1976年生まれ。映画研究・表象文化論。関西大学文学部准教授。
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(最終更新:2011年4月7日)
[都市表象分析 11]
...答えようとしたのが『映画史』にほかならない。堀潤之は、『映画史』とは先の問いに対するゴダール... ...ュック・ゴダール「世紀の伝説」(四方田犬彦・堀潤之編『ゴダール・映像・歴史──『映画史』を読...
『10+1』 No.29 (新・東京の地誌学 都市を発見するために) | pp.2-12
[映画とニューメディアの文法 4]
ニューメディア時代においては、記憶メディア容量の飛躍的な増大にともなって、データベース型の映像作品の製作が容易になった。しかし、前回までに見てきたように、単に「...: Bloomsbury, p.303. ★五──詳しくは、四方田犬彦+堀潤之編著『ゴダール・映像・歴史』(産業図書、二...
『10+1』 No.39 (生きられる東京 都市の経験、都市の時間) | pp.31-33
[映画とニューメディアの文法 3]
レフ・マノヴィッチが映画の将来的な可能性のひとつとして提示する「データベース映画」がどれほど有効なものたりうるかを考えるために、前回は、ショアー財団によるホロコ...ャン=リュック・ゴダール?」、(四方田犬彦+堀潤之編著『ゴダール・映像・歴史』産業図書、二〇...
『10+1』 No.38 (建築と書物──読むこと、書くこと、つくること) | pp.19-21
[映画とニューメディアの文法 2]
レフ・マノヴィッチは、製作面でコンピュータ化が目に見えて進行した近年の映画において何が本当に新しくなりうるのかを分析した最近の論文で、デジタル特殊効果をふんだんに用いたハリウッドのスペクタクルと、低予算のデジタル・ヴィデオを用いた「ドグマ95」のような動きを最近の対極的な流れとして捉え、それらが映画史において必ずしも新...
『10+1』 No.37 (先行デザイン宣言──都市のかたち/生成の手法) | pp.31-32
[映画とニューメディアの文法 1]
映画は、一一〇年になろうとするその歴史において、いくたびも危機にさらされてきた。まずは、三〇年代にトーキーの普及によってサイレント期の視覚的洗練を失い、五〇年代にテレビの大衆化によって最初の大きな凋落期を迎える。六〇年代のヌーヴェル・ヴァーグは、映画史に自己反省的な視線を向けることで、映画を再生する試みだったと言えるが...
『10+1』 No.36 (万博の遠近法) | pp.31-33