用したコールハースのテクストは、「日本に関して...化の全過程につきまとっていた問題である。メタボリズムの形成期にあってさえ、西欧(アメリカ)文...

『10+1』 No.32 (80年代建築/可能性としてのポストモダン) | pp.230-238

[対談]

ポスト地政学の趣都論──ストリート/建築への眼差し | 隈研吾森川嘉一郎

Post-Geopolitics, Community of Interest and the City: Eyes to the Street/ Architecture | Kuma Kengo, Morikawa Kaichiro

隈——建築への関心がそれまでの内部から「お外」へと志向し始めたのは九○年代の最初の頃だったでしょうか。地面でゴロゴロする若者、いわゆる「ジベタリアン」が増えてき...はすでにあったように思います。黒川紀章のメタボリズムのIHIなどにも、建築という完結したオブジェ...

『10+1』 No.34 (街路) | pp.64-78

[対談]

アーバニズムと計画論──「湾岸都市」あるいは「メトロポリスのニヒリズム」について | 八束はじめ南泰裕

Urbanism and City-Planning: "Gulf Cities" or "The Nihilism of the Metropolis" | Yatsuka Hajime, Minami Yasuhiro

八束はじめ南泰裕八束──今回の南さんの論文を読んで、かなりの部分で見解が共有されているな、という気がしました。特に南さんが、湾岸で起きているさまざまな現象を必ず...代の建築家たちが、そのまたすぐ上の世代のメタボリズムの建築家達に対して、全面的に否定的で、ラ...

『10+1』 No.07 (アーバン・スタディーズ──都市論の臨界点) | pp.86-91

[論考]

「更地と集合住宅」──多摩丘陵におけるニュータウンと集合住宅の分節 | 塚本由晴

Vacant Lots and Communal Housing | Tsukamoto Yoshiharu

ニュータウンに行くと感じることがある。それは、これは建築のロマンなのか? 土木のロマンなのか? それとも政治のロマンなのか? ということである。そんな問題のたて...ットを取り付けていくという、まさに当時のメタボリズムの手法そのものである。その空間の序列はま...

『10+1』 No.01 (ノン・カテゴリーシティ──都市的なるもの、あるいはペリフェリーの変容) | pp.67-75

[対談]

素材・エンジニアリング・構法──あるいは建築のヴィジョンをめぐって | 難波和彦松村秀一

Material, Engineering, and Systems: Concerning the Vision of Architecture | Namba Kazuhiko, Matsumura Shuichi

素材/エンジニアリング 難波和彦──今日の対談のテーマは、素材がどう建築を変えるかという問題なんだけども、実を言えば素材が建築を変える時代はもう終わっているとい...れど。一九六〇年代のアーキグラムや日本のメタボリズムも同じようなことを唱えていましたが、それ...

『10+1』 No.28 (現代住宅の条件) | pp.58-73

[日本]

31:遠藤秀平:連続する曲面による空間の可能性──遠藤秀平と連綿体の建築 | ケヴィン・ニュート五十嵐光二

Shuhei Endo: Potential of Space Consists of Continuous Curved Surface | Kevin Nute, Igarashi Koji

1960年生まれ。86年、京都市立芸術大学大学院修了。88年、石井修/美建設計事務所を経て、遠藤秀平建築研究所設立。98年より神戸芸術工科大学非常勤講師。主な作...が、しかしながら実際に建てられた数少ないメタボリズムのプロジェクトは、奇異なことにこれらの理...

『10+1』 No.22 (建築2001──40のナビゲーション) | pp.154-157

[インタヴュー]

磯崎新インタヴュー 破壊と救済のメトロポリス | 磯崎新五十嵐太郎南泰裕

An Interview with Arata Isozaki: The Destructive and Restorative Metropolis | Isozaki Arata, Igarashi Taro, Minami Yasuhiro

「デコンの終わり」と「都市破壊業KK」/時代の分水嶺としての一九六五年、一九九五年 五十嵐太郎──今日、磯崎さんにおうかがいしたいテーマはいくつかありますが、出...日本では万博の準備が始まります。それは、メタボリズム、安保闘争、読売アンデパンダンというよう...

『10+1』 No.19 (都市/建築クロニクル 1990-2000) | pp.54-67

[キーワード]

90年代都市・建築キーワード/キーパーソン | 南泰裕瀧本雅志松田達

Urban/ Architecture Keywords and Key Persons of the 90s | Minami Yasuhiro, Takimoto Masashi, Matsuda Tatsu

連続と切断の言語風景── 1990年代の都市と建築をめぐって 南泰裕 たったいま終わりを告げたばかりの、1990年代の都市と建築を切り出して、「何かが確実に変わ...な構造によるこうした計画案は、菊竹清訓らメタボリズムの建築家たちによっても同様に数多く考案さ...

『10+1』 No.19 (都市/建築クロニクル 1990-2000) | pp.68-87

[論考]

現代建築におけるノーテーションの冒険──見えない建築へ | 八束はじめ

Notational Explorations in Contemporary Architecture—Toward an Invisible Architecture | Yatsuka Hajime

0 さしあたっては当然のことを言うなら、建築は目に見える秩序を扱う。特定の地点に特定の存在モードとしてつくられる建築は「見える」からだ。しかし、設計とはそれにつ...の師である丹下健三やその周辺に形成されたメタボリズム・グループが、既存の都市へのオルタナティ...

『10+1』 No.03 (ノーテーション/カルトグラフィ) | pp.16-28

[論考]

建築の記譜法 | 浜田邦裕

Architectural Notation | Hamada Kunihiro

音楽理論家であるエルハルト・カルコシュカの古典的な記譜法に関する著書、『現代音楽の記譜』は次のような書き出しで始まっている。「音楽の記述はまず第一には、より複雑...してとらえていこうとしている。七〇年代にメタボリズムと呼ばれた、有機体をアナロジーとして、変...

『10+1』 No.03 (ノーテーション/カルトグラフィ) | pp.136-145

[論考]

あとちのあと | 原田祐馬大場美和

After the Vacant Lot | Yuma Harada, Miwa Ooba

昨日まで何の変哲もなかった万博で、 人々が列をなし、群がっていたのに、今や見よ、 まるで魔法の杖でできたように、 透明なガラス製の輝くアーチが、輝きを失い、 忘...(建築評論家)と竹山聖氏(建築家)を招きメタボリズムを中心に二〇世紀・二一世紀におけるパヴィ...

『10+1』 No.36 (万博の遠近法) | pp.125-144

[極致環境/地球外]

火星居住 | 村川恭介

Mars Habitation | Kyosuke Murakawa

かつては、火星には火星人が住んでいて地球征服を虎視眈々と狙っているといったSF小説もあった。地球から望遠鏡で眺める火星には、人間の顔を真似た大きな造形物(に見え...。これは大体二四時間周期で活動する人間のメタボリズムとほぼ一致するため、結構快適な生活ができ...

『10+1』 No.46 (特集=宇宙建築、あるいはArchitectural Limits──極地建築を考える) | pp.78-81

[批評]

東京論の断層──「見えない都市」の十有余年 | 中筋直哉

Dislocated Studies of Tokyo: The "Invisible" City in Recent Decades | Naoya Nakasuji

自分には第一の故郷も、第二の故郷も、いやそもそも故郷という意味がわからぬと深く感じたのだ。思い出のないところに故郷はない。確乎たる環境が齎(もたら)す確乎たる印...冷笑とともに忘れられた戦後建築思想の華、メタボリズムの復活とでもいうべき事態である。むしろ私...

『10+1』 No.12 (東京新論) | pp.168-177

[論考]

秋本治/東京/リサイクル | 藤原徹平

Osamu Akimoto/Tokyo/Recycle | Teppei Fujiwara

01 この小論は、秋本治に関する論考を軸として構成される。 02 秋本治と聞いて何者かパッと浮かんでこない人のために少し説明をしなくてはならないだろう。秋本治...て、モダニゼーションを含んだ建築運動は、メタボリズムや最小限住居研究などに見られるのではない...

『10+1』 No.21 (トーキョー・リサイクル計画──作る都市から使う都市へ) | pp.154-160

[論考]

「近代都市」 | 西沢大良

"Modern Cities" | Nishizawa Taira

多摩ニュータウンなどの大規模な郊外ニュータウンについて不可解な点があるとすれば、それは、これらのニュータウンにおいて仮に近代的な都市概念によって説明しきれない何...たのもそれをめぐってである。さらにこれがメタボリズムにいたって、建築構造から社会組織にわたる...

『10+1』 No.01 (ノン・カテゴリーシティ──都市的なるもの、あるいはペリフェリーの変容) | pp.52-58

[批評]

「第三機械時代」のアルケミー──白・銀・透明をめぐるサブ・クロニクル | 吉村靖孝

Alchemy in the "Third Machine Age": A Sub-Chronicle of White,Silver and Transparency | Yoshimura Yasutaka

「二〇〇一年宇宙への旅」に抽選で五名様を御優待! それは空想ではなく、現実の体験です。本物の宇宙旅行です。二〇〇一年より出発予定の人類最初の民間宇宙航行プログラ...となるはずだった。 アーキグラム[図2]やメタボリズムなどにみられる、今にして思えば随分と無防備...

『10+1』 No.14 (現代建築批評の方法──身体/ジェンダー/建築) | pp.242-248

[設計思想・教育]

極環境建築における自律分散協調の自己組織的設計思想 | 池田靖史

Self-organized Design for Extreme Environmental Architecture | Yasushi Ikeda

運搬・組み立てシステムとデザイン 極環境の建築では建設地への建築資材の運搬形式と現地での建設作業の簡易性が通常の建築に比べると圧倒的に重要な課題となる。過酷な極...り古くからある。モダニズム以降も日本ではメタボリズムの都市理論があった。単体の建築よりもその...

『10+1』 No.46 (特集=宇宙建築、あるいはArchitectural Limits──極地建築を考える) | pp.152-155

>10+1編集部推薦

著書・関連書籍

メタボリズム──1960年代 日本の建築アヴァンギャルド

八束はじめ, 吉松秀樹『メタボリズム──1960年代 日本の建築アヴァンギャルド
(、1997年)