宮本佳明
彰国社、2007年6月、213ページ
ISBN=9784395240050
[会議4日目「国土改造」]
[小論1(八四頁)からつづく] http://tenplusone-db.inax.co.jp/backnumber/article/articleid/1443/ 《安中環境アートフォーラム》のコンペ応募案(二〇〇三)[図6]は緩斜面に計画したものである。したがって、急斜面に計画した《富弘美術館》とは表面的にはまっ...
『10+1』 No.37 (先行デザイン宣言──都市のかたち/生成の手法) | pp.144-145
[イントロダクション]
土木と比較する時、建築はその残存可能性の低さゆえに、一般的には環境ノイズエレメント化しにくいと考えられる。しかしいま改めて自分自身の建築設計の仕事を振り返ってみると、そこに今回抽出した環境ノイズエレメントとしてのデザイン手法(Cooking Method、七五─七六頁)がたびたび登場していることに驚く。設計時には必ずし...
『10+1』 No.37 (先行デザイン宣言──都市のかたち/生成の手法) | pp.83-84
[論考]
平穏な風景に「ノイズ」をもたらすもの ここでは都市計画上一般に障害物あるいは異物とみなされ、近代都市計画の中心的理念であるゾーニング制が志向、誘導する景観に「雑音」や「ほころび」をもたらしていると考えられる空間エレメントを「環境ノイズエレメント」と呼んでいる。 近年、神戸の連続児童殺傷事件をはじめ、ニュータウンを舞台と...
『10+1』 No.29 (新・東京の地誌学 都市を発見するために) | pp.73-84
[論考]
[その1]風景の意図に寄り添う──心構え編 何よりも、そのカタチをつくった人、つまりデザイナーの気持ちになってみることである。そうすれば自然とカタチが潜在的に持つ意図が見えてくる。このことは、なぜ建築家であるはずの僕が、環境ノイズエレメントなどと呼ぶものに興味を持つに至ったか、ということとも多少関係する。つまりこういう...
『10+1』 No.42 (グラウンディング──地図を描く身体) | pp.128-131
[日本]
1962年宮城県生まれ。1988─92年コープ・ヒンメルブラウ勤務後、92年阿部仁史アトリエ設立。東北工業大学助教授。主な作品=《しらさぎ橋》《FA-1》《宮城スタジアム》《読売メディア・ミヤギ・ゲストハウス》《COMCO》《n-house》など。著書=『ロサンゼルス ローカルズ──カルフォニアの新しい風』(丸善、19...
『10+1』 No.22 (建築2001──40のナビゲーション) | pp.152-153