ブルデュー,P.(ピエール), パスロン,J-C.
、1991年、300ページ
ISBN=9784938661243
[論考]
...ムの問題に直結するのではないだろうか。住宅を社会に解き放ち、開いていくための。 多木浩二との対... ...が社会に拡張した結果、住宅はもはや労働の再生産の場ではなくなり、住人そのもの、利用者の再生産...
『10+1』 No.05 (住居の現在形) | pp.130-145
[特別寄稿]
...義はこのようにはじまる。あるグループの人々が社会解体の「しるし」としてターゲットにされ、「憂... ...除と比較しながら、大衆の青少年に対する憎悪と教育への強迫を投影同一化モデルで考える。第五節で...
『10+1』 No.40 (神経系都市論 身体・都市・クライシス) | pp.260-269
[インタヴュー]
...表したのがバウハウスを手本としている日本工作文化連盟の機関誌ですから、おまけに丹下さんはその... ...、その人の「はじめて」を書こうとする。建築を社会の諸事象の反映物という観点からはけっして書き...
『10+1』 No.44 (藤森照信 方法としての歩く、見る、語る。) | pp.54-77
[非都市の存在論 7]
...テムの考察と結びつけた記述がフロイトの論文『文化のなかの不快』にある。精神的なものにおける保... ...発性はない。 しかし、ではこのアナロジーは単に教育的効果のための隠喩にすぎないのだろうか。デリ...
『10+1』 No.11 (新しい地理学) | pp.16-27
[対談]
...論の文脈でもう一度考え直したい。そのときに、社会学的な現象論ではなく、神経系システムやテクノ... ...という意識です。ジンメルが一九一一年『哲学的文化』という著作を世に問うたときに、現在をクリテ...
『10+1』 No.40 (神経系都市論 身体・都市・クライシス) | pp.54-69
[翻訳論文]
...建造を許可されたのはそれが制度ないしは支配的文化を表象し反映しているからである。建築物の予算... ... の 言 説(ナイト・ディスコース)は公共圏——社会の成員が対立する価値観や期待を調停するために...
『10+1』 No.34 (街路) | pp.137-148
[対談]
...のとは違うところに私たちの都市やそれをめぐる社会的なとしか言いようのない感覚が成立しているか... ...こ一〇年ほどの日本の都市論は、言ってみれば「文化の理論」という側面が強かったと思うんです。け...
『10+1』 No.12 (東京新論) | pp.62-79
[論考]
...感じられる。毎日お祭りのように任意の政治的・文化的な意見が低い調子で語られているが、見せびら... ...の、それ以外の都市域は、公営住宅──つまり、社会的に供給された住宅──の混在する広大な住宅地...
『10+1』 No.25 (都市の境界/建築の境界) | pp.151-168
[論考]
...『コミュニティ』で、コミュニティの概念規定を社会学において初めて登場させたのは一九一七年で、... ...ることを主張している。アソシエーションとは、教育のための学校、利潤を追求する企業など、一定の...
『10+1』 No.33 (建築と情報の新しいかたち コミュニティウェア) | pp.130-134
[都市の断層線/切断線 1]
...のスケールにある。資本の活動が人口を吸収し、再生産し、世代の布置を変えていったわけであり、そ... ...外縁や境界があいまいになり、(2)そこに生成する社会性の場が多層化しているという特徴がある。東京...
『10+1』 No.13 (メディア都市の地政学) | pp.2-11
[都市表象分析 1]
...書かれた土葬が支配的な文化において屍体の焼却がもつ意味と、火葬中心の文化のもとにおけるそれと... ...関心のもとに、劇的行為を教育の手段にしていた。映画やテレビがその教育的機能を引き受けた結果、...
『10+1』 No.19 (都市/建築クロニクル 1990-2000) | pp.2-11
[脱芸術/脱資本主義をめぐるノート 4]
...福岡に昨年の一一月から二カ月間滞在し、現地の教育に──彼らの言葉を使えば──「介入」(interventio... ...な社会・政治的変化をもたらす」ことを目的としている★二。彼らはまず、彼らを招いた芸術・文化施...
『10+1』 No.21 (トーキョー・リサイクル計画──作る都市から使う都市へ) | pp.33-34
[現代建築思潮]
...られる傾向がありますよね。つまり議論や情報の再生産としてのメディアという生産性の低い場所にな... ...名性の生産、流通および消費」という議論では、社会学を専攻している南後由和さんと成実弘至さんに...
『10+1』 No.41 (実験住宅) | pp.24-28
[神戸]
...は異なる。また同じ地図の対象でも世界観、時代文化によって、さらには認識方法によってその視点と... ...が成長して大人になり、やがて夫婦となり子供を再生産して、という近代的な家族や国家といった世界...
『10+1』 No.30 (都市プロジェクト・スタディ) | pp.172-183
[現代建築思潮]
...覚的な側面のみに焦点を当てるだけでは、それが社会的に生産、流通、消費されるメカニズムを解明す... ...た。そういう言説の構図自体が建築家の有名性を再生産しているという側面もありますし、建築家自体...
『10+1』 No.40 (神経系都市論 身体・都市・クライシス) | pp.27-44
[脱芸術/脱資本主義をめぐるノート 7]
...年前、フランスのグルノーブルで、文化省主催の、フランスの文化政策を学ぶ(学ばせられる?)セミ... ...は単に貧しいだけではない。それは、資本主義と社会主義という、近代が作り出した二大システムの狭...
『10+1』 No.24 (フィールドワーク/歩行と視線) | pp.31-32
[批評]
...ける日常生活の細部において、その歴史、言語、文化の複雑性において、その世界化の傾向と地方的な... ...ンダー化された都市、エスニックな都市、異なる社会集団の領域、変動する中心と周縁がある。都市は...
『10+1』 No.11 (新しい地理学) | pp.105-120
[都市表象分析 2]
...騒動などを経験した警察は、ロシア革命のような社会革命を未然に防ぐため、国民の内部によりいっそ... ...ソシアルワーカー」である。既存の司法・福祉・教育の装置に「付録のように」つながった存在として...
『10+1』 No.20 (言説としての日本近代建築) | pp.2-9
[論考]
...らは地理的に遠く離れていただけではなく、建築文化の産物としても遠く離れた個別の作業であって、... ...ブラジルでの仕事である。リオデジャネイロの《教育保健省》は、そのファサードの全面にこのヴォキ...
『10+1』 No.23 (建築写真) | pp.195-204
[新・都市の下層民 2]
...在性を持つのである。であるならば、さらに学校教育とは、親から見れば、将来の情報労働者としての... ...印を押されたとするならば、それは、往々にして文化産業のネットワーク全体から放逐される運命──...
『10+1』 No.15 (交通空間としての都市──線/ストリート/フィルム・ノワール) | pp.48-49
[論考]
...客観主義は社会的世界を、観察者に提示されるスペクタクルとして構築する。観察者はアクションに対... ...覚的観察を行ない、あまり明らかでなかったその文化的マトリクスを明るみに出している。われわれが...
『10+1』 No.24 (フィールドワーク/歩行と視線) | pp.156-175
[批評]
...建築は社会的な芸術の最たるものであり、社会の変化に対応しなければならない。ある社会の文化と洗... ...倫理と対立するものとしてのポストモダニティの再生産の倫理が、今や創造のための哲学的な根拠とな...
『10+1』 No.06 (サイバーアーキテクチャー) | pp.70-75
[批評]
...・システムの導入は、カーニバルという文化がカリブ全体の文化を表象するための最後のステップだっ... ...雇用のしわよせは最初に移民層に襲いかかった。社会は不穏な雰囲気に覆われ、学校ではあからさまな...
『10+1』 No.07 (アーバン・スタディーズ──都市論の臨界点) | pp.141-153
[論考]
...バ─バは『文化のロケ─ション』★一のなかで、ポストモダンとポストコロニアル時代の文化と政治が... ...ふくまれている。一般に、広く近代以降の哲学と社会科学は、主体がどのように在るかという存在論的...
『10+1』 No.04 (ダブルバインド・シティ──コミュニティを超えて ) | pp.33-51
[座談会]
...からのアプローチを担っていただきたい。 最初に社会学者の吉見さんから議論の前提をざっと挙げてい... ...のです。表層的なレヴェルから見ても、現代の社会や文化の問題を語っていくとき、空間にまつわるキ...
『10+1』 No.11 (新しい地理学) | pp.64-84
[論考]
...らは皆、東京という世界一安全で便利で、どんな文化でも揃っている怪物都市を一二〇パーセント活用... ...きた。通常、この種の犯罪の原因は家族や学校、教育の問題に帰せられることが多いが、この事件の場...
『10+1』 No.18 (住宅建築スタディ──住むことと建てることの現在) | pp.144-153
[批評]
...それは美学的な選択を決定しているだけでなく、文化的な貢献に関する倫理的内容をも決定しているの... ...主義的な意味での)批判的な役割であり、今日の社会において最も欠如していると感じられている価値...
『10+1』 No.16 (ディテールの思考──テクトニクス/ミニマリズム/装飾主義) | pp.129-154
[批評]
...ス校舎とマイスター・ハウスが、ユネスコの世界文化遺産に指定されたデッサウ市のバウハウス・デッ... ...リ・ルフェーブル、〈「ポスト・テクノロジー」社会の制度〉一九七二) ドイツ工作連盟の一員であり...
『10+1』 No.17 (バウハウス 1919-1999) | pp.66-80
[批評]
...I. 社会構造が大きな変換を遂げようとする渦中において今世紀が総括され、社会と芸術間の新たな美学... ...を重ねながら存在したこのインターナショナルな教育機関は、新たな知覚のための実験と日常における...
『10+1』 No.17 (バウハウス 1919-1999) | pp.166-173
[論考]
...とんど隠されてしまっている。だが、芸術作品の教育的機能は、マルクス主義美学というものが考えら... ...美学に属さぬ(実践という卑しい)衝動によって文化的な戯れや生産が道具化されるというような古め...
『10+1』 No.03 (ノーテーション/カルトグラフィ) | pp.74-84
[対談]
...いへん建築家よりの主題に見えますが、そもそも社会的に安定したビルディング・タイプという類型を... ...ローバルな文化の流動性の把握なのかなんなのかはよく分かりませんが、観光という社会文化的に輪郭...
『10+1』 No.02 (制度/プログラム/ビルディング・タイプ) | pp.170-186
[図版構成]
...とはその都市を浄罪する行為となる。またユダヤ文化においては、イスラエルの民がイェリコ奪還のた... ...画作品を制作していた。それは没落してゆく文明社会の生に潜む死の香りを嗅ぎつける作業である。こ...
『10+1』 No.15 (交通空間としての都市──線/ストリート/フィルム・ノワール) | pp.214-225
[論考]
...tches, 1875: 384. では、ここで言われているオランダ文化とは何であろうか? それは誠実さである。自由... ...パで最大かつ最もうまく歴史的インナーシティを再生産してきたセントラムには、ほどよく変化にとん...
『10+1』 No.24 (フィールドワーク/歩行と視線) | pp.146-155
[論考]
...どうやら90年代の若者文化のなかから、従来の、いわば高度経済成長期型の価値観を軽々と超えていく新... ...ていた。1955年体制は大衆消費社会を基盤とする体制であり、労働者の社会主義化を防ぐために家電、自...
『10+1』 No.19 (都市/建築クロニクル 1990-2000) | pp.108-109
[対談]
...ーネットなどの新しいテクノロジーが出てきて、社会の構成が変化すると、建築は時代をどう表現する... ...下部構造に対しては建築史的価値を残存させる「文化」組織体として立ちはだかる。しかしながらその...
『10+1』 No.14 (現代建築批評の方法──身体/ジェンダー/建築) | pp.197-210
[批評]
...ついには血まみれで倒れるのである」。他の原始社会では女性たちが鎖でつながれていて、この鎖が次... ...してはありふれた態度であった。 ロンブローゾは文化生物学的なそうした逆行を、先祖返り(アタヴィ...
『10+1』 No.14 (現代建築批評の方法──身体/ジェンダー/建築) | pp.155-160
[批評]
...モールは、ヴァルター・ベンヤミンにブルジョア文化の「ファンタスマゴリー」としてアピールした一... ...したアーケードは、ファッションの展示によって社会の到来を、工業的に生産されたガジェットの使用...
『10+1』 No.02 (制度/プログラム/ビルディング・タイプ) | pp.233-244
[批評]
...は一掃されてしまうだろう。このような根本的な社会変化の時期にあっては、起こりつつあることにつ... ...である。この新たな教義は、サンフランシスコの文化的ボヘミアニズムとシリコン・ヴァレーのハイテ...
『10+1』 No.13 (メディア都市の地政学) | pp.153-166
[鼎談]
...ないのか?」という有名な論文が出て、美術界の社会的な構造を逆照射した。それがエポック・メイキ... ...です。生活というのは、制度化され習慣化された文化としての身体の振る舞いだと思いますが、日本の...
『10+1』 No.14 (現代建築批評の方法──身体/ジェンダー/建築) | pp.62-81
[批評]
...級や生産力など)に追加されるものというより、社会変化の弁証法を把握しようとする際にはつねには... ...して取り扱うこと。 二、ある種の活動は、社会秩序の再生産と変換の一部あるいはそれらが集まったも...
『10+1』 No.11 (新しい地理学) | pp.85-104