谷口吉生
展示施設|1995年
[インタヴュー]
「様式の併立」をめぐって 日埜直彦──これまで伺ってきたお話を振り返ってみると、大きくは桂離宮を巡り端的に現われた日本の近代建築と伝統建築の問題ということになる...ってMoMAを本格改造したのも日本的ミニマリスト谷口吉生だったのも、どこかつながりがあるんじゃない...
『10+1』 No.43 (都市景観スタディ──いまなにが問題なのか?) | pp.187-197
[素材─構造]
ヘルツォーク&ド・ムーロンは変わったのだろうか。 彼らが世界中から注目を浴びるようになった初期の頃、彼らの作品は、スイス・ミニマリズムといったグループとして認識...る籠のような構造は、谷口吉生《葛西臨海公園展望広場レストハウス》(一九九五)やいくつかの住宅...
『10+1』 No.35 (建築の技法──19の建築的冒険) | pp.100-103
[1990年代以降の建築・都市 17]
巨大なスケールと精巧なディテール 谷口吉生は特異な日本人建築家である。経歴を調べると、以下の二点が指摘できる。 第一に、ほとんど住宅作品がない。通常、日本の建築...八三メートル×一四メートル、《葛西臨海公園展望広場レストハウス》(一九九五)のヴォリュームは七...
『10+1』 No.41 (実験住宅) | pp.20-21
[論考]
建築にいながら何をやっているんだと或は人から思はれる位、一寸見ると建築とは縁がなさそうに見えるかもしれないような基礎理論を各方面から切り開いて行かなければならな...ではスコピエのコンペで一等を取り、磯崎新や谷口吉生が現地視察を行なっていたが、国内に残った山...
『10+1』 No.50 (Tokyo Metabolism 2010/50 Years After 1960) | pp.80-95
[ラディカリズム以降の建築 1960s-1990s 7]
情報端末としての建築 電飾、看板、ファーストフード、カラオケ、ゲームセンター、カフェ、居酒屋、ドラッグストア、電化製品の量販店、百貨店、金融ビル、JR線の高架、...設された建築家による東京の新名所としては、谷口吉生の秀作、上野公園の 《法隆寺宝物館》程度の...
『10+1』 No.19 (都市/建築クロニクル 1990-2000) | pp.221-231
[インタヴュー]
ル・コルビュジエとミース・ファン・デル・ローエ受容をめぐって 磯崎新──いわゆるモダニズムの受容過程が日本の現代建築の始まりとしていま注目されているように見えま...の教授になった渡辺定夫がいました。その頃に谷口吉生がハーヴァードから戻ってきて、この三人でや...
『10+1』 No.46 (特集=宇宙建築、あるいはArchitectural Limits──極地建築を考える) | pp.172-181
[インタヴュー]
中谷礼仁──まずはタイトルの「トレーシング・ザ・藤森照信」について若干説明しておきます。私たち三人も藤森照信さんと同じ建築史という分野から自らの活動を始めました...ですよね。縦を作ると失敗するんですよ。僕は谷口吉生さんの《MoMA》は失敗だと工事中に思ったんです...
『10+1』 No.44 (藤森照信 方法としての歩く、見る、語る。) | pp.54-77
[鼎談]
建築と書物の親和性 永江朗──「建築家はどのように書物と関わるのか」というのがこの鼎談のテーマです。最初に素朴な感想をもうしますと、芸術家のなかで建築家ほど書物...─だからやっぱり東工大は清家さん、その前の谷口吉生さんから受け継がれた、場所性と深く結びつい...
『10+1』 No.38 (建築と書物──読むこと、書くこと、つくること) | pp.54-70
[インタヴュー構成]
...方がシビアだということでしょうか。 仲佐──谷口吉生さんが《IBM幕張ビル》の写真を持って僕らの事... ...倉俣史朗《オブローモフ》5──谷口吉生《豊田市美術館》6──谷口吉生《豊田市美術館》宮本隆司 ─...
『10+1』 No.23 (建築写真) | pp.62-82
[現代住宅研究 2-3]
...係ではなくなっている。 《雪ヶ谷の住宅》(谷口吉生+高宮真介、一九七五)[図7]の路地の奥にあ... ...─安藤忠雄《中山邸》 アイソメ 縮尺1/8007──谷口吉生+高宮真介《雪ヶ谷の住宅》アイソメ 縮尺1/80...
『10+1』 No.19 (都市/建築クロニクル 1990-2000) | pp.18-21
[制度─都市]
美術館の変容とexperience(c) 美術館はそもそも絵画や彫刻などの収蔵品を永久保存して貯めてゆく性格のものだった。しかし伝統的なアートのカテゴリーは、時...強豪を抑えて、最終的には正統派モダニストの谷口吉生案が最優秀となったのだが、選考委員会の示し...
『10+1』 No.35 (建築の技法──19の建築的冒険) | pp.144-147
[ルポルタージュ]
藤森照信《高過庵》 多くの人たちと同じく、僕も《高過庵》をはじめて知ったのは建築雑誌によってであったが、こうした少し突飛な建物を実現する藤森照信という人に対して...嶋信道との対談で、自身の納まりの考え方が、谷口吉生のものとまったく同じことを認めていることだ...
『10+1』 No.41 (実験住宅) | pp.52-63