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ファンズワース邸 (ファンズワーステイ)

ミース・ファン・デル・ローエ
住宅|1950年

> 10+1 DATABASE内「ファンズワース邸」検索結果 (72件)

[論考]

住宅の廃墟に──建築家と住居をめぐる七つの物語 | 五十嵐太郎

On the Domicile's Ruins: Seven Tales of Architects and Domestic Spaces | Igarashi Taro

序─低い声 四本の柱が立ち、そこに屋根を架けた小屋は住宅の原型なのだろうか? [〈それ〉溝は作動している]あるいは、一本の柱が太古の平野に立てられた瞬間に構築が...《ガラスの家》(一九四九)、ミースの《ファンズワース邸》(一九五〇)や丹下建三の自邸(一九五...

『10+1』 No.05 (住居の現在形) | pp.130-145

[論考]

「空洞幾何」断章──展覧会《空地・空洞・空隙》前後 | 鈴木了二

Fragments of a Hollow Geometry-Before and After the Exhibition "Vacant Land,Voids,Intervals" | Suzuki Ryoji

私の指の上には彼の指がのっていた。 私の手はざらざらとした紙の上を動き回った。 それは生まれてこのかた味わったことのない気持ちだった。 ──R・カーヴァー「大聖...最近「白日の闇」というタイトルでミース・ファン・デル・ローエのバルセロナ・パヴィリオンに則し...

『10+1』 No.01 (ノン・カテゴリーシティ──都市的なるもの、あるいはペリフェリーの変容) | pp.18-31

[批評]

シフターとしてのディテール | 後藤武

Detail as Shifter | Goto Takeshi

...ョンソンの《グラスハウス》とミースの《ファンズワース邸》[図2]。ともに鉄骨とガラスによる箱形... ...全体を構成してしまっているのに対し、《ファンズワース邸》はそのディテールの力によって硬直的な...

『10+1』 No.16 (ディテールの思考──テクトニクス/ミニマリズム/装飾主義) | pp.110-112

[論考]

イームズ自邸についての考察 | ビアトリス・コロミーナ後藤武

Beatriz Colomina | Beatriz Colomina, Goto Takeshi

... 26──ミース・ファン・デル・ローエと《ファンズワース邸》 イリノイ、プラノ、1951頃水平的な視界を... ...存させることだったのである。 建造中の《ファンズワース邸》の写真には、ミースがひとりカメラに背...

『10+1』 No.18 (住宅建築スタディ──住むことと建てることの現在) | pp.166-181

[技術と歴史 1]

文化財になったアメリカの未来住宅 | 松村秀一

The American Future House Registered as Cultural Properties | Matsumura Shuichi

...ァン・デル・ローエは《ファンズワース邸》を作っている。《ファンズワース邸》というのは高級の極...

『10+1』 No.38 (建築と書物──読むこと、書くこと、つくること) | pp.180-193

[オルタナティヴ・スペース 3]

屋上の過激な使い方 | 貝島桃代

On the Radical Usage of Roofs | Kaijima Momoyo

問題。テラーニやル・コルビュジエにあって、ミースに無いものなんだ? ……答えは屋上。 九八年水戸芸術館において行なわれた「ジュゼッペ・テラーニ」展★一で、彼の建...りも見当たらないしパラペットもない。《ファンズワース邸》断面詳細図で、床と屋根スラブがほぼ同...

『10+1』 No.17 (バウハウス 1919-1999) | pp.32-34

[CONCEPTUAL 日本建築 8]

第八章──モダニズム編 | 黒沢隆

Back to the MODERNISM: Through the hard researchs of 'Japonisme' by the Japanese and French estheticians or comparative culturists in 1980's, it was excavated clearly, that Impressionism in painting, Illustration in printed media, DESIGN itself on products, those were revelated deeply from the Japanese arts and crafts at that time. But, it was lapsted out from the memory as time went on. However, each time, that Modern Design specially in architecture, have built the new stage, Japan esthetics appeared again and again, deeper and deeper, finally to Mies (a last period of the prosperous Modern Times, may be). Nevertheless, 'semiologie' --one of core charactor of Japan esthetics--, has been cleared off at the new design activities. | Takashi Kurosawa

43 JAPONISME──「近代」に向かってめくられた最後の頁 Last pages towards the MODERN, which western so...ネスをミースは見逃さなかった。 たとえばファンズワース邸(一九四九─五二)では、むしろ審美的な...

『10+1』 No.43 (都市景観スタディ──いまなにが問題なのか?) | pp.222-237

[論考]

ユニヴァーサル・スペースの起源──ミース・ファン・デル・ローエvsハンナ・アーレント | 八束はじめ

The Origin of Universal Space: Mies van der Rohe vs. Hannah Arendt | Yatsuka Hajime

1 ミース・ファン・デル・ローエの作品を美術のミニマリズムと関連づけて論じることはしばしば行なわれてきた。ロザリンド・クラウスによると、古典的なミニマリズム理解...の女医のためにデザインされた最高傑作「ファンズワース邸」に関して、ミースの次女マリアンネの息...

『10+1』 No.12 (東京新論) | pp.191-200

[現代住宅論 7]

技術と歴史 | 難波和彦

Relationship of Technology and History | Namba Kazuhiko

前回の「建築的無意識」では、ヴァルター・ベンヤミンの「複製技術時代の芸術作品」からヒントを得て、建築空間が身体化・無意識化され、さらに、それが形による働きかけを...ドライブ・アパート(一九五一)[図3]、ファンズワース邸(一九五一)、IITクラウンホール(一九五...

『10+1』 No.50 (Tokyo Metabolism 2010/50 Years After 1960) | pp.277-285

[インタヴュー]

篠原一男インタヴュー 一九五〇─六〇年代の建築とその言説空間 | 篠原一男石崎順一

An Interview with Kazuo Shinohara: The Space of Architectural Discourse in the 1950s and 60s | Shinohara Kazuo, Ishizaki Junichi

東工大清家研究室 石崎──今日はご自身の作品を語っていただくというよりは、先生が戦後、どのような時代背景のなかにおられたかということを中心にお話をうかがえればと...べてミース的ではないと言うんですよ。《ファンズワース邸》にしても彼の意識はガラス・ボックスで...

『10+1』 No.20 (言説としての日本近代建築) | pp.166-180

[日本]

40:リバース・アーキテクチャ | 槻橋修

Reverse Architecture: Reverse Architecture | Tsukihashi Osamu

「どうして?」の問い 建築に対し「どうしてこうなっているのか」と発せられる問い。それが建築と建築家のあいだにある唯一の結線である。この問いが「建築とは何か」とい...を更新していくといったケースが多い。《ファンズワース邸》の光壁と他の要素とのあいだの関係を分...

『10+1』 No.22 (建築2001──40のナビゲーション) | pp.174-180

[素材─構造]

6:イェルク・ヒーバー&ユルゲン・マルクァルト《ラインバッハのガラスパヴィリオン》──透明物のエンジニアリング | アラン・バーデン

Jörg Hieber & Jürgen Marquardt, "Glaspavillon der Sommerakademie Rheinbach": Engineering the Invisible | Alan Burden

強化ガラスはアルミと同程度の強度と剛性を持つ材料である。透明性という優れた特性を兼ね備える、エンジニアとアーキテクトたちにとって非常に魅力的な材料である。自由に...ン》をミース・ファン・デル・ローエの《ファンズワース邸》(一九五〇)やほかの透明度の高い事例...

『10+1』 No.35 (建築の技法──19の建築的冒険) | pp.108-111

[論考]

偽装する住宅──非決定論的住宅論の試み | 山中新太郎

Camouflaged Housing: An Essay on an Indeterminate Theory of Housing | Yamanaka Shintaro

「それらには何か或るものが共有されていなくてはならない。さもないと、それらは「ゲーム」と呼ばれないから」などと言ってはならない。──そうではなく、それら全てに何...」にとってより過酷なものだ。ミースの《ファンズワース邸》(一九五〇)がガラスの透明性をもって...

『10+1』 No.18 (住宅建築スタディ──住むことと建てることの現在) | pp.111-120

[千葉]

〈場所〉〈素材〉〈住民参加〉──ちはら台と鍬柄沢の経験から | 小川次郎+黒田潤三

'Place', 'Material', 'Community Participation' | Ogawa Jiro, KurodaJunzo

最近、私たち日本工業大学小川次郎研究室+黒田潤三のチームは、二つの都市/建築およびアート系プロジェクトに参加する機会をもった。それらは二〇〇二年八─九月に千葉県...コ〉は、《サヴォア邸》、《落水荘》、《ファンズワース邸》など、世界の名住宅作品を再現したもの...

『10+1』 No.30 (都市プロジェクト・スタディ) | pp.102-111

[現代住宅研究 5-3]

外装 | 塚本由晴

Exteriors | Tsukamoto Yoshiharu

安藤忠雄による《住吉の長屋》は、木造長屋にコンクリート打放しの箱が挿入されたものである。裸の構造体であるコンクリート打放しの壁によって、周辺環境の影響を蒙らない...は、敏感に外部に反応しすぎるわけで、《ファンズワース邸》のように広大な敷地の中で絶景を前提に...

『10+1』 No.22 (建築2001──40のナビゲーション) | pp.39-43

[リアリティについて 6]

多様性 その一 | 日埜直彦

Multiplicity 1 | Hino Naohiko

「諸体系の体系」、つまりそのなかでは、それぞれが他のすべての体系を条件づけ、同時にまた他のすべての体系から条件づけられているという、そういう一つの体系★一 こ...である限り、いかなる選択も任意である。 ファンズワース邸現場写真 引用図版=八束はじめ『ミースと...

『10+1』 No.45 (都市の危機/都市の再生──アーバニズムは可能か?) | pp.46-48

[現代住宅研究 8-1]

〜一〇〇% | 塚本由晴

...100% | Tsukamoto Yoshiharu

果汁一〇〇%、ビーフ一〇〇%など、食品には一〇〇%という表示がよく見られる。純粋な材料から混ぜ物を作ることは容易だが、混ぜ物から純粋な材料を抽出するのは難しいか...が以前建てた《ガラスの家》とともに、《ファンズワース邸》、《ジョンソン邸》が参照されている。...

『10+1』 No.25 (都市の境界/建築の境界) | pp.12-15

[論考]

アルゴリズミックな空間とは何ですか? | 柄沢祐輔

What is Algorithm Space? | Yuusuke Karasawa

アルゴリズムとは時系列を伴った決定ルールの連なりである。このアルゴリズムによって私たちはまったく新しい空間構成の方法論を手にすることができる。それは建築の構成を...テレス型の求心空間、もうひとつはミース・ファン・デル・ローエの提出した均質空間である。前者は...

『10+1』 No.49 (現代建築・都市問答集32) | pp.100-101

[ラディカリズム以降の建築1960s-1990s 2]

D+Sの変タイ建築論──ポストヒューマニズムの身体へ | 五十嵐太郎

Diller and Scofidio's Perversion of Architectural Theory: Toward a Post-Humanist Body | Igarashi Taro

二〇世紀最大のトラウマとして記憶される第二次世界大戦では、アメリカも未曾有の国家総力戦を体験したが、その終結後、戦時中に発展した多くのテクノロジーを解放すること...層ビルのプロトタイプを根づかせたミース・ファン・デル・ローエも、同じく、一九六九年に他界して...

『10+1』 No.14 (現代建築批評の方法──身体/ジェンダー/建築) | pp.249-260

[アート・レヴュー 1]

ヴェネツィア・ビエンナーレの建築 | 鷲田めるろ

The Architecture of La Biennale di Venezia | Washida Meruro

今年も現代美術の祭典であるヴェネツィア・ビエンナーレがオープンした。二年に一回開催されるこの国際美術展は、今年で四八回目である。同様の国際美術展にドイツのカッセ...のシカゴ万博のパヴィリオン群や、ミース・ファン・デル・ローエの記念碑的なバルセロナ・パヴィリ...

『10+1』 No.18 (住宅建築スタディ──住むことと建てることの現在) | pp.41-42

[論考]

ニューバウハウスとダイナミック・イコノグラフィ──空間・視覚・精神の相互浸透をめぐって | 伊藤俊治

New Bauhaus Style and Dynamic Iconography: On the Recipocity of Space, Vision and Spirit | Ito Toshiharu

1 空間とは物質により規定されるものではなく、感覚と情報が連結される可変的な場である。それゆえ空間と視覚と精神は常にダイナミックな流動状態のなかで相互に浸透し、...イヤー、モホリ=ナギ、バイヤー、ミース・ファン・デル・ローエとバウハウスの主要なメンバーが次...

『10+1』 No.23 (建築写真) | pp.205-216

[都市表象分析 17]

心の考古学へ向けて──都市的無意識のトポロジー | 田中純

Toward Archeology of the Mind: Topology of the Urban Unconscious | Tanaka Jun

1 ポリス成立のディアレクティカ 西洋における「政治」の成立は古代ギリシアにおける都市国家(ポリス)の創建と深く関わっている。文字通り『政治の成立』と題された木...呼応する共同体観や─種の古典性をミース・ファン・デル・ローエの建築に認めていた★九。たとえば...

『10+1』 No.35 (建築の技法──19の建築的冒険) | pp.2-11

[インタヴュー]

一回性の建築 | 山本理顕中西泰人本江正茂

Architecture as Single | Yamamoto Riken, Yasuto Nakanishi, Motoe Masashige

1    伽藍とバザール 中西──山本理顕さんはあらかじめ決められたかたちで建築を作るのではなく、建築をどのように使うかをユーザーとともに考えながら作り、また作...あり、世界中で有効でした。例えばミース・ファン・デル・ローエのユニヴァーサル・スペースはニュ...

『10+1』 No.33 (建築と情報の新しいかたち コミュニティウェア) | pp.75-82

[対談]

公共性と集合住宅 | 大野秀敏隈研吾

Publicity and Collective Housing | Hidetoshi Oono, Kuma Kengo

集合住宅という思想 大野秀敏──集合住宅というのは、モダニズム建築の二面性を象徴的に表わしている特別なビルディング・タイプだと思います。モダニズムの二面性という...くらなかったからだと思う。 隈──ミース・ファン・デル・ローエもル・コルビュジエもその両方をう...

『10+1』 No.26 (都市集住スタディ) | pp.54-65

[現代住宅論 1]

現代住宅の諸問題 1──なぜサステイナブル・デザインなのか | 難波和彦

Contemporary House Issues 1: On Sustainable Design | Namba Kazuhiko

この連載では、現代の住宅が抱えているさまざまな課題について考えてみたい。できるだけ広いコンテクストで考えるつもりだが、僕自身、実際の設計に携わっている立場なので...できるかどうかという問題となる。ミース・ファン・デル・ローエはモダニズムの機能主義を否定し、...

『10+1』 No.44 (藤森照信 方法としての歩く、見る、語る。) | pp.200-209

[対談]

東京スタイル──部屋からの眺め | 都築響一岡崎祥久

TOKYO STYLE: View from Rooms | Tsuzuki kyoichi, Yoshihisa Okazaki

部屋の写真術 岡崎——都築さんは『TOKYO STYLE』からこっち、部屋の写真を撮ることをつづけていらっしゃるとのことですが、期間としてはけっこう長いですよね...がそういう部屋に住んでみてから、ミース・ファン・デル・ローエはどうこうとか言ってほしい(笑)...

『10+1』 No.29 (新・東京の地誌学 都市を発見するために) | pp.54-72

[インタヴュー]

トレーシング・ザ・藤森照信 | 藤森照信中谷礼仁清水重敦青井哲人

Tracing Terunobu Fujimori | Fujimori Terunobu, Nakatani Norihito, Shimizu Shigeatsu, Aoi Akihito

中谷礼仁──まずはタイトルの「トレーシング・ザ・藤森照信」について若干説明しておきます。私たち三人も藤森照信さんと同じ建築史という分野から自らの活動を始めました...優しいのはやりませんよね。 3──ミース・ファン・デル・ローエ《バルセロナ・パヴィリオン》 引用...

『10+1』 No.44 (藤森照信 方法としての歩く、見る、語る。) | pp.54-77

[論考]

離散的ランドスケープは 二一世紀のヒューマニズムを獲得できるか? | 槻橋修

Can a Discrete Landscape Obtain Twenty-First Century Humanism? | Tsukihashi Osamu

離れ、散らばること 一九九七年五月発行の『10+1』No.9において、私の初めての論考「観測者のランドスケープ──離散性、あるいは不連続性と『形式』の問題」を寄...るものであったことを再認識した。ミース・ファン・デル・ローエの自由壁のように、空間的実体を強...

『10+1』 No.49 (現代建築・都市問答集32) | pp.134-135

[インタヴュー]

新たな秩序の現われとして | 藤本壮介柄沢祐輔

A New Order Breaking Out | Fujimoto Sosuke, Yuusuke Karasawa

秩序らしきものの浮上 柄沢祐輔──アルゴリズムとは、建築の文脈でいうと、建築の構成に明示的なルールを与えて、そのルールを積み重ね、ランニングさせて建築を設計する...──具体的にはル・コルビュジエやミース・ファン・デル・ローエが提示したように、最初に全体的な...

『10+1』 No.48 (アルゴリズム的思考と建築) | pp.94-102

[都市の傷痕とRe=publik 8]

《不定さ》を担う建築──あるいは球形の荒野 | 柿本昭人

An Architecture of "Indefiniteness," or Spherical Wilderness | Kakimoto Akihito

二年間にわたった連載も今回で最終回となった。都市がすべての者に対して開かれてあること。そのためには、「非病理的な」建築、われわれをもう一度デラシネとするような建...ありながら、「ル・コルビュジエとミース・ファン・デル・ローエが建築と考えたものが建築であると...

『10+1』 No.21 (トーキョー・リサイクル計画──作る都市から使う都市へ) | pp.31-32

[技術と歴史 3]

技術と装飾 | 鈴木博之

Technology and Ornament | Suzuki Hiroyuki

一九世紀的建築観の転倒 今日は「技術と装飾」がテーマですが、私にとっての装飾と技術との問題は、近代の問題と関わっています。装飾は近代とは二律背反のものであり、さ...ペレが作り、鉄骨構造建築の原型をミース・ファン・デル・ローエが作ったと言ってよいと思っていま...

『10+1』 No.41 (実験住宅) | pp.177-187

[対談]

東京あるいは都市の地層を測量する──ポスト「東京スピード」の都市をめぐって | 内田隆三若林幹夫

Surveying Tokyo/Urban Strata:A Look at the Post "Tokyo Speed" City | Uchida Ryuzo, Wakabayashi Mikio

湾岸の風景 若林──今日のテーマは、いま都市あるいは東京を語るとはどういうことか、さらにはまた東京をどのように語ることが可能なのか──言い方を換えれば、「東京論...りニュートンの絶対空間、あるいはミース・ファン・デル・ローエのユニヴァーサルであったりするわ...

『10+1』 No.12 (東京新論) | pp.62-79

[ポスト・ストラクチャリズムの建築 5]

三次曲面と建築術の行方(承前) | 丸山洋志

Three-Dimension Surface and Future of Architecture | Maruyama Hiroshi

三次曲面を流用した建築(角がとれて、分析的というよりも感応的な形質)に対する、人々の反応は興味深い。もっとも大方の人にとっては、その形質を成り立たせている幾何学...空間を体現する建築──その代表がミース・ファン・デル・ローエの「ガラスの箱」であろう──を制...

『10+1』 No.30 (都市プロジェクト・スタディ) | pp.37-40

[技術と歴史 10]

サステイナブル・デザインを遡る | 野沢正光

Tracing Sustainable Design | Masamitsu Nozawa

シミュレーション技術の向上と設計の変化 野沢正光──一九七〇年代、第一次、第二次と立て続けに「オイルショック」という問題が起きました。一九七二年には、ローマクラ...です。 先を急ぎましょう。これはミース・ファン・デル・ローエの《ベルリン国立美術館》(一九六八...

『10+1』 No.48 (アルゴリズム的思考と建築) | pp.215-225

[シンポジウム]

TEATRO SUPER STUDIO──ユートピアを超えて | クリスティアーノ・トラルド・ディ・フランシア伊東豊雄五十嵐太郎田丸久美子

TEATRO SUPER STUDIO: Beyond Utopia | Cristiano Toraldo Di Francia, Ito Toyo, Igarashi Taro, Tamaru Kumiko

第一部:スーパースタジオ一九六六──一九七三 一九六六──スーパースタジオの源泉 クリスティアーノ・トラルド・ディ・フランシア──本日は、スーパースタジオの活...ました[図7]。会場となったのは、ミース・ファン・デル・ローエのベルリン国立新美術館でしたが、...

『10+1』 No.50 (Tokyo Metabolism 2010/50 Years After 1960) | pp.228-239

[都市表象分析 31]

都市表象分析とは何か(一)──自註の試み | 田中純

What is the Analysis of Urban Representation? 1: Attempting Self-annotation | Tanaka Jun

1 「非都市」という戦略 前回の論考は、拙著『都市の詩学』に対する趣向を変えたあとがきのようなものとなった。それが本連載を中心として、ここ数年の都市論やイメージ...らない。同時期に書き進められた『ミース・ファン・デル・ローエの戦場──その時代と建築をめぐっ...

『10+1』 No.49 (現代建築・都市問答集32) | pp.2-11

[1990年代以降の建築・都市 20]

距離のねじれを生む、ガラスのランドスケープ──妹島和世論 | 五十嵐太郎

Architecture and the City after the 1990s 20──Glass Landscape Forming Torsional Distance: Kazuyo Sejima | Igarashi Taro

神殿ではないということ 東京から二時間半ほどのドライブで、過疎化が進む地方の小さな街につく。妹島和世は、世界的に活躍する日本の女性建築家だが、東京にはまだ主要な...校舎》でも採用されていた。また、ミース・ファン・デル・ローエの《ベルリン国立美術館》やフィリ...

『10+1』 No.44 (藤森照信 方法としての歩く、見る、語る。) | pp.21-22

[技術と歴史 4]

開放系技術について | 石山修武

On Open-Tech | Ishiyama Osamu

石山──今日は前半で設計などの考え方のべース、後半では開放系技術を実際にどのように表現しているかについて話したいと思います。 初めに、ロケット開発の歴史について...代建築の、特にバウハウスの連中、ミース・ファン・デル・ローエ、それからグロピウスもアメリカに...

『10+1』 No.42 (グラウンディング──地図を描く身体) | pp.175-185

[現代建築思潮]

オランダ現代建築をめぐって | 今村創平今井公太郎日埜直彦吉村靖孝

On Dutch Present-day Architecture | Imamura Sohei, Imai Kotaro, Hino Naohiko, Yoshimura Yasutaka

オランダ現代建築紀行 今村創平 オランダ人の友達がチューリップ畑を見たいかと聞いた。内心僕はチューリップ畑などまったく見たくなかった。赤、黄、白、紫といったた...の時期である。ル・コルビュジエやミース・ファン・デル・ローエのように時代を決定づけたり、イデ...

『10+1』 No.32 (80年代建築/可能性としてのポストモダン) | pp.39-46

[トーキョー・建築・ライナーノーツ 8]

トーキョー・建築・ツアー | 貝島桃代

Tokyo/ Architecture/ Tour | Kaijima Momoyo

内側から見る都市 昨年から今年にかけてヨーロッパの都市を訪ねたときに、いくつかおもしろい都市ツアーを経験した。 はじめは昨年七月にミュンヘンを訪れたときのこと。...、街の西にあるオリンピック施設やミース・ファン・デル・ローエのバルセロナ・パヴィリオンへ。さ...

『10+1』 No.25 (都市の境界/建築の境界) | pp.29-32

[グローバリズム 2]

ナショナリズムとその美学化 | 八束はじめ

Nationalism and Its Idealization | Yatsuka Hajime

1 福岡  一九九〇(ポストモダン) vs 日本  戦後(モダン) PART1 前回「ペキン 二〇〇三」の冒頭で引用したコールハースのテクストは、「日本に関して...によっても語れるが、同時にそれはミース・ファン・デル・ローエの戦後の作品に彼らが見出したアメ...

『10+1』 No.32 (80年代建築/可能性としてのポストモダン) | pp.230-238

[建築の還元 4]

表現することの方法と基準をめぐって──仮構の記述 | 南泰裕

On the Methodology and Criteria of Representation:A Description of Hypothetical Construction | Minami Yasuhiro

1 判断と知覚、およびその審級 二〇世紀の終わりを締めくくる最後の一〇年は、建築が、レイト・モダンの波をも受けてミニマルなものへの志向を発現させ、ひとつの表現の...く伝えているのは、言うまでもなくミース・ファン・デル・ローエによる「レス・イズ・モア」という...

『10+1』 No.22 (建築2001──40のナビゲーション) | pp.210-220

[現代建築思潮]

討議:部分的/離散的──ヨコミゾマコトと藤本壮介の建築 | 藤本壮介ヨコミゾマコト今村創平今井公太郎日埜直彦吉村靖孝

Divisional and Discrete: Yokomizo's Architecture and Fujimoto's One | Fujimoto Sosuke, Yokomizo Makoto, Imamura Sohei, Imai Kotaro, Hino Naohiko, Yoshimura Yasutaka

セシル・バルモンドの『informal』を読む 今井──前回、オランダ建築の話をするなかで離散型に関する話題が出てきました。そして連続ではなく不連続、コンクリー...です。また、去年の秋にベルリンでミース・ファン・デル・ローエのナショナルギャラリーを見たので...

『10+1』 No.33 (建築と情報の新しいかたち コミュニティウェア) | pp.45-52

[ポスト・ストラクチャリズムの建築 3]

「この人を見よ」建築篇 | 丸山洋志

"Ecce Homo", An Architectural Canto | Maruyama Hiroshi

前回は、建築空間の「観念性」といったテーマのもとに、命題化どころか単なる迷走をそのまま記述してしまう結果になってしまったが別段反省もしていない。述べたかったのは...ぎない、その極北ともいえるものがミース・ファン・デル・ローエの「ガラスの箱」である。 二、建築...

『10+1』 No.28 (現代住宅の条件) | pp.25-27

[スタディ]

バックミンスター・フラーの現代性 | 難波和彦山代悟谷口景一朗林盛逸見豪森田悠詩

Rediscovery of R.Buckminster Fuller | Namba Kazuhiko, Yamashiro Satoru, Taniguchi Keiichiro, Hayashi Sei, Hemmi Go, Morita Yushi

リチャード・バックミンスター・フラー(1895-1983)は、20世紀最大のテクノロジストであり哲学者である。彼は近代建築の巨匠ル・コルビュジエ(1887-19...巨匠ル・コルビュジエ(1887-1965)やミース・ファン・デル・ローエ(1886-1969)より少し若いが、彼らと...

『10+1』 No.49 (現代建築・都市問答集32) | pp.155-166

[批評]

建築の哀悼劇──ヴァーチュアル・ハウスをめぐって | 田中純

"Trauerspiel" of Architecture: On the Virtual House | Tanaka Jun

...いところに、一九二〇─三〇年代のミース・ファン・デル・ローエの〈建築神学〉が位置していたこと... ...─次を参照。拙論「腐敗と決断──ミース・ファン・デル・ローエの戦場四」、『建築文化』(彰国社...

『10+1』 No.13 (メディア都市の地政学) | pp.94-104

[論考]

メディアと建築──建築史の中の写真 | 五十嵐太郎

Media and Architecture: The Position of Photography in Architectural History | Igarashi Taro

...担当したと言えるだろう。例えば、ミース・ファン・デル・ローエやSOMなどの作品である。それにはシ... ...影し、屋根を省いた桂離宮の写真とミース・ファン・デル・ローエのインターナショナル・スタイルが...

『10+1』 No.23 (建築写真) | pp.117-132

[建築の還元 2]

表現することの方法と基準をめぐって──建築的還元 | 南泰裕

On the Methodology and Criteria of Representation: Architectural Reduction | Minami Yasuhiro

...たちで表現する未然の事例こそが、ミース・ファン・デル・ローエによる、「鉄とガラスのスカイスク... ...問い返さなくてはならない。 1──ミース・ファン・デル・ローエ 「鉄とガラスのスカイスクレーパー...

『10+1』 No.18 (住宅建築スタディ──住むことと建てることの現在) | pp.2-12

[ラディカリズム以降の建築1960s-1990s 4]

チャールズ、チャールズ──ポスト・モダンの折衷主義と保守主義 | 五十嵐太郎

Charles vs. Charles: Postmodern Eclecticism and Conservatism | Igarashi Taro

...ではないかと言う。それゆえ、彼はミース・ファン・デル・ローエらを槍玉にあげて、合理性や普遍性... ...ダニズムの建築言語』(1978)2──ミース・ファン・デル・ローエ 《レイク・ショア・ドライブ・アパ...

『10+1』 No.16 (ディテールの思考──テクトニクス/ミニマリズム/装飾主義) | pp.226-236

[インタヴュー]

丹下研究室から独立した頃およびル・コルビュジエ受容をめぐって──一九六〇年代の都市計画とプロセス・プランニングへの過程 | 磯崎新日埜直彦

After Independence from the Tange Kenzo Studio, and the Reception of Le Corbusier: Urban Planning in the 1960s and History of Process Planning | Isozaki Arata, Hino Naohiko

...ル・コルビュジエとミース・ファン・デル・ローエ受容をめぐって 磯崎新──いわゆるモダニズムの受... ...がかりとして、ル・コルビュジエとミース・ファン・デル・ローエがそれぞれどんな具合に受け入れら...

『10+1』 No.46 (特集=宇宙建築、あるいはArchitectural Limits──極地建築を考える) | pp.172-181

[批評]

〈無人〉の風景──建築が見る〈不眠の夢〉 | 田中純

An "Unpopulated" Landscape : The Architect's "Insomniac Dream" | Tanaka Jun

...して、最も古い第三のイメージは、ミース・ファン・デル・ローエによる一九二八年の、アレクサンダ... ...ねにすでにここに〈ある〉。 1──ミース・ファン・デル・ローエ「アレクサンダー広場計画案」1928年2...

『10+1』 No.07 (アーバン・スタディーズ──都市論の臨界点) | pp.46-60

[キーワード]

90年代都市・建築キーワード/キーパーソン | 南泰裕瀧本雅志松田達

Urban/ Architecture Keywords and Key Persons of the 90s | Minami Yasuhiro, Takimoto Masashi, Matsuda Tatsu

...モア」★27という規範を物象化したミース・ファン・デル・ローエの建築にその起源を見出すことができ... ...ことを示しているだろう。 ★27──ミース・ファン・デル・ローエは装飾をそぎ落とし、機能を純化さ...

『10+1』 No.19 (都市/建築クロニクル 1990-2000) | pp.68-87

[批評]

ミース・ファン・デル・ローエ──柱と壁の系譜 | ゲヴォーク・ハルトゥーニアン五十嵐光二

Mies van der Rohe : The Genealogy of Column and Wall | Gevork Hartoonian, Igarashi Koji

...断じることも可能ではあろう。1──ミース・ファン・デル・ローエ《コンクリート造田園住宅案》(1923... ...と同一化することなのである。3──ミース・ファン・デル・ローエ《バルセロナ・パヴィリオン》平面...

『10+1』 No.16 (ディテールの思考──テクトニクス/ミニマリズム/装飾主義) | pp.102-109

[批評]

神話とモダニズム──バウハウス・プロジェクト一九一九―一九九九 | 大口晃央

Myth and Modernism: Bauhaus Project 1919-1999 | Okuchi Akio

...館(MoMA)で開催されたグロピウス、ミース・ファン・デル・ローエ、ル・コルビュジエ、アウトを始め... ...ルフ・ロースに始まりグロピウス、ミース・ファン・デル・ローエ、ル・コルビュジエ、アルヴァ・ア...

『10+1』 No.17 (バウハウス 1919-1999) | pp.66-80

[論考]

アンビルトの実験住宅の系譜──その必然性について | 今村創平

Genealogy of the Unbuilt-Experimental Houses: On Its Inevitability | Imamura Sohei

...ルビュジエの《シトロアン住宅》、ミース・ファン・デル・ローエの《煉瓦造の田園住宅》など、アン... ...ジエ)、《チューゲンハット邸》(ミース・ファン・デル・ローエ)、《マイレア邸》(アルヴァ・ア...

『10+1』 No.41 (実験住宅) | pp.98-104

[対談]

都市の皮膜/身体の皮膜 | 鷲田清一田中純

City's Membrane, Body's Membrane | Kiyokazu Washida, Tanaka Jun

...きた面があると思います。例えば、ミース・ファン・デル・ローエの《バルセロナ・パヴィリオン》と... ...されたと思います。それに対して、ミース・ファン・デル・ローエは違う立場から、反転性─それは透...

『10+1』 No.40 (神経系都市論 身体・都市・クライシス) | pp.54-69

[建築とイマージュ 4]

ある友への手紙──ミース・ファン・デル・ローエのバルセロナ・パヴィリオンをめぐって | 松岡新一郎

A Letter to a Friend: On the Barcelona Pavillion of Mies van der Rohe | Matsuoka Shinichirou

G君 ミースについて君から教わったことに刺激されて、自分でも何か書いてみようと思い立ってから、もうしばらくになる。このところアルトーやシンディ・シャーマンに関す...調しておきたいからなのだ。 1──ミース・ファン・デル・ローエ「バルセロナ・パヴィリオン」準備ス...

『10+1』 No.08 (トラヴェローグ、トライブ、トランスレーション──渚にて ) | pp.31-34

[生産─技術]

3:レンゾ・ピアノ《メゾン・エルメス》──ガラス・ブロックのリマテリアライズ | 今井公太郎

Renzo Piano, "Maison HERMÈS": Re-Materializing Glass Block | Imai Kotaro

銀座と青山のファッション・ストリートを中心に、世界的な建築家によって、個性的な建築が出現している。おかげでストリートは華やかで活気があるものへと変貌しつつある。...に表現が集中する。そのことの美はミース・ファン・デル・ローエが描いた「フリードリッヒ・シュト...

『10+1』 No.35 (建築の技法──19の建築的冒険) | pp.120-123

[生産─技術]

4:foa《横浜大さん橋国際客船ターミナル》──機能主義と形態形成 | トーマス・ダニエル五十嵐光二

foa, 2Yokohama International Port Terminal" :Functionalism and Morphogenesis | Thomas Daniel, Igarashi Koji

わたしたちが望むのはモノを吟味し、モノにそれ自体が持つ形態を見つけ出させることである。モノにその外側から形態を授けること、モノを外部から決定すること、モノにどん...な「形態は機能に従う」になろう。ミース・ファン・デル・ローエの僚友であったへリングだが、彼は...

『10+1』 No.35 (建築の技法──19の建築的冒険) | pp.124-127

[鼎談]

廃墟・建築・零年──建築家はいかにして可能か | 鈴木了二西谷修小林康夫

Ground Zero, Architecture, The Year Zero: How the Architects are | Suzuki Ryoji, Osamu Nishitani, Yasuo Kobayashi

均質空間の崩壊 鈴木了二──「美術」と「建築」というテーマが設定されているようですが、建築には実は、どこからどこまでが建築っていうような枠組みはないんじゃないか...っぱり熱で溶けちゃうでしょうね。ミース・ファン・デル・ローエのユニヴァーサル・スペースでも鉄...

『10+1』 No.27 (建築的/アート的) | pp.54-72

[論考]

Ruin/Desolation Row──廃墟と写真をめぐって | 倉石信乃

Ruin/Desolation Row: On Ruins and Photography | Kuraishi Shino

1  一九世紀の建築写真 建築は、写真にとって発端からすでに主要なモティーフのひとつであった。二人のジェントルマン・サイエンティスト、ニエプスとタルボットの最初...ニの《サンテリア幼稚園》のほか、ミース・ファン・デル・ローエ、アルヴァ・アアルトなど多くの近...

『10+1』 No.23 (建築写真) | pp.83-96

[対談]

「メディア都市の地政学」をめぐって 記憶/サイバースペース/テレポリティクス | 田中純岩崎稔

On the Geopolitics of the MediaCity Memory/Cyberspace/Telepolitics | Tanaka Jun, Iwasaki Minoru

都市の政治学=社会学と均質空間 田中── 今回の特集は「メディア都市の地政学」と題しています。空間的な距離を無化するテレコミュニケーションが普及することによって...均質空間の代表例としてしばしば、ミース・ファン・デル・ローエの「ユニヴァーサル・スペース」が...

『10+1』 No.13 (メディア都市の地政学) | pp.62-77

[批評]

テレポリス──デジタル時代の都市空間 | フロリアン・レッツァー武村知子高橋伸幸

Telepolis: The Dream of a Net/Media Era Capital | Florian Rözer, Tomoko Takemura, Nobuyuki Takahashi

ネット・メディア時代の首都の夢 ドイツの新首都ベルリンは、奇しくも意義深い一千年紀転換の直前にヨーロッパ最大の建築現場となった。単にドイツという国の首都の(再)...、建築を次のように規定する──「ミース・ファン・デル・ローエが皮肉にも評したように『月曜ごと...

『10+1』 No.13 (メディア都市の地政学) | pp.105-114

[批評]

鏡像──第二次世界大戦以降のアメリカ建築における、技術、消費とジェンダーの表現 | ジョアン・オックマン赤川貴雄

Mirror Images: Technology, Consumption, and the Representation of Gender in American Architecture since World War II | Joan Ockman, Akagawa Takao

二つのよく知られたイメージが、第二次世界大戦後の初めの一〇年期におけるアメリカ建築を定義すると言ってよいのではないだろうか。ひとつは、インターナショナル・スタイ...していた。ノウィッキーはおそらくミース・ファン・デル・ローエのイリノイ工科大学とレイクショア...

『10+1』 No.14 (現代建築批評の方法──身体/ジェンダー/建築) | pp.171-179

[論考]

これは都市ではない | マンフレッド・タフーリ+菊池誠

This is not a City | Manfredo Tafuri, Kikuchi Makoto

ルネ・マグリットの一連のデッサン《これはパイプではない》を分析しつつ、ミシェル・フーコーはその中に自己破壊に至るまで逆立ちさせられた一種の〈カリグラム〉を認めて...つなぎとめはしない。同様の結果がミース・ファン・デル・ローエによって、彼のベルリンのアレクサ...

『10+1』 No.01 (ノン・カテゴリーシティ──都市的なるもの、あるいはペリフェリーの変容) | pp.195-202

[批評]

家具と女性性 | メアリー・マクレオード+毛利嘉孝

Furniture and Feminity | Mary McLeod, Mori Yoshitaka

ここで取りあげるのは、シャルロット・ペリアンがル・コルビュジエとピエール・ジャンヌレと共にデザインをした家具と、二人のインテリア全般のアプローチに与えた彼女の影...ザイナーのマルセル・ブロイヤーやミース・ファン・デル・ローエの探究に影響を受けていたことであ...

『10+1』 No.10 (ル・コルビュジエを発見する) | pp.227-234

[批評]

語りかけるディテール | マルコ・フラスカーリ佐藤美紀

The Tell-The-Tale Detail | Marco Frascari, Sato Miki

これまで「細部(ディテール)に神が宿る」という金言は、建築の世界ではミース・ファン・デル・ローエの言葉と考えられてきた★一。しかしミースの参照源であるかもしれな...る」という金言は、建築の世界ではミース・ファン・デル・ローエの言葉と考えられてきた★一。しか...

『10+1』 No.16 (ディテールの思考──テクトニクス/ミニマリズム/装飾主義) | pp.90-101

[建築を拓くメディア]

都市景観の変容をめぐる諸問題 | 若林幹夫

The Various Issues around the Change in Cityscape | Wakabayashi Mikio

森川嘉一郎は『趣都の誕生──萌える都市アキハバラ』(幻冬社、二〇〇三)で、未来の都市の景観を予想しようとする時、一九七〇年代までならば、建築家がつくる建築作品の...る。前者においては都市の景観は、ミース・ファン・デル・ローエに範をとったスカイスクレーパーや...

『10+1』 No.38 (建築と書物──読むこと、書くこと、つくること) | pp.132-133

[批評]

テクトニック、という視座をめぐる省察 | ケネス・フランプトン南泰裕

Reflections on the Scope of the Tectonic Kenneth Frampton | Kenneth Frampton, Minami Yasuhiro

現代建築の歴史は必然的に多様なものであり、雑多ですらあるだろう──建築そのものから離れた、人間的な環境を形成するための構造の歴史。そしてそれらの構造を統制し方向...うるかについて語っている。例えばミース・ファン・デル・ローエのアメリカの作品におけるさまざま...

『10+1』 No.16 (ディテールの思考──テクトニクス/ミニマリズム/装飾主義) | pp.129-154

[批評]

光のなかの創造──アクト・バウハウス一九一九―一九九九 | 伊藤俊治

Luminescent Creations: Akt Bauhaus 1919-1999 | Ito Toshiharu

1 自然と共同体 一九八九年のベルリンの壁崩壊以降、三度、ワイマール、デッサウ、ベルリンというバウハウスの短い歴史の足跡をたどる旅を繰り返した。その旅のなかで特...イニンガー、ムッヘ、ブロイアー、ミース・ファン・デル・ローエ、マイヤー……彼らはバウハウスと...

『10+1』 No.17 (バウハウス 1919-1999) | pp.143-165

[批評]

サイバーアーキテクチャー──普遍性をもった手続きの構築へ向けて | 浜田邦裕

Cyber-Architecture:Towards Universal Procedures | Hamada Kunihiro

サイバーアーキテクチャーはあるか サイバーアーキテクチャーという語はまだない。このところ、新聞、雑誌で目にする機会の増えたサイバースペースという言葉にしても、説...置に空間を手にいれる方法である。ミース・ファン・デル・ローエが《トゥーゲンハット邸》で見せた...

『10+1』 No.06 (サイバーアーキテクチャー) | pp.44-53

[図版構成+論考]

黒の表象──黒をめぐる博物誌 | 五十嵐太郎斉藤理

Black Symbols:An Archive of Black | Igarashi Taro, Tadashi Saito

黒の製法 1──黒顔料の製造機械 一五二一年チェザリアーノによるウィトルウィウス解説図 「まず、黒色顔料について述べよう。(…中略…)小さい炉がつくられ、(…...ーヴィチ『無対象の世界』 1617──ミース・ファン・デル・ローエ 《ベルリン新国立ギャラリー》(一...

『10+1』 No.14 (現代建築批評の方法──身体/ジェンダー/建築) | pp.220-229