1954年生まれ。建築設計論、建築図学。東京大学総合文化研究科教授。
(最終更新:2009年9月25日)
[批評]
1:図の力 建築に使用される図は二つの側面を持っている。第一の側面は、建築家によって構想された三次元空間のイメージを二次元の図に翻訳し、図の読み手に伝達すること。この場合、読み手の解釈は作家の伝達内容を正確に理解することにある。第二の側面は、その形態イメージを読み手に伝えるだけでなく新たなイメージを提起することである。...
『10+1』 No.10 (ル・コルビュジエを発見する) | pp.171-180
[批評]
1 新たな空間表現 バウハウスの建築の図的表現を特徴づけるもののひとつとして軸測投象(axonometric projection)★一の使用を挙げることができる。 軸測投象の使用は後述するように二〇世紀初頭のモダニスム建築の台頭と並行関係にあるが、バウハウスもその例外ではなかった。一九二三年のバウハウス展に際して公...
『10+1』 No.17 (バウハウス 1919-1999) | pp.185-195
[現代住宅論 5]
序 先頃、東京で開催された展覧会「ル・コルビュジエ展:建築とアート、その創造の軌跡」において、ル・コルビュジエの《パリのアトリエ》、《小さな休暇小屋(カップ・マ...の知る限りでは、展覧会カタログに掲載された加藤道夫の論文「モデュロール=モデュールと黄金比の...
『10+1』 No.48 (アルゴリズム的思考と建築) | pp.226-233