若林幹夫
INAX出版、1999年2月、333ページ
ISBN=9784872750867
[論考]
...の社会学』[岩波書店、一九九六]、同『都市のアレゴリー』[INAX出版、一九九九]、同『都市の比較... ...社会形態──熱い空間と冷たい空間」、『都市のアレゴリー』、『都市の比較社会学』等を参照。 ★一...
『10+1』 No.25 (都市の境界/建築の境界) | pp.142-150
[批評]
...芸術作品としての都市のフォトコラージュ5都市のアレゴリー アレゴリーとは、全体的な連関や一体性を... ...。それに対して、フォトコラージュによる都市のアレゴリー的な把握や、地図と統計による都市の全域...
『10+1』 No.09 (風景/ランドスケープ) | pp.196-206
[都市/テクスト]
...』、拙著『熱い都市 冷たい都市』、同『都市のアレゴリー』等を挙げることができるだろう。また、... ...なく』(明石書店、1995)6──若林幹夫『都市のアレゴリー』(INAX出版、1999) 7──奥田道大編『講座...
『10+1』 No.19 (都市/建築クロニクル 1990-2000) | pp.110-111
[都市の全域性をめぐって(下)]
1 都市の〈起源〉 ピレンヌがそれを「解放」と呼んだように、ヨーロッパ中世の都市は、当時のヨーロッパを覆っていた封建的な社会関係から解放された「自由」の空間とし...)iii頁、二九頁。*この原稿は加筆訂正を施し、『都市のアレゴリー』として単行本化されています。...
『10+1』 No.11 (新しい地理学) | pp.231-242
[論考]
1 時間としての空間 人文地理学に「時間地理学(time geography)」と呼ばれる一分野がある★一。自然地理学と人文地理学を問わず一般に地理学は、土地空...もできるだろう。*この原稿は加筆訂正を施し、『都市のアレゴリー』として単行本化されています。...
『10+1』 No.12 (東京新論) | pp.211-222
[非都市の存在論 1]
1 都市から非都市へ すでに百年以上にわたって、〈社会〉に関する学は〈都市〉に憑かれてきた。いやむしろ、それは都市の分析を通じてこそ、おのれの固有の問題領域であ...ーションであり、エニウェトック島は現代都市のアレゴリーなのだ。あるいは、エニウェトック島こそ...
『10+1』 No.05 (住居の現在形) | pp.16-27
[都市表象分析 31]
1 「非都市」という戦略 前回の論考は、拙著『都市の詩学』に対する趣向を変えたあとがきのようなものとなった。それが本連載を中心として、ここ数年の都市論やイメージ...リオにとって廃棄されたトーチカが、現代都市のアレゴリーであったように、磯崎にとってはこの「大...
『10+1』 No.49 (現代建築・都市問答集32) | pp.2-11
[政治の空間学 1]
1 リベラリズムの空間政治学 ミシェル・フーコーはあるインタヴューのなかで次のように発言している。 あなた方には、空間的な用語を活用することは、歴史を、進化、...地図の想像力』(講談社選書メチエ、一九九五)。 ・同『都市のアレゴリー』(INAX出版、一九九九)。...
『10+1』 No.36 (万博の遠近法) | pp.205-213
[論考]
一九九〇年代、私は東京にいなかった。二、三年に一度の短期滞在を除けば、この一〇年間東京という街を実際には体験していない。その間のほとんどをニューヨークで過ごした...「時間地理学」については、若林幹夫の『都市のアレゴリー』(INAX出版、一九九九)の三章に包括的な...
『10+1』 No.19 (都市/建築クロニクル 1990-2000) | pp.147-155
[論考]
公的領域と私的領域、ポリスの領域と家族の領域、そして共通世界に係わる活動力と生命力の維持に係わる活動力──これらそれぞれ二つのものの間の決定的な区別は、古代の政...、前掲書、八九頁。 ★一六──若林幹夫『都市のアレゴリー』(INAX出版、一九九九)二七八頁。 ★一...
『10+1』 No.27 (建築的/アート的) | pp.132-141
[対談]
湾岸の風景 若林──今日のテーマは、いま都市あるいは東京を語るとはどういうことか、さらにはまた東京をどのように語ることが可能なのか──言い方を換えれば、「東京論」論あるいは、メタ東京論について考えるということになるかと思います。まず、これに先行して、先日内田さんと東京湾岸を歩き、またフェリーで日の出桟橋から横浜まで行っ...
『10+1』 No.12 (東京新論) | pp.62-79
[論考]
1 景観の現在 「景観」という言葉が、そしてその言葉によって名指される何かが、今日、私たちの日常生活のなかに、共通の問題の場(トポス)のようなものとして浸透しつつある。 もちろん、景観という言葉はずっと以前から日本語の語彙のなかに存在したし、「美しい景観」とか「美観地区」といった言葉も存在していた。だが近年の景観法や...
『10+1』 No.43 (都市景観スタディ──いまなにが問題なのか?) | pp.126-135
[論考]
I 現実としての模像 集合住宅の一大展示場である多摩ニュータウンのなかで、もっとも人目をひく場所の一つは、京王堀之内駅前の斜面に並んだ一群の住宅団地である。「ライブ長池」という名の全体計画に基づいて一九九○年に「街開き」が行なわれたというこの地域に立ち並ぶ、エミネンス長池、コリナス長池、コープタウン長池、ヴェルデ秋葉...
『10+1』 No.01 (ノン・カテゴリーシティ──都市的なるもの、あるいはペリフェリーの変容) | pp.116-123
[建築を拓くメディア]
森川嘉一郎は『趣都の誕生──萌える都市アキハバラ』(幻冬社、二〇〇三)で、未来の都市の景観を予想しようとする時、一九七〇年代までならば、建築家がつくる建築作品の動向を見ていればよかったと述べている。建築家たちの間の流行を組織設計事務所が取り入れ、さらにそれを建設会社の設計部が取り入れるから、都市には一昔前の建築家の作品...
『10+1』 No.38 (建築と書物──読むこと、書くこと、つくること) | pp.132-133
[論考]
I「住むこと」のメディア 人間にとって住居とは何か。そして、現在の私たちにとって、住居とは何なのか。 人間の住居の起源あるいは本質は、雨風をしのぎ、外敵から身を守るための隠れ家=シェルターにしばしば求められる。だが、石毛直道も指摘しているように、シェルターとしての機能は人間の住居の必要条件ではあっても、それを動物の巣等...
『10+1』 No.05 (住居の現在形) | pp.56-66
[都市の全域性をめぐって(上)]
1 空間論的転回 都市をめぐる社会科学的な議論のなかで、今日しばしば、社会理論や都市の社会学における「空間論的転回」と呼ばれる事態が語られてい る★一。アンリ・ルフェーヴルの都市論、マニュエル・カステルの新都市社会学、デヴィッド・ハーヴェイの社会地理学、アンソニー・ギデンスの構造化理論などに典型的に見出されるとされるこ...
『10+1』 No.10 (ル・コルビュジエを発見する) | pp.246-254