RUN BY LIXIL Publishingheader patron logo deviderLIXIL Corporation LOGO
>

植民地神社と帝国日本

植民地神社と帝国日本

青井哲人
吉川弘文館、2005年2月、376ページ
ISBN=4642037683

> 10+1 DATABASE内「植民地神社と帝国日本」検索結果 (6件)

[論考]

多くはうたかたに消え、いくつかは生きて地に降り 都市史の主語は何か | 青井哲人

Ceaselessly the Water Flows: Concerning the Subject of Urban History | Aoi Akihito

一 ヒロシマの無縁仏/ナムサンの住宅地 丹下健三との共著というかたちをとった藤森照信の『丹下健三』(新建築社、二〇〇二)に、丹下自身が撮影したという建設中の広島...している。 筆者撮影註 ★一──拙著『植民地神社と帝国日本』(吉川弘文館、二〇〇五)。同書は植民...

『10+1』 No.44 (藤森照信 方法としての歩く、見る、語る。) | pp.90-99

[万博論]

紀元二千六百年の空間──万博・オリンピック/神社・宮城 | 青井哲人

Space in Imperial Year 2600: Exposition, Olympic, Shrine, Palace | Aoi Akihito

一 二つの系列 前から気になっていたことがある。 ひとつは、一九四〇年の実施が決定していた「幻の万博」が、あの高揚の時代の国家的プロジェクトであったにもかかわらず、建築あるいは空間の創出という面でほとんど何も語るべきものがないように思われること。東京都公文書館蔵内田祥三資料にこの万博の会場計画関係の綴りがあるが、そのな...

『10+1』 No.37 (先行デザイン宣言──都市のかたち/生成の手法) | pp.171-186

[論考]

原生建築への招待 食用の建築、つくれますか。 | 陳正哲青井亭菲青井哲人

Introduction to Primal Architecture: Can You Build Edible Architecture? | Chen Cheng Che, Fay Aoi, Aoi Akihito

時は二〇〇四年四月。早くも日本滞在五年を迎えていた。間もなく台湾に帰る。帰国前、何か締め括りになることがないだろうかと思ったとき、藤森先生が実家の茶室の建築を手伝える人を探していた。 藤森研究室に入ってから、先生の作品の施工に参加する機会を逃したことは一度もない。二〇〇〇年一〇月の《椿城》から、二〇〇三年三月の《一夜亭...

『10+1』 No.44 (藤森照信 方法としての歩く、見る、語る。) | pp.146-153

[批評]

現代建築批評の方法論 | 青井哲人

Methods of Contemporary Architectural Criticism | Aoi Akihito

突出するものについて語ることはある意味で容易である。それは「外側」から語りうるからだ。しかし、あらかじめ対象の「外側」に立っているかのように語るとき、それがどんなにネガティヴなポーズでどんなに洗練された手続きを踏んでいたとしても、やはりどこかで滑稽さやいやらしさを免れない。それに対して、外部を持たない茫漠とした拡がりの...

『10+1』 No.14 (現代建築批評の方法──身体/ジェンダー/建築) | pp.98-99

[論考]

神殿と遊興の時代──幕末維新期の神社と〈言説〉の複層性 | 青井哲人

The Complex Strata of "Discourse" of the Nineteenth Century Shrine | Aoi Akihito

「風景の発見」的問題設定の問題性 柄谷行人は『日本近代文学の起源』(講談社、一九八)のなかで、近代文学を成立させた認識の布置のことを「風景」と呼び、それが日本では明治二〇年代に成立したと言っている。のちに柄谷は、ネーションの観念やそれと相補的に形成されるアジア、東洋といった観念も、実は「風景」に他ならないのだと、B・ア...

『10+1』 No.20 (言説としての日本近代建築) | pp.107-118

[インタヴュー]

トレーシング・ザ・藤森照信 | 藤森照信中谷礼仁清水重敦青井哲人

Tracing Terunobu Fujimori | Fujimori Terunobu, Nakatani Norihito, Shimizu Shigeatsu, Aoi Akihito

中谷礼仁──まずはタイトルの「トレーシング・ザ・藤森照信」について若干説明しておきます。私たち三人も藤森照信さんと同じ建築史という分野から自らの活動を始めました。あらゆるジャンルでもそうですが、そこには必ず先達者がいる。特に建築史研究では彼らの行なっていたことは引用、ときには批判という形で最大限尊重します。その対象のな...

『10+1』 No.44 (藤森照信 方法としての歩く、見る、語る。) | pp.54-77