越川 芳明
彩流社、1996年、259ページ
ISBN=4882024020
[批評]
もしぼくが優秀な学生だったら、 もっとたくさん学んで、結局、愚か者になっていたはずさ。 西インド諸島のカリプソ きみら教養のあるニグロは、迷子の衆だ。きみらはきみら自身の民の根っこの中にしか、きみら自身を見いだすことはできない。帝国的征服をダシに安定した生活を送っている高慢な教養ある白人青年たちを自分のモデルにするこ...
『10+1』 No.08 (トラヴェローグ、トライブ、トランスレーション──渚にて ) | pp.128-134