酒井一光
学芸出版社、2006年4月、207ページ
ISBN=9784761523879
[批評]
一九九五年一月一七日、阪神淡路の内陸部をおそった地震は、文化財建造物にも多くの被害をもたらしたことは記憶に新しい。いま、甚大な被害を受けた神戸の街を歩いていても、少なくとも表通りでは震災の影響をほとんど感ずることができないほどに回復している。国の伝建地区に選定されている北野異人館街もほとんどのところが修復を終え、新たに...
『10+1』 No.16 (ディテールの思考──テクトニクス/ミニマリズム/装飾主義) | pp.175-177