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黒川紀章 (クロカワ・キショウ)

1934年生まれ。建築家。黒川紀章建築都市設計事務所。

(最終更新:2010年7月6日)

> 10+1 DATABASE内「黒川紀章」検索結果 (52件)

[インタヴュー]

五旗会、『現代建築愚作論』、 スターリニズムからの脱却 一九五〇年代における建築運動とその思想性 | 磯崎新日埜直彦

Goki-kai, GENDAI KENCHIKU GUSAKURON, Breaking Away from Stalinism: Architecture Movement and Ideology in the 1950s | Isozaki Arata, Hino Naohiko

戦後の日本建築界 日埜直彦──今回は一九五〇年代を視野としてお話を伺いたいと思っております。当時の建築の世界においてモダニズムに対する信頼は揺るぎないものだった...メタボリズムに、浅田孝、川添登、菊竹清訓、黒川紀章、栄久庵憲司、粟津潔らとともに参加。作品=...

『10+1』 No.44 (藤森照信 方法としての歩く、見る、語る。) | pp.169-176

[論考]

住宅の廃墟に──建築家と住居をめぐる七つの物語 | 五十嵐太郎

On the Domicile's Ruins: Seven Tales of Architects and Domestic Spaces | Igarashi Taro

序─低い声 四本の柱が立ち、そこに屋根を架けた小屋は住宅の原型なのだろうか? [〈それ〉溝は作動している]あるいは、一本の柱が太古の平野に立てられた瞬間に構築が...・マンション派だ。 ●独身機械──3  すでに黒川紀章は「カプセル宣言」(一九六九)において、夫...

『10+1』 No.05 (住居の現在形) | pp.130-145

[万博という問題系1]

都市、万博、メタボリズム 破壊と再生のプログラム | 黒川紀章五十嵐太郎小田マサノリ

Urban, EXPO, Metabolism: Destruction and Regeneration Program | Kurokawa Kisho, Igarashi Taro, ODAMASANORI

...「スピード出すな」とビビってました(笑)。 黒川紀章氏小田——これがその時の写真[図5]ですね。... ...彫刻として一個置いてある。 五十嵐——確か『黒川紀章ノート』に書かれていたと思うのですが、大阪...

『10+1』 No.36 (万博の遠近法) | pp.64-79

[現代住宅研究 2-4]

〈エスプリ・ヌーヴォー型〉 | 塚本由晴

Pavillon de l' Esprit Nouveau | Tsukamoto Yoshiharu

...住宅の住居ユニットとして《カプセル住居》(黒川紀章、一九七〇)[図6]が試作され、「お祭り広場... ...ルタワービル》(黒川紀章、一九七二)[図7]と  《カプセルハウスK》(黒川紀章、一九七二)[図8...

『10+1』 No.19 (都市/建築クロニクル 1990-2000) | pp.21-25

[万博という問題系2]

『戦争と万博──もうひとつの戦争美術』をめぐって | 椹木野衣五十嵐太郎小田マサノリ

Over "World War and World's Fair: Another War Art" | Sawaragi Noi, Igarashi Taro, ODAMASANORI

...博と建築家 小田──これは余談ですが、先日、黒川紀章さんへのインタヴューに先だって「さよなら万... ...的に書かれていますが、今回インタヴューした黒川紀章さんは、建築関係者だったお父さんが、焼け野...

『10+1』 No.36 (万博の遠近法) | pp.80-95

[批評]

反近代としての装飾/反表象としての装飾──建築装飾における思想・理論・技術 | 倉方俊輔

Ornament as Anti-Modernization, Ornament as Anti-Representation: Ornament in Idea, Theory, and ArtShunsuke Kurakata | Kurakata Shunsuke

...八三)[図3]、日本的造形を直裁的に引用した黒川紀章の《国立文楽劇場》(一九八四)[図4]、幾何... ...的記号のモザイクといってもよい★一三。 ──黒川紀章(傍点引用者) [江戸時代の町家は]道に面...

『10+1』 No.16 (ディテールの思考──テクトニクス/ミニマリズム/装飾主義) | pp.164-171

[一九九〇年代以降の建築・都市 13]

仏教とメタボリズム──黒川紀章 | 五十嵐太郎

Buddhism and Metabolism: Kisho Kurokawa | Igarashi Taro

...豊雄や渡辺誠の言葉ではない。一九六〇年代に黒川紀章が『行動建築論』(彰国社、一九六七)で語っ... ...く、同じ価値として並列に自立するという(『黒川紀章ノート』[同文書院、一九九四])。ツリーで...

『10+1』 No.37 (先行デザイン宣言──都市のかたち/生成の手法) | pp.37-39

[ラディカリズム以降の建築 1960s-1990s 7]

ミレニアムの都市(前編)──一九九九年、ポストバブルの東京論 | 五十嵐太郎

The City in the Millenium Part 1: Tokyo Studies in the Postbubble Era, 1999 | Igarashi Taro

...しいスタイルの集合住宅が提案された。 7──黒川紀章 《万博パヴィリオンのための カプセル建築》1960... ...で現実のものとなりつつある。例えば、かつて黒川紀章は、工業都市から情報都市へのパラダイム変革...

『10+1』 No.19 (都市/建築クロニクル 1990-2000) | pp.221-231

[論考]

今日の中国都市計画 | 鄭波二瓶士門

Today's Chinese City Planning | Zheng Bo, Shimon Nihei

...期計画について国際コンペを行ない、六案から黒川紀章建築都市設計事務所の提案を選んだ。黒川さん... ...新区辞典』 (鄭東新区管理委員会、2005)3──黒川紀章「鄭東新区計画案」 「如意」(中国古代の縁起...

『10+1』 No.45 (都市の危機/都市の再生──アーバニズムは可能か?) | pp.87-94

[スタディ]

バックミンスター・フラーの現代性 | 難波和彦山代悟谷口景一朗林盛逸見豪森田悠詩

Rediscovery of R.Buckminster Fuller | Namba Kazuhiko, Yamashiro Satoru, Taniguchi Keiichiro, Hayashi Sei, Hemmi Go, Morita Yushi

...タワー》はこのパゴダに酷似している[図8]。黒川紀章の「動くいえ」のスケッチにも串刺しになった... ...ちの構想力』(鹿島出版会、1997)  6──黒川紀章黒川紀章作品集──代謝から共生へ』(美術出版社...

『10+1』 No.49 (現代建築・都市問答集32) | pp.155-166

[論考]

メタボリズムとの関係を聞かれるので、 その頃を想い出してみた。──日本の建築アヴァンギャルド私註 | 磯崎新

I am often asked about my relation to the Metabolism Group, so I have tried to recall that period.: Personal Note on the Japanese Architectural Avant-Garde | Isozaki Arata

...、そしてメンバーであった建築家、菊竹清訓・黒川紀章・大高正人・槇文彦の四人の六〇年代の仕事が... ...九六〇年前後に各自ばらばらに動きはじめた。黒川紀章・槇文彦はいずれも丹下研究室に在籍していた...

『10+1』 No.13 (メディア都市の地政学) | pp.25-32

[論考]

空間の開発・環境の制御──一九六〇年前後の浅田孝と高層化研究・人工土地・極地建築 | 菊池誠

Space Development and Environmental Control: Takashi Asada and the High Rise City, Artificial Land, and Extreme Architecture in the Early 1960s | Kikuchi Makoto

...けだし、その邦訳書のあとがきのなかで、訳者黒川紀章は、七年間にわたった翻訳の期間中、浅田から... ...計画[図2]が、丹下の下で大谷幸夫、磯崎新、黒川紀章の担当によりまとめられている。実際に建設さ...

『10+1』 No.50 (Tokyo Metabolism 2010/50 Years After 1960) | pp.96-103

[セヴェラルネス:事物連鎖と人間 2]

建築職人ウィトルウィウス──弱い技術 | 中谷礼仁

Architecture Craftsman Vitruvius: Weak Technology | Nakatani Norihito

...ス》のようにスクラップにされるか、あるいは黒川紀章の《中銀カプセルタワー》(一九七二)[図5]... ...市」「海上都市」 出典=『METABOLISM/1960』 5──黒川紀章《中銀カプセルタワー》 撮影=山本美咲6──《...

『10+1』 No.33 (建築と情報の新しいかたち コミュニティウェア) | pp.12-25

[インタヴュー]

エーゲ海の都市/見えない都市/霧状のモナド──都市構造とアーバンデザインの方法をめぐって | 磯崎新日埜直彦

Aegean City/ Invisible Cities/ Misty Monad: On Urban Structure and Urban Design Methodology | Isozaki Arata, Hino Naohiko

...号)に、丹下さんが司会、出席者は磯崎さん、黒川紀章さん、槇文彦さんという錚々たる面々の座談会... ...先ほどの座談会では面白い対立点が出ていて、黒川紀章さんが「私はむしろ空からは見ないほうがよい...

『10+1』 No.47 (東京をどのように記述するか?) | pp.167-175

[図版構成]

AND PREVI? | Supersudaca田村順子

AND PREVI? | Supersudaca, Lunko Tamura

...風と採光の面で優れている。 2──菊竹清訓+黒川紀章+槇文彦(日本) コミュニティ活動を最大限に... ...ための基本構成を計画する。 2──菊竹清訓+黒川紀章+槇文彦(日本) 敷地面積:120m2、建築面積:92...

『10+1』 No.47 (東京をどのように記述するか?) | pp.193-204

[論考]

景観の先を見よ | 太田浩史

Look beyond Landscape | Ota Hiroshi

...計の《表参道ヒルズ》の道を隔てた反対側に、黒川紀章設計の《日本看護協会ビル》という建築[図3]... ...々のための空間はどこにあるのか★七。 3──黒川紀章《日本看護協会ビル》 足元に空地が設けられて...

『10+1』 No.43 (都市景観スタディ──いまなにが問題なのか?) | pp.162-172

[都市/テクスト]

九〇年代の建築/都市計画の文献をめぐって | 五十嵐太郎

An Introduction to Books on Architecture/Urbanism in the 90s | Igarashi Taro

...者がその思想を学術的に整理したもの。 7 黒川紀章黒川紀章ノート』(同文書院、1994) 30年以上に...

『10+1』 No.19 (都市/建築クロニクル 1990-2000) | pp.112-115

[インタヴュー構成]

現代日本建築写真の系譜 | 磯達雄

A Genealogy of Contemporary Japanese Architectural Photography | Iso Tatsuo

...カメラマンが全部撮り直すことになりました。 黒川紀章さんの《山形ハワイドリームランド》(一九六... ...じます。 1──原広司《梅田スカイビル》2──黒川紀章《山形ハワイドリームランド》3──丹下健三《...

『10+1』 No.23 (建築写真) | pp.62-82

[図版構成]

四畳半を通して都市に住む | 鈴木明

City Life from a Four-and-a-Half Mat Perspective | Suzuki Akira

...プセルを付加するというシステムが作られた。 黒川紀章による《中銀カプセル・マンション》はその例... ...ットより《中銀カプセル・マンション》1970(『黒川紀章作品集』より)東孝光《塔の家》1966都市の中の...

『10+1』 No.05 (住居の現在形) | pp.74-77

[万博という問題系 3]

年代記的に──浅田孝、瀧口修造、六〇年代 | 磯崎新五十嵐太郎小田マサノリ

Arata Isozaki ×Taro Igarashi and Masanori Oda | Isozaki Arata, Igarashi Taro, ODAMASANORI

...、自分でやり始めたときには発表しています。黒川紀章は丹下研究室の中でやってたけれども京都大学... ...ムはマニフェストを川添登が記し、菊竹清訓と黒川紀章、この二人が中心のデザイナー、こんなグルー...

『10+1』 No.36 (万博の遠近法) | pp.96-111

[連載 7]

思想史的連関におけるル・コルビュジエ──一九三〇年代を中心に 7 | 八束はじめ

Le Corbusier in Relation to the History of Inteligence: The 1930s 7 | Yatsuka Hajime

16 一致することと相違すること 前回では「アテネ憲章」がCIAMの内部での総決算などではなく、ル・コルビュジエ個人のヴィジョンとしての側面が強かったことを見、...をしているのも同じブランである。 ★二〇──黒川紀章『現代建築の創造──CIAM崩壊以後』(彰国社、...

『10+1』 No.44 (藤森照信 方法としての歩く、見る、語る。) | pp.177-190

[1990年代以降の建築・都市 1]

アジアのジェネリック・シティとレム・コールハース | 五十嵐太郎

Rem Koolhaas and Generic Cities in Asia | Igarashi Taro

香港──一九九一年 ちょうど一〇年前、初めて香港を訪れたときのことだ。過度な疲労のために、中国から陸路で行くことを断念し、上海から香港まで三泊四日の船の旅を選ん...文化センターや、エココリドールが全体を貫く黒川紀章の深圳市公共中心軸計画(一九九九)などがあ...

『10+1』 No.25 (都市の境界/建築の境界) | pp.177-187

[現代建築思潮]

討議:建築家の有名性の生産、流通および消費 | 南後由和成実弘至日埜直彦今井公太郎今村創平吉村靖孝

Producing, Distributing and Consuming Architectural Fame | Yoshikazu Nango, Hiroshi Narumi, Hino Naohiko, Imai Kotaro, Imamura Sohei, Yoshimura Yasutaka

1日目:建築家の有名性──戦中・戦後の建築雑誌にみる丹下健三の表象 南後由和 南後由和──日本の建築家を取り巻く制度、建築ジャーナリズムの系譜を追いかけながら、...家を意識した磯崎新が台頭してきます。のちの黒川紀章の一般メディアにおける振る舞いのなかで形成...

『10+1』 No.40 (神経系都市論 身体・都市・クライシス) | pp.27-44

[大島哲蔵追悼]

コーディネーター/スクウォッター 大島哲蔵 | 宮島照久

Coordinator/Squatter Tetsuzo Ohsima | Miyajima Teruhisa

建築そのものは問題ではなく、そこにどんな状況が成立しているのかということが決定的だと、彼はしばしば口にしていた。そして本当の感情と営為が成立する余地が極端に失わ...たのではないかと推察される。審査員長だった黒川紀章氏の審査結果を評して、「問題のない大手設計...

『10+1』 No.29 (新・東京の地誌学 都市を発見するために) | pp.192-193

[住居の視点、住居の死角 1]

ヒトが宇宙人になる夢を語るとき──宇宙都市建設とヒトの居住空間 | 米沢慧

When Humans Dream of Becoming Spacemen: Building Human Living Spaces for Cities in Space | Yonezawa Kei

水槽に藻やカタツムリ、微生物を閉じ込めた「ミニ地球」を無重量空間にもっていったらどうなるか──こんな実験が日本とアメリカ、ロシアの協力で始まる。今年の七月にスペ...ある。これはとても新鮮でわたしにはかつての黒川紀章の東京湾構想よりも刺激的だった。それは現在...

『10+1』 No.06 (サイバーアーキテクチャー) | pp.40-42

[翻訳]

白く燃え上がる彼方──都市の哲学に関するノート | ダヴィド・D・エキモヴィッチ+田中純

Burning White Beyond──Notes on the Philosophy of the City | David Deyan Ecimovich, Tanaka Jun

〈オーストリアの終焉(Finis Austriae)〉は過密した点を表わす。その結果として、オーストリア文化と二〇世紀のヨーロッパ文化双方においてそれは、マルチ...そのシューニヤ=空のカテゴリーは時として、黒川紀章が指摘しているように、不適切にも〈空虚さ〉...

『10+1』 No.03 (ノーテーション/カルトグラフィ) | pp.245-262

[1990年代以降の建築・都市 5]

自由な建築──坂本一成論 | 五十嵐太郎

Architecture of Freedom: An Essay on Kazunari Sakamoto | Igarashi Taro

重層的な決定のシステム 一九九九年、坂本一成の設計による《HOUSE SA》が竣工した[図1]。ギャラリー・間の坂本一成展「住宅──日常の詩学」が、名古屋の愛知...と無関係ではない。一九六〇年代は丹下健三、黒川紀章、菊竹清訓らが、未来的な都市プロジェクトを...

『10+1』 No.29 (新・東京の地誌学 都市を発見するために) | pp.194-204

[1990年代以降の建築・都市 7]

再発見された 《エレクトリック・ラビリンス》 | 五十嵐太郎

The Rediscovered 'Electric Labyrinth' | Igarashi Taro

すぐれた作品は時代を超えて、われわれに問いかけるものがある。 二〇〇二年に再制作された磯崎新の《エレクトリック・ラビリンス(電気的迷宮)》もそうした作品と言える...において、大阪万博で活躍したメタボリストの黒川紀章や菊竹清訓ではなく、丹下の仕事をバックアッ...

『10+1』 No.31 (コンパクトシティ・スタディ) | pp.198-208

[現代建築思潮]

オリンピック/都心の郊外──まだ見ぬ郊外論に向けて | 日埜直彦今井公太郎吉村靖孝今村創平

Olympic Game/Suburbs in City Core: Toward Different Suburb Studies | Hino Naohiko, Imai Kotaro, Yoshimura Yasutaka, Imamura Sohei

山の手/下町/サード・ドメイン | 日埜直彦 クーベルタン男爵のコスモポリタニズムに始まったオリンピックが、反転してベルリン・オリンピックに象徴されるネーション...物に目を奪われた。《中銀カプセルタワー》(黒川紀章、一九七二)である。もちろん当時はメタボリ...

『10+1』 No.46 (特集=宇宙建築、あるいはArchitectural Limits──極地建築を考える) | pp.48-56

[シンポジウム]

TEATRO SUPER STUDIO──ユートピアを超えて | クリスティアーノ・トラルド・ディ・フランシア伊東豊雄五十嵐太郎田丸久美子

TEATRO SUPER STUDIO: Beyond Utopia | Cristiano Toraldo Di Francia, Ito Toyo, Igarashi Taro, Tamaru Kumiko

第一部:スーパースタジオ一九六六──一九七三 一九六六──スーパースタジオの源泉 クリスティアーノ・トラルド・ディ・フランシア──本日は、スーパースタジオの活...方法は、まさに私たちにとっての建築であり、黒川紀章らによるメタボリズムの影響を大きく受けたも...

『10+1』 No.50 (Tokyo Metabolism 2010/50 Years After 1960) | pp.228-239

[インタヴュー]

丹下研究室から独立した頃およびル・コルビュジエ受容をめぐって──一九六〇年代の都市計画とプロセス・プランニングへの過程 | 磯崎新日埜直彦

After Independence from the Tange Kenzo Studio, and the Reception of Le Corbusier: Urban Planning in the 1960s and History of Process Planning | Isozaki Arata, Hino Naohiko

ル・コルビュジエとミース・ファン・デル・ローエ受容をめぐって 磯崎新──いわゆるモダニズムの受容過程が日本の現代建築の始まりとしていま注目されているように見えま...た話です。その典型的なのはメタボリズムで、黒川紀章の《中銀カプセルタワービル》もぼろぼろにな...

『10+1』 No.46 (特集=宇宙建築、あるいはArchitectural Limits──極地建築を考える) | pp.172-181

[1990年代以降の建築・都市 3]

反フラット建築論に抗して | 五十嵐太郎

Agaist Anti-Flat Architecture | Igarashi Taro

フラット派批判 昨年末、飯島洋一が「反フラット論──『崩壊』の後で 2」という文章を発表した★一。この論は世界貿易センタービルの破壊に触れて、スーパーフラットの...年代は社会が大きな夢を求めていたのであり、黒川紀章のような建築家は敏感にそれを感じて、壮大な...

『10+1』 No.27 (建築的/アート的) | pp.142-153

[グローバリズム 2]

ナショナリズムとその美学化 | 八束はじめ

Nationalism and Its Idealization | Yatsuka Hajime

1 福岡  一九九〇(ポストモダン) vs 日本  戦後(モダン) PART1 前回「ペキン 二〇〇三」の冒頭で引用したコールハースのテクストは、「日本に関して...張メッセ》を建てた。不首尾に終ったものの、黒川紀章は大阪の新府庁舎のタワーを、磯崎新すら上野...

『10+1』 No.32 (80年代建築/可能性としてのポストモダン) | pp.230-238

[都市とモードのフィールドノート 1]

ブランド化する建築 | 成実弘至

Brand Architecture | Hiroshi Narumi

いつか大学の同僚との会話のなかで、建築とファッションには共通するところが多いのだから、両方とも同じコースで教育すればいい、と利いた風な意見を述べたことがある。す...建築中の安藤忠雄の《同潤会青山アパート》や黒川紀章の《日本看護協会ビル》にも商業スペースが設...

『10+1』 No.32 (80年代建築/可能性としてのポストモダン) | pp.30-32

[論考]

東京のタイポ・モルフォロジー | 塚本由晴藤村龍至

Typology/ Morphology of Tokyo | Tsukamoto Yoshiharu, Ryuji Fujimura

このところ東京都心部では、「東京ミッドタウン」や「新丸ビル」等、大規模再開発による大型商業施設が続々とオープンしている。経済構造改革と連動した「都市再生」と呼ば...三──擬似例として《国立新美術館》における黒川紀章+日本設計、《21_21 DESIGN SIGHT》における安藤忠...

『10+1』 No.47 (東京をどのように記述するか?) | pp.76-84

[ゼロ年代の建築・都市 3]

家型の二一世紀 | 五十嵐太郎

House Form in the 21st Century | Igarashi Taro

建売住宅から学ぶこと 家型という視点から眺めていくと、一九八〇年代の建築は基本的に七〇年代の延長にあり、記号的な表現をさらに展開し、思考を深めている。 石井和紘...的な構成による長谷川逸子の《小山の住宅》、黒川紀章の《高志会館》、ヘキサの《スパイヤー》、石...

『10+1』 No.50 (Tokyo Metabolism 2010/50 Years After 1960) | pp.33-34

[論考]

出動せよ! パトレイバー | 上野俊哉

"Patlabor"March! | Ueno Toshiya

『機動警察パトレイバ─』はOVA(オリジナルビデオ)、TVアニメ、マンガ、映画と四つのメディアをまたにかけたSFアクションアニメである(設定は微妙に異なっており...つの「首都圏」を作ることが目指されている(黒川紀章とグル─プ2025のプロジェクトを想起せよ...

『10+1』 No.01 (ノン・カテゴリーシティ──都市的なるもの、あるいはペリフェリーの変容) | pp.180-185

[論考]

ペリフェリーの構造転換 | 上野俊哉

Structural Conversions of the Periphery | Ueno Toshiya

われわれはおそらく、ルフェーヴルによる空間の政治学に対する要求と、つまるところ、まさしくグラムシ的な建築の探求を擁護するためになにかを語らなければならないことに...も「変節」していない(かつて罵倒されていた黒川紀章の計画が比較的ニュートラルに評価されていた...

『10+1』 No.01 (ノン・カテゴリーシティ──都市的なるもの、あるいはペリフェリーの変容) | pp.124-136

[論考]

ゴジラVS.メタボリスト | 八束はじめ

Godzilla Versus The Metabolists | Yatsuka Hajime

1──図版出典『ゴジラ』(昭和二九年作品) ©東宝株式会社南洋の未開の島からマンハッタンに連れていかれ、そこで壮絶な死を遂げる『キングコング』以来、怪獣ものの映...の場、大阪城の傍らにもう一人のメタボリスト黒川紀章が府庁舎を建てることになっている。見事な暗...

『10+1』 No.01 (ノン・カテゴリーシティ──都市的なるもの、あるいはペリフェリーの変容) | pp.180-185

[論考]

「更地と集合住宅」──多摩丘陵におけるニュータウンと集合住宅の分節 | 塚本由晴

Vacant Lots and Communal Housing | Tsukamoto Yoshiharu

ニュータウンに行くと感じることがある。それは、これは建築のロマンなのか? 土木のロマンなのか? それとも政治のロマンなのか? ということである。そんな問題のたて...対するこだわりである。同じくメタボリストの黒川紀章がカプセルの建築家ならば、菊竹清訓はスラブ...

『10+1』 No.01 (ノン・カテゴリーシティ──都市的なるもの、あるいはペリフェリーの変容) | pp.67-75

[論考]

分断せよ、さらば滅びん☆一 ──アメリカのゲーティッド・コミュニティをめぐって | エドワード・J・ブレークリーメアリー・ゲイル・スナイダー佐藤美紀

Divided We Fall: Gated and Walled Communities in the United States | Edward J. Blakely, Mary Gail Snyder, Sato Miki

ゲートで閉ざされるアメリカン・マインド アメリカにおいてハウジングや教育、公共交通機関や宿泊施設など、あらゆる場での差別が法的に禁じられてからすでに三〇年以上が...ntage, 1961. 邦訳=『アメリカ大都市の死と生』(黒川紀章訳、鹿島出版会、一九六九)。 ★五──Oscar New...

『10+1』 No.18 (住宅建築スタディ──住むことと建てることの現在) | pp.194-204

[論考]

90年代都市プロジェクト | 奈尾信英

Urbanism Projects of the 90s | Nao Nobuhide

ローマでの体験 1999年の12月から2000年の1月にかけて、私は仕事の関係でイタリアにおける建築物の保存・修復について調べるためにICCROM(文化財保存修...コ・シティからエコ・メディア・シティへ」(黒川紀章) ★「バイド・シティ」(アムステルダム、モ...

『10+1』 No.19 (都市/建築クロニクル 1990-2000) | pp.97-105

[論考]

26:ユニット派あるいは非作家性の若手建築家をめぐって | 五十嵐太郎

The Unit Group: On the Non-Authorship of Young Architects | Igarashi Taro

メディアがユニット派を注目する 今年の後半、飯島洋一による「ユニット派批判」の論文が話題になった★一。ユニット派とは何か。アトリエ派の建築家が強いカリスマ的な指...六〇年代の高度経済成長期は、メタボリズムの黒川紀章や菊竹清訓など、多くの若手建築家がメガスト...

『10+1』 No.22 (建築2001──40のナビゲーション) | pp.134-145

[批評]

他者が欲望する黒船都市、トーキョー──ねじれたトポロジーの表出 | 五十嵐太郎

The Other's Black Ship Tokyo: The Manifestation of a Torsional Topology | Igarashi Taro

1 錯乱のプロローグ 一九八×年:おそらく二〇世紀の「東京」。人々は平和を謳歌している。見慣れた渋谷や新宿の風景。どこにでもいそうな公園の男女。ダンサーを志望す...な側面をきわだたせるというあのやり方★四。黒川紀章や上田篤など、広く読まれた都市論のほとんど...

『10+1』 No.12 (東京新論) | pp.80-90

[column]

消されたリアリティ | ホフマン真帆子篠儀直子

Vanished Reality | Mahoko Hoffmann, Shinogi Naoko

二〇〇〇年九月に東京へ来たとき、わたしは二つの場所のうちのどちらかに住みたいと思っていた。黒川紀章の設計した《中銀カプセルタワービル》か、渡辺洋治の設計した《第...所のうちのどちらかに住みたいと思っていた。黒川紀章の設計した《中銀カプセルタワービル》か、渡...

『10+1』 No.29 (新・東京の地誌学 都市を発見するために) | pp.130-134

[論考]

いまなぜ「ビヘイビオロロジー(ふるまい学)」なのですか? | 塚本由晴南後由和

Why "Behaviorology" Now? | Tsukamoto Yoshiharu, Yoshikazu Nango

アンリ・ルフェーヴルとの出会い、 空間の実践と主体の召還 南後──本日は、塚本さんが最近実践されている「ビヘイビオロロジー(ふるまい学)」について、そこに通底す...うのです。 これが六〇年代の、特に菊竹清訓、黒川紀章のメタボリズムとまったく異なるのは、そこに...

『10+1』 No.49 (現代建築・都市問答集32) | pp.84-89

[論考]

モダニズム建築の保存はなぜ難しいのか? | 倉方俊輔

Why is It Difficult to Conserve Modern Architecture? | Kurakata Shunsuke

《都城市民会館》(一九六六)[図1]は、ぎりぎりのタイミングで残されることになった。菊竹清訓の構想力の大きさを印象づけたこの建築も、新たな市の総合文化ホールの建...、《大阪中央郵便局》(一九三九)、設計者の黒川紀章自身が取り壊し反対を先導した《中銀カプセル...

『10+1』 No.49 (現代建築・都市問答集32) | pp.114-115

[翻訳論文]

ナイト・ディスコース──ストリートにおける意味の生産と消費 | ティム・クレスウェル日比野啓

Night Discourse: Producing/ Consuming Meaning on the Street | Tim Cresswell, Hibino Kei

建造環境が建造されるのは建造を許可されたからである。建造環境が建造を許可されたのはそれが制度ないしは支配的文化を表象し反映しているからである。建築物の予算がパブ...age, 1961.(邦訳=『アメリカ大都市の死と生』[黒川紀章訳、SD選書、一九七七])。 ・K. Jacobs, 'Night Disc...

『10+1』 No.34 (街路) | pp.137-148

[対談]

ポスト地政学の趣都論──ストリート/建築への眼差し | 隈研吾森川嘉一郎

Post-Geopolitics, Community of Interest and the City: Eyes to the Street/ Architecture | Kuma Kengo, Morikawa Kaichiro

隈——建築への関心がそれまでの内部から「お外」へと志向し始めたのは九○年代の最初の頃だったでしょうか。地面でゴロゴロする若者、いわゆる「ジベタリアン」が増えてき...阪万博の頃にはすでにあったように思います。黒川紀章のメタボリズムのIHIなどにも、建築という完結...

『10+1』 No.34 (街路) | pp.64-78

[資料]

コンパクトシティを考察するためのブックガイド | 岡部友彦坂口祐山雄和真

Book Guide for Studying Compact City | Okabe Tomohiko, Sakaguchi Yu, Yamao Kazuma

古典 「EKISTICS - Science of Human Settle-ments」を主体とするドクシアディスの都市論をまとめたもの。体系的な科学としての...O] J・ジェコブス『アメリカ大都市の死と生』黒川紀章訳、鹿島出版会、1977近代都市計画史におけるマ...

『10+1』 No.31 (コンパクトシティ・スタディ) | pp.165-168

[論考]

八〇年代リヴィジョニズム | 日埜直彦

80's Revisionism | Hino Naohiko

1   なぜ八〇年代なのか リヴィジョニズム リヴィジョニズム=re-vision-ism、という言葉を聞いたことがあるだろうか。ちょっと耳慣れない言葉かもし...る一九六一年の『アメリカ大都市の死と生』(黒川紀章訳、SD選書、一九七七)と、ロバート・ヴェンチ...

『10+1』 No.32 (80年代建築/可能性としてのポストモダン) | pp.78-92

[論考]

「美術館都市」は可能か? | 暮沢剛巳

Is the "Art Museum City" Possible? | Kuresawa Takemi

Q──最近、六本木アート・トライアングルってよく聞くけど、あれって何のことなの? A──ここ数年、六本木には立て続けに大きな美術館が開館したじゃない? そのなか...の施設を流用していた。結局はプロポーザルで黒川紀章案が選ばれたけど、美術館建設に当たっても、...

『10+1』 No.49 (現代建築・都市問答集32) | pp.132-133