1967年生まれ。表象文化論。青山学院大学 総合文化政策学部 準教授。
(最終更新:2009年11月13日)
[批評]
赤瀬川原平の路上観察は、かりにそれが所詮いい年をした大人の児戯に類する退廃的な趣味でしかないのだとしても、だからといって一見そう思われるほど自由でもないということをまずは知っておく必要がある。無論それは、よそさまの物件をただ見ているだけでこっちは手で触れることができないというような所有権の問題とは質的に異なり、ただ観察...
『10+1』 No.15 (交通空間としての都市──線/ストリート/フィルム・ノワール) | pp.164-170