RUN BY LIXIL Publishingheader patron logo deviderLIXIL Corporation LOGO
>

カチアートを追跡して

カチアートを追跡して

ティムオブライエン
、1997年2月1日、549ページ
ISBN=9784102042113

> 10+1 DATABASE内「カチアートを追跡して」検索結果 (5件)

[境界線上のアメリカ 4]

光の船を追って(一)──アメリカの神話と象徴 | 生井英考

In Pursuit of the Ship of Light: Myths and Symbols of America | Ikui Eiko

1 夜闇のノース・アメリカン・ハイウェイを走っていると、光の船に出逢うことがある。クルーズコントロールを時速六〇マイルに設定し、ステアリングの微操作だけでぼんやりと時を過ごしている、そんな夜のことだ。 規則的に過ぎ去ってゆく道路灯とコントロール・パネルに泛んだメーター類の灯りを除けば、眼に入ってくる対抗車線の車の光とて...

『10+1』 No.08 (トラヴェローグ、トライブ、トランスレーション──渚にて ) | pp.232-238

[境界線上のアメリカ 3]

「アメリカ写真」の神話と逆説(二)──スティーグリッツの肖像 | 生井英考

Myths and Contradictions in "American Photography" 2: A Portrait of Stieglitz | Ikui Eiko

4 「291」以後 よく知られているように、アメリカへ帰国してからのスティーグリッツはニューヨーク・カメラ・クラブの重要な新会員として迎えられ、『アメリカン・アマチュア・フォトグラファー』誌の編集に携わって写真芸術の理論と技術についての批評を次々と発表すると同時に、精力的にニューヨークの街を探索し始めた。この時期、彼が...

『10+1』 No.07 (アーバン・スタディーズ──都市論の臨界点) | pp.176-183

[境界線上のアメリカ 2]

「アメリカ写真」の神話と逆説──スティーグリッツの「不在のアメリカ」 | 生井英考

Myths and Contradictions in "American Photography": Stieglitz's "Absent America" | Ikui Eiko

「『いやよ!』私は叫んだ。『アルフレッド・スティーグリッツに会うなんて絶対にいや! そんなことおもったこともないわ! あの人、きっとサディストかスヴェンガリよ。でなきゃ、たぶんイカサマ師だわ。あんたたち、きっと彼の魔法にかけられておかしくなってるのよ。あたし、彼のことをあんたたちみたいに偉大な写真家だなんて、絶対に、ぜ...

『10+1』 No.06 (サイバーアーキテクチャー) | pp.176-183

[境界線上のアメリカ 1]

われアルカディアにもありき──ニューイングランド断章 | 生井英考

In Arcadia was I also: A New England Fragment | Ikui Eiko

i 五月のコネティカット・リヴァー渓谷──。 マサチューセッツから北上してきたインターステーツ91号線を途中で降りて、河を渡り、谷に沿った道をさらに北上してゆくと、ゆくては緑したたる栂の林につづいていた。路傍にはとりどりの花をつけた灌木やノブドウの茂みが見え隠れし、頭上の葉枝のあいまからは金色の光が降り注ぐ。行き交う車...

『10+1』 No.05 (住居の現在形) | pp.154-159

[論考]

夢みられた場所──サバ─ブ/サバ─ビア/コミュニティ | 生井英考

Dreamed Places: Suburb/Suburbia/ Community | Ikui Eiko

「……実のところ私は、時間というものを信じていない」──ウラジーミル・ナボコフ『記憶よ語れ』 i サバービアという言葉を耳にするたび、ホセ・アルカディオ・ブエンディーアとマコンドの村をおもいだす。 それはガルシア = マルケスの『百年の孤独』の英雄的な舞台となった村で、かのホセ・アルカディオはもちまえの機略と冒険心...

『10+1』 No.01 (ノン・カテゴリーシティ──都市的なるもの、あるいはペリフェリーの変容) | pp.137-147