石山修武
晶文社、1984年10月1日、201ページ
ISBN=9784794956842
[鼎談]
建築と書物の親和性 永江朗──「建築家はどのように書物と関わるのか」というのがこの鼎談のテーマです。最初に素朴な感想をもうしますと、芸術家のなかで建築家ほど書物...いわゆるアカデミズムとは違って、『秋葉原感覚で住宅を考える』(晶文社、一九八四)などという本...
『10+1』 No.38 (建築と書物──読むこと、書くこと、つくること) | pp.54-70
[住居の視点、住居の死角 5]
東京・渋谷の代官山地区で進行中の再開発事業に伴い取り壊された同潤会代官山アパートが、研究者グループなどの尽力で八王子市の住宅・都市整備公団建築技術試験場に移設・...画でもある。これまで『笑う住宅』『秋葉原感覚で住宅を考える』等で消費資本主義社会の住宅像に解...
『10+1』 No.10 (ル・コルビュジエを発見する) | pp.43-46
[特別掲載]
福岡オリンピック計画 2005年より、JOC(日本オリンピック委員会)は、名古屋(1988)、大阪(2008)の世界オリンピック大会会場招致の失敗の反省のうえにたって、2016年の第31回オリンピック競技大会には十分に日本への招致の可能性のある都市が立候補するように働きかけを始めた。数都市が名乗りを挙げたが、立候補意思...
『10+1』 No.43 (都市景観スタディ──いまなにが問題なのか?) | pp.25-48
[建築家的読書術]
研究室の学生を建築現場で教えて大学に戻ったところだ。建築現場と言っても貸アパートと個人住宅の複合小建築。施主が住宅部分の内装と屋上部をセルフビルドする建築の現場である。教育と言っても、セルフビルドとは何か、クロード・レヴィ=ストロースの言うブリコラージュとの関連は、とか、ヘンリー・デヴィッド・ソーローの『森の生活──ウ...
『10+1』 No.38 (建築と書物──読むこと、書くこと、つくること) | pp.96-97
[技術と歴史 4]
石山──今日は前半で設計などの考え方のべース、後半では開放系技術を実際にどのように表現しているかについて話したいと思います。 初めに、ロケット開発の歴史について少々述べます。図1が一九二二年に作られた映画用のロケットです。一番右端にいるのが近代的なロケットの開祖者フォン・ブラウンです。図2が有名なV2で、ドイツからロン...
『10+1』 No.42 (グラウンディング──地図を描く身体) | pp.175-185