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HOMEBOOKSおひとりさまの老後
上野千鶴子法研、2007年、263ページISBN=4879546801
[図版構成]
四畳半の部屋は、中世に茶室として生まれた。主人は特別な客をそこへ招きいれ、茶の湯の作法でもてなした。この質素な隔離された空間は、細部にわたり、厳格な美的基準にしたがっていた。人びとはそこで、主人と客が、人類学者ヴィクター・ターナーのいわゆる「コミュニタス(communitas)」のうちに統合されるようなミクロコスモスを...
『10+1』 No.05 (住居の現在形) | pp.89-91