1961年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科&情報学環教授。
(最終更新:2010年12月14日)
[作品構成]
... ★四──池上高志氏の本誌連載「サウンド+アート+サイエンス」を参照。また、池上高志+鈴木健「N...
『10+1』 No.48 (アルゴリズム的思考と建築) | pp.149-154
[サウンド+アート+サイエンス 2]
1 オートポイエシス 生命は、内側と外側を仕切る「膜」あるいは「インターフェイス」を自律的につくり続けるシステムである。境界なき生命をわれわれは生命とは認識でき...紡ぎ出されるひとつにすぎない。 渋谷慶一郎+池上高志による《Filmachine》(前回参照)が示したものは...
『10+1』 No.45 (都市の危機/都市の再生──アーバニズムは可能か?) | pp.44-46
[サウンド+アート+サイエンス 4]
1 物理と化学における形 同じように見える砂粒も、一つひとつとってみるとそれぞれに異なる形をしている。貝もまたそうである。しかしそれがたくさん集まった時に起きることは、一つひとつの形とは関係ないだろう。そうでないと少なくとも自然科学の問題としてはやっかいなことになる。なぜなら要素の形を考慮に入れるのは一般に難しく、アル...
『10+1』 No.47 (東京をどのように記述するか?) | pp.43-45
[サウンド+アート+サイエンス 3]
1 計算 Computation(計算)が自然科学やアートのテーマではないのは、計算は物理量(質量とか電荷とか)とは無関係であり、つくられた人工の自然であって自然そのものではないからである。例えばコンピュータをつくる、ロボットをつくる、インターネットをつくる、ということは自然科学ではない。計算には明白なアルゴリズムがあ...
『10+1』 No.46 (特集=宇宙建築、あるいはArchitectural Limits──極地建築を考える) | pp.39-41
[論考]
都市に住む人にとっての自然な環境とは、人工的な建築物と広告塔の文字、それらが形づくる地平線の輪郭からなり、車を運転すれば、実際の風景とナヴィゲーションの仮想風景によって風景がつくられる。仮想と現実は都市においては自然なフレームであり、別な言い方をすれば都市は本質的に不可視である。複雑系は仮想と現実の違いをコンピュータの...
『10+1』 No.47 (東京をどのように記述するか?) | pp.146-154
[サウンド+アート+サイエンス 1]
気鋭のアーティスト渋谷慶一郎さんと、第三項音楽という新しいサウンドアートをたちあげたのは去年の一二月である。第三項音楽はコンピュータでつくり出す音の世界である。「現代アート」といわれているものの多くが視覚優位なアートであって、音を使ったアートもあるものの、どちらかというと視覚的なもののオプショナルなものとして添えられて...
『10+1』 No.44 (藤森照信 方法としての歩く、見る、語る。) | pp.28-29