1955年生まれ。造形作家、批評家。近畿大学国際人文科学研究所教授、副所長。
http://kenjirookazaki.com/
(最終更新:2010年11月2日)
[Waitinwg for Art 5]
...書く。 初秋の軽井沢(セゾン現代美術館)で岡崎乾二郎の初回顧展が開催された。とりわけここ数年、... ...である。 1──岡崎乾二郎《あかさかみつけ#8》1987-89 出典=「ART TODAY 2002 岡崎乾二郎展」カタログ2...
『10+1』 No.30 (都市プロジェクト・スタディ) | pp.26-29
[建築の解體新書 6]
...は、どのように考えたらいいのでしょうか。 岡崎乾二郎は別稿において、ある事象の同一性を成立させ... ...本建築学会計画系論文集』504号註 編集部註:岡崎乾二郎氏からの返信は、次号に掲載します。 ★一──...
『10+1』 No.20 (言説としての日本近代建築) | pp.10-18
[10+1 PASSAGE蒐集(コレクション)の曖昧な対象 4]
...能によって折り返すことにほかならない。 3 岡崎乾二郎は「詞の通路(かよいじ)と、建築の通路」の... ...日本語の入子構造の模式図」 出典=磯崎新+岡崎乾二郎監修 『漢字と建築』(INAX出版、2003)4 こうし...
『10+1』 No.34 (街路) | pp.28-31
[会議4日目「国土改造」]
清水──本日のレヴューでは、まずそれぞれのチームのデザイン手法について議論し、その後、最も大きいスケールの問題提起である四日目の会議「国土改造」で提案した「Fu...つけることもできそうでしょう。 藤森照信氏岡崎乾二郎氏権力闘争が先行形態を決定する 岡崎──それ...
『10+1』 No.37 (先行デザイン宣言──都市のかたち/生成の手法) | pp.146-161
[対談]
建築の下部構造としての「建築等」 岡崎── 僕は中谷さんに、建築の世界にとって、いわば異物だと呼ばれました。確かに自分でも、いつのまにか建築の人と接する機会が増...み立て直すというのならおもしろいけれど。 岡崎乾二郎氏「表現と技術」の弁証法 中谷── ゼネコン...
『10+1』 No.14 (現代建築批評の方法──身体/ジェンダー/建築) | pp.197-210
[建築の解體新書 3]
...詞の通路(かよひみち)と、建築の通路……岡崎乾二郎1 たとえば時枝誠記は、詞と辞に対立させて国語... ...を辿って〈作業〉の根幹を知る……中谷礼仁 岡崎乾二郎様 まことに含蓄ぶかいおはなし、つつしんで...
『10+1』 No.16 (ディテールの思考──テクトニクス/ミニマリズム/装飾主義) | pp.206-225
[建築の解體新書 8]
不快な様式……岡崎乾二郎今回は前回の足りなかった部分を補い、中谷氏に対する問題提起という形式をとらせていただきます。 ★ よく知られていることですが、明治二七年...不快な様式……岡崎乾二郎今回は前回の足りなかった部分を補い、中谷氏に対する問題提起という形式...
『10+1』 No.22 (建築2001──40のナビゲーション) | pp.14-28
[建築の解體新書 4]
...とが見つけだされてしまうというわけです。 岡崎乾二郎「建築の訓読を巡っての書簡── 詞の通路と... ...中洛外図読(よ)むは看(み)るに如かず……岡崎乾二郎1 前回の拙文は、前々回、中谷さんが牽かれた...
『10+1』 No.17 (バウハウス 1919-1999) | pp.13-26
[現代建築思潮]
...求が強くうかがえる。 [松田聡平] 磯崎新+岡崎乾二郎監修『漢字と建築』(INAX出版、2003) 2002年の... ...で、コミッショナーの磯崎新とディレクターの岡崎乾二郎、4人の建築家(小嶋一浩、岸和郎、張永和、...
『10+1』 No.36 (万博の遠近法) | pp.47-54
[建築の還元 4]
1 判断と知覚、およびその審級 二〇世紀の終わりを締めくくる最後の一〇年は、建築が、レイト・モダンの波をも受けてミニマルなものへの志向を発現させ、ひとつの表現の...モダニズムのハード・コア』)。 ★一〇──岡崎乾二郎×野々村文宏×丸山洋志×米田明「建築と美術の...
『10+1』 No.22 (建築2001──40のナビゲーション) | pp.210-220
[セヴェラルネス:事物連鎖と人間 5]
大極殿の発見 奈良の平城京、とくに天皇による政(マツリゴト)の中心施設であった大極殿(ダイゴクデン)の位置同定には、もはや伝説とも言うべき逸話が存在する。 平城...とんどないであろう。 ★四──以下を参考。岡崎乾二郎「確率の技術/技術の格律」(『10+1』No.23、IN...
『10+1』 No.36 (万博の遠近法) | pp.13-25
[ポストモダニズムと建築 8]
あるときジェームズ・スターリングは次のように語っている。 建物のカタチは、住む人の使い方や生活様式を表したり、おそらく示したりするべきであると信じる。したがっ...気に実現されているのである。 あるところで岡崎乾二郎は《レスター工科大学》に注目し、その三次元...
『10+1』 No.39 (生きられる東京 都市の経験、都市の時間) | pp.41-43
[会議4日目「国土改造」]
先行デザイン会議 第4日目 国土改造 都市基盤整備、都市建築の耐火・耐震・永続化、ニュータウン構想。繰り返し提示されてきた国土への計画の意志であるが、それら...のみや 古市古墳群首都移転計画 ・ 討議 藤森照信+岡崎乾二郎× 中谷礼仁+宮本佳明+清水重敦...
『10+1』 No.37 (先行デザイン宣言──都市のかたち/生成の手法) | pp.131-131
[建築の解體新書 9]
月の住民 岡崎乾二郎 1 しかし技術と芸術ははたして明確に峻別されうるのでしょうか。むしろ技術がその実効的側面を強調すればするほど、その実効性を要請したところの起点はけっして合理性に解消しきれるものではないことを露呈させてしまうのではないか。また芸術と呼ばれているものの特質が、その存在をいかなる目的に回収することもで...
『10+1』 No.23 (建築写真) | pp.10-18
[建築の解體新書 7]
論理的徴候 岡崎乾二郎 1 知られているように富永仲基(一七一五─一七四六)は荻生徂徠の思想の圧制をもっともよく批判しえた人物でした。富永仲基のような存在がなければ、本居宣長の出現はありえなかったかもしれない。端的に仲基はそのきわめて論理的な思考によって、思想を、その内実から断ちきって──即物的に書かれたものとして扱...
『10+1』 No.21 (トーキョー・リサイクル計画──作る都市から使う都市へ) | pp.12-20
[建築の解體新書 5]
躾と添削……岡崎乾二郎1 わが国の学者は日本語で中華の書を読み、和訓と称している。訓詁(くんこ)という意味から出た言葉であろうが、実際は訳である。しかし人々は、それが訳であることに気づかない。古人は「読書千遍、その義はおのずから現われる」と言った。私は子供のころ、古人は「その義」がまだ現われないうち、どのようにして読書...
『10+1』 No.18 (住宅建築スタディ──住むことと建てることの現在) | pp.13-28
[建築の解體新書 2]
はじめに ……机は、やはり木材、ありふれた感覚的な物である。ところがこれが、商品として登場するとたちまち、感覚的でありながら超感覚的な物に転化してしまう。それは、自分の脚で立つばかりでなく、他のあらゆる商品に対しては頭でも立っていて、ひとりで踊りだすときよりもはるかに奇怪な妄想を、その木頭からくりひろげる。 ──カー...
『10+1』 No.15 (交通空間としての都市──線/ストリート/フィルム・ノワール) | pp.226-242
[グローバリズム 1]
1 前口上:グローバリズム、その私的再発見 我ながら最近の自分の立場なり関心とひどく懸け離れた主題を選んでしまったと思った。というと、過去の私の仕事を知る人々は...成」をなぜとりあげるかということに関して、岡崎乾二郎が、グローバリゼーションは一様ではなく、...
『10+1』 No.31 (コンパクトシティ・スタディ) | pp.209-216
[「悪い場所」にて 7]
わたしも会員のひとりである「美術評論家連盟」という組織があって、今年で五〇周年を迎えるという。それにあわせて先頃「日本の美術評論のあり方」と題する記念シンポジウ...部では、ここに南嶌宏、私、そして会員外から岡崎乾二郎、光田由里が加わった。その内容については...
『10+1』 No.37 (先行デザイン宣言──都市のかたち/生成の手法) | pp.25-26
[インタヴュー]
コンピュータの黎明期における情報都市の提案 柄沢──磯崎さんは六〇年代のコンピュータの黎明期、まだそれらが十分実用的とは言えない時期にさまざまな建築や都市の提案...ですが、一方で四谷アートステュディウムの、岡崎乾二郎さんの招きで磯崎さんがレクチャーをなさっ...
『10+1』 No.48 (アルゴリズム的思考と建築) | pp.72-81
[対談]
1 八束──今回の特集では、作家や作品というよりも広義の意味での言説を中心に明治以降の近代建築史を概観するという趣旨で、ここでは「建築史」という言説タイプを取り...しれない。さっき名前が挙がった井上さんは、岡崎乾二郎さんの本誌連載の議論でも意識されています...
『10+1』 No.20 (言説としての日本近代建築) | pp.62-76
[論考]
明治建築史を語る際に必ず言及されないではおかないほどに良く知られたイヴェントに建築学会でのシンポジウム「我国将来の建築様式を如何にすべきや」、いわゆる「様式論争...『建築文化』二〇〇〇年新年号の私との対談で岡崎乾二郎氏は、後藤が山崎の論を批判しながら構造と...
『10+1』 No.20 (言説としての日本近代建築) | pp.99-106
[批評]
カオダイ教とは何か 一九九八年の夏、ヴェトナムを訪れる機会があった。主な目的はカオダイ教という新宗教の聖地を訪れることだった。一九九〇年代に入り、ドイモイ(刷新...味深い。シェーカーについては、前号の本誌で岡崎乾二郎氏が論じたばかりなので、やや重複すること...
『10+1』 No.16 (ディテールの思考──テクトニクス/ミニマリズム/装飾主義) | pp.155-163
[建築を拓くメディア]
「磯崎新を軸に日本建築史を読みなおす」。これがこの小論に課せられたテーマである。磯崎新の近年の日本を主題とした著作、『空間の行間』(福田和也との共著、筑摩書房、...著、筑摩書房、二〇〇四)、『漢字と建築』(岡崎乾二郎との共同監修、INAX出版、二〇〇三)、『建築...
『10+1』 No.38 (建築と書物──読むこと、書くこと、つくること) | pp.118-121
[キーワード]
連続と切断の言語風景── 1990年代の都市と建築をめぐって 南泰裕 たったいま終わりを告げたばかりの、1990年代の都市と建築を切り出して、「何かが確実に変わ...つユニークな仕掛けとなっている。出展作家は岡崎乾二郎、牛島達治、ジョセフ・コスース、ロバート...
『10+1』 No.19 (都市/建築クロニクル 1990-2000) | pp.68-87
[論考]
はじめに 今回の特集もその一環なのかもしれないが、近年、日本の「近代建築」、「モダニズム」に関する議論が盛んだ。例えば、個人を対象とした実証的な取り組みがある。...数寄屋」に現在性=「内面の成立」を見出した岡崎乾二郎「吉田五十八──本音と建前」(『建築文化...
『10+1』 No.20 (言説としての日本近代建築) | pp.149-163
[論考]
* ダン・グレアムは、一九八九年から九一年にかけて、DIAセンター・フォー・ジ・アーツのビルの屋上を作り変えた。それが、有名な《Roof Top Urban P...ないが古陶磁があって、そのせいで、たとえば岡崎乾二郎の「灰塚アースワークス」に寄った帰りに、...
『10+1』 No.27 (建築的/アート的) | pp.112-118
[Waiting for Art 1]
「完全さの先にある自然さ」。 この「座右の銘」をスティーリー・ダンと共有する某DJによる、コンピレーション・アルバム──出典も内容もうろおぼえなのだが、ある音楽...、「外し」の感覚。 アルベルティを引きつつ岡崎乾二郎がいっている。「……完全性とは不完全性の一...
『10+1』 No.26 (都市集住スタディ) | pp.29-31
[論考]
一 まなざしの送り返し 一九六〇年代前半から勃興しはじめたデザイン・サーヴェイが、保存の問題や設計リソースの収集という「有効性=有能性」を保持していたのに対して...掲書、一九─二〇頁。 ★三九──藤森照信+岡崎乾二郎×都市連鎖研究体+環境ノイズチーム「ディス...
『10+1』 No.44 (藤森照信 方法としての歩く、見る、語る。) | pp.108-119
[論考]
この論考を依頼されてまず考えたのは、どのように書くべきかということだった。モダン・ヴァナキュラーの定義から始めるべきだろうか。それとも藤森照信と、建築論における...いるかのような気持ちにさせるものでもある。岡崎乾二郎が藤森照信を「世界で唯一のシュルレアリス...
『10+1』 No.44 (藤森照信 方法としての歩く、見る、語る。) | pp.158-160
[インタヴュー]
中谷礼仁──まずはタイトルの「トレーシング・ザ・藤森照信」について若干説明しておきます。私たち三人も藤森照信さんと同じ建築史という分野から自らの活動を始めました...きっと正しい解釈なんでしょうね。 中谷──岡崎乾二郎さんが藤森さんの建物をシュルレアリスム的と...
『10+1』 No.44 (藤森照信 方法としての歩く、見る、語る。) | pp.54-77
[大島哲蔵追悼]
記憶に棲むオブジェ 今日はタイポロジーをめぐって、アルド・ロッシからドナルド・ジャッドまでお話する予定です。まずはオーソドックスな話から始めましょう。 私はか...サマーキャンプ」を基盤としつつ、造形作家の岡崎乾二郎氏、歴史工学家の中谷礼仁氏(共に専任講師...
『10+1』 No.29 (新・東京の地誌学 都市を発見するために) | pp.181-191