加藤幹郎
中央公論新社、2006年7月、302ページ
ISBN=4121018540
[映画/写真 4]
この小論は、一九五〇年代の京都市をケーススタディとする都市と映画の文化史的スケッチである。この時期、京都市は松竹、大映、東映(東横)など巨大映画撮影所をかかえ、最盛期には六〇館以上もの映画館が活況を呈する映画都市であった。百万をこす都市住人たちがひしめきあうこの狭隘な扇状地で、映画はどのように享受されたのだろうか。 ...
『10+1』 No.17 (バウハウス 1919-1999) | pp.27-28