1972年生まれ。表象文化論。
(最終更新:2010年3月1日)
[翻訳]
屈折は、変異する曲率を持つ表面を記述する記号である。だが、非存立[inconsistance]と移行存立[transistance]の間にあるこれらの表面を、ほかの記号によってうまく指示することができるかもしれない。こうしてオジーブと螺旋が同様に、曲率の変異にとっての可能な形象を提供することになる。ただし屈折は、線ある...
『10+1』 No.40 (神経系都市論 身体・都市・クライシス) | pp.192-207
[論考]
1 ヴァーチュアル・ハウスと襞の形象 インターネット環境がパーソナルなレヴェルで普及していった一九九〇年代に、さまざまな分野で「ヴァーチュアル・リアリティ(VR)」をめぐる議論が交わされていたことは記憶に新しい。もちろん厳密に考えるならば、ウェブの普及と、諸感覚のシミュレーションをめざす狭義のVR技術が直接関係を持つわ...
『10+1』 No.40 (神経系都市論 身体・都市・クライシス) | pp.184-191