アンドレイ・コドレスク
、1998年、294ページ
ISBN=4336040222
[批評]
ぼくの三冊めの自伝の第一章では、語り手──つまりぼく自身──が自伝についての世界最高の権威諸氏をまえに、これからスピーチをはじめようとしている。 それ以前の二つの自伝は偶然の産物だったが、いずれもはじまりに置かれているのは、人の生涯を判定する専門家のまえに立つという事態だった。最初の自伝は『心ならずの天才の生涯とその時...
『10+1』 No.08 (トラヴェローグ、トライブ、トランスレーション──渚にて ) | pp.102-110