藤本壮介, 伊東豊雄, 五十嵐太郎
INAX出版、2008年4月、144ページ
ISBN=9784872751482
[現代建築思潮]
セシル・バルモンドの『informal』を読む 今井──前回、オランダ建築の話をするなかで離散型に関する話題が出てきました。そして連続ではなく不連続、コンクリートでなくディスクリートなものにいったい何があるのか、どういった美学が潜んでいるのか、という興味が出てきたわけです。そこで、新しいディスクリートな建物の構造を、O...
『10+1』 No.33 (建築と情報の新しいかたち コミュニティウェア) | pp.45-52
[インタヴュー]
秩序らしきものの浮上 柄沢祐輔──アルゴリズムとは、建築の文脈でいうと、建築の構成に明示的なルールを与えて、そのルールを積み重ね、ランニングさせて建築を設計する立場のことです。なにかルールを発見したときに、それを広く提示し、同時に建築のコンセプトの中核の部分を忠実に表現して、それをそのまま走らせる、時系列をともなった連...
『10+1』 No.48 (アルゴリズム的思考と建築) | pp.94-102
[建築家的読書術]
当たり前のことかも知れないけれど、本を読んだり、展覧会に行ったり、映画を見たりするときに、建築に役立つかどうかということは特に考えない。自分の素朴な好奇心に任せている。しかし僕の作る建築自体が、その同じ素朴な好奇心から出発しているのだから、どこかで繋がりがあるのは確かなのだろう。 レクチャーのあとの質問の時間に、どうい...
『10+1』 No.38 (建築と書物──読むこと、書くこと、つくること) | pp.102-103